「gundam22v」さんのページ
- ユーザ情報
- 年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 627563
- 自己紹介
-
点数は細分化されているために結構迷います。
完全に主観ですが、6点以上なら及第点
で楽しめた作品という感じです。

4点 三つ目がとおる
偉大な手塚先生の作品なんですけど、これは今読んでしまうと駄目でしたね。オカルトブーム時代だからこそって感じと少年誌を意識して悪く言えば幼稚さ取り入れているストーリーがどうしても。後世に時事的にアップデートされ影響受けたであろう他漫画家の作品群の方が面白いんだろうなと思います。ただこの時代にボクっ娘(正直好きじゃないが)がヒロインだったり先生の先駆者ぶりには感嘆するばかりです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-04-06 21:21:26] [修正:2015-04-06 21:21:26] [このレビューのURL]
8点 ルードウィヒ・B
未完ということで知ってはいましたが、読むのを避けていたことを後悔するほど面白い漫画でした。大音楽家「ベートーヴェン」を主人公に扱う伝記漫画。漫画界の巨匠最後の作品だけあって、オリキャラ(フランツ)を相当に絡めて史実じゃない部分(難聴の原因がフランツの行為等。フランツを作中ナレーションでもこのような記録があると史実人のごとく書いているのは誤解を与える箇所なので個人的にはマイナス印象)もありながらも、史実エピソードも交えベートーヴェンを分かりやすく本質を伝えようとしている部分が素晴らしかったです。だからこそ未完ではありますが、趣旨としてはそれなりに充たしている作品ではあるかと。おそらく最後は途中で第九を匂わす箇所が伏線として出て来ていたので、それをもってフランツとは和解するところを帰着点としているような感じでした(ついでにフランツを破滅させるような匂いも感じましたが)。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-04-02 02:22:40] [修正:2015-04-02 02:22:40] [このレビューのURL]
7点 かぶく者
世にも珍しい歌舞伎業界を扱った漫画。画力と演出はなかなか素晴らしいもので、歌舞伎知識や業界の裏みたいなのも描かれており、勉強になった作品です。ただ李園の血統絶対主義を批判的に描いていた一方で、主人公も結局そういう産まれだから芸が上手いというモヤモヤした感覚。その勝手なヤンチャぶりが激しく作中で芝居壊しと呼ばれる台本無視を連発して、かなり引く部分があったのも事実です(脚本への敬意皆無でアドリブの域ではない)。この辺がまだ抑え気味で初期ストリートで色々やってた頃が一番面白かったかなと。打ち切りされてしまうほど人気が厳しかったのも納得です。題材のマイナーさはあんまり言い訳できないかなと思います。それでも長所が勝り、安定した話作り、打ち切りで第一部完ですがさほど尻切れ感はなく話を一応畳んだことは評価したいです。一読の価値がある良作だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-03-23 23:50:39] [修正:2015-03-23 23:50:39] [このレビューのURL]
9点 CLAYMORE
同作者の「エンジェル伝説」時代より画力は連載中格段にあがって行きながら、独自のファンタジー世界観に合致しています。あの当時からのシリアス面でのグッと来る描写、熱い描写はこっちでも健在で、ダークファンタジーの中希望の灯を感じる根は王道という素晴らしい作品です。バトル漫画でもありますが、迫力があって描き込みが多いのに見やすいのも助かります。ストーリーの最初は「評判ほどか?」という感じですが、テレサ編衝撃の結末から一変します。そこから出発したと言って良いほどで魅力的な仲間達、話の広がり、随所になされる豊富な伏線の回収など目が離せませんでした。少しはダレかけましたが一気読みだと大丈夫なレベルでした。これだけ過酷かつ色々あっても、終盤が秀逸展開(主人公以外がラスボスを倒すのに喜びを感じる意味でも凄い)かつ大団円なのも読後感が良かったです。連載がとても長かったですが(13年程度はやや長すぎ感はあるが)絵はスタミナ切れしない、話も綺麗に纏まるという意味で少ない作品です。ここでの評価が高いのにも納得で自分もまた一票を投じたい名作だと思います。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2015-03-13 05:01:26] [修正:2015-03-13 05:01:26] [このレビューのURL]
3点 深夜食堂
まず絵が生理的に駄目でした。正直気持ち悪いという感じです。女性なんて美人設定でも全然分かりません。話もこの手の1話完結ものにしてはとても短く、他作品以上に山なし落ちなしが酷かったです。人情ものとしてもベタベタだし、職業的な薀蓄がある訳でもなし。ドラマ化、映画化もされているようですが何が良いのか分かりません。絵がアレなので実写の方が良いとは思いますが。試し読みしていきなり大人買いしないで本当に良かったと感じました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-03-07 17:24:00] [修正:2015-03-07 17:24:00] [このレビューのURL]
7点 武田勝頼
超有名で今も武名が轟く武田信玄亡き後、それを勝頼が継いでたった10年で滅んでしまった衝撃的な事実。普通のドラマでは信玄死亡、途中で長篠敗北・武田滅亡とあっさりになりがちな行間を描いた稀有な作品です。結果論から導かれる通俗的な勝頼が暗愚で無能だったからという部分を否定しながらも、美化擁護というほどの演出にはなっていない(武将として信長や家康が恐れる優れた部分を描きながら、跡目を継いでも身内を纏めたり、抑え込めず勝機を逃したり、改革を先送りにしている部分などは可哀想の一言では済まない)ところには中立性を感じて評価出来ます。他は横山漫画の長所や短所を含めて同じですが題材の良さに個性を感じる作品です。展開に考えさせられつつ実質戦うことさえも出来ないでドミノ倒しみたいに武田が滅んで行く終盤の物悲しさは心に来るものがありました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-28 20:27:31] [修正:2015-03-01 06:54:19] [このレビューのURL]
6点 スマグラー
絵に個性はありますがデビュー作ということもあってか、粗くキャラの描き分けが甘い部分、女性キャラに至っては馬顔そのままな部分は気になります。ただ内容としては読ませるものがあり、「運び屋」という裏世界ならではの面白さは出せていたと思います。全1冊ものとしては良い出来で完結しており、映画原作となったのにも納得です。新装版で読みましたが本編の前日談が後付けで追加されて、画力の向上には驚きました。内容も本編の良い補完になっていたと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-27 19:23:32] [修正:2015-02-27 19:37:15] [このレビューのURL]
8点 刻刻―KOKKOKU
「寄生獣」と設定は違いますが、雰囲気が似ていて画力の点ではこちらが上だと思います。狭い人間関係の割に駆け引きがあり先が読めない展開、竹を割った感がある(粘着質ではない)が本質を抉る心理描写などにもその辺を感じます。さりげないギャグ描写も意外に笑えました。主人公側よりも悪役の佐河に独特の魅力があったと思います。ややラストに唐突感がありましたが上手く畳んだ方ではあったかと。無料で現在配信されている「刻々300日後」という後日談を読めばその唐突感があった人物についても多少掘り下げるフォローもされています。まあ全体として止まった世界での限られた少人数の争いという地味めな作品であることは否定しませんが、近年の秀作であることは間違いないです。作者にかなりのセンスを感じたので次回作も期待します。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-27 01:59:23] [修正:2015-02-27 01:59:23] [このレビューのURL]
6点 県庁の星
民間研修に行く公務員主人公という珍しい漫画。同じような傾向に感じた「機動公務員かもしか」に比べると原作が当時ヒットした小説だけに突っ込みどころは減っているところ、随所に公務員のお役所体質をネタにしながらも、一定のオブラートに包みながら笑いで描くバランスは良かったと思います。真剣に考えると腹立たしいのですが。
主人公が県庁エリートに割には馬鹿に思える描写が多いこと、アラサー小2子持ちシングルマザーヒロインとの見てはいけないような気持ちになってしまうラブコメ要素(彼女との掛け合いは楽しいんですけどね)など余計に感じた部分はありますが、全4巻で纏まっている佳作だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-20 07:03:54] [修正:2015-02-20 07:03:54] [このレビューのURL]
6点 島津戦記
漫画の出来としては同作者の「元親」の方が良いです。地方の王者歴史ものとして基本スタンスは同じですが、こちらの作品では秀吉、家康の中央天下人が典型的な極悪・小物なだけ(両名ともがこうなっている作品は珍しいが)で島津にやり込められて悔しい演出になっており、美化伝記だなと感じる要素が強いです。島津の戦上手かつ一本気で真摯な部分は十二分に描けていますが、一方での頑固さやプライドの高さが災いして後半の失敗に繋がる部分は無視した格好になってしまっています(元親は結局俺は井の中の蛙だったのだな、秀吉の器量の圧倒される部分も触れている)。
関ヶ原直前に夜襲を提案して蹴られて、三成と喧嘩をしてやる気を失くした島津義弘のどっちもどっちの史実的な醜態を描かずに、歴史に残るがただの撤退戦を家康を奇襲で討つための示し合わせた作戦、あともうちょっとだったとかしている部分等も明らかに無理がありました。
それでも島津を主人公に扱った歴史漫画が他にはないこと、前半の九州統一辺りまでは突っ込みどころも少なく出来が良い作品であること、漫画でイメージを持ちつつ足跡を知ることで勉強になる部分がある作品であることは間違いないですが。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-18 00:49:08] [修正:2015-02-18 00:49:08] [このレビューのURL]
月別のレビュー表示
- 月指定なし
- 2010年12月 - 42件
- 2011年01月 - 12件
- 2011年02月 - 16件
- 2011年03月 - 1件
- 2011年04月 - 1件
- 2011年10月 - 2件
- 2011年12月 - 1件
- 2012年01月 - 6件
- 2012年02月 - 7件
- 2012年03月 - 1件
- 2012年08月 - 6件
- 2012年09月 - 9件
- 2012年10月 - 8件
- 2012年11月 - 4件
- 2012年12月 - 2件
- 2013年01月 - 2件
- 2013年02月 - 5件
- 2013年04月 - 1件
- 2013年05月 - 1件
- 2013年06月 - 4件
- 2013年07月 - 4件
- 2013年08月 - 4件
- 2013年09月 - 4件
- 2013年10月 - 3件
- 2013年11月 - 2件
- 2013年12月 - 3件
- 2014年01月 - 3件
- 2014年02月 - 1件
- 2014年03月 - 10件
- 2014年04月 - 3件
- 2014年05月 - 3件
- 2014年06月 - 3件
- 2014年08月 - 20件
- 2014年09月 - 7件
- 2014年10月 - 7件
- 2014年11月 - 10件
- 2014年12月 - 20件
- 2015年01月 - 15件
- 2015年02月 - 5件
- 2015年03月 - 4件
- 2015年04月 - 5件
- 2015年05月 - 7件
- 2015年06月 - 7件
- 2015年07月 - 8件
- 2015年08月 - 11件
- 2015年09月 - 15件
- 2015年10月 - 7件
- 2015年11月 - 2件
- 2016年01月 - 7件
- 2016年02月 - 13件
- 2016年03月 - 6件
- 2016年04月 - 7件
- 2016年05月 - 6件
- 2016年06月 - 4件
- 2016年07月 - 6件
- 2016年08月 - 6件
- 2016年09月 - 9件
- 2016年10月 - 6件
- 2016年11月 - 6件
- 2016年12月 - 8件
- 2017年01月 - 8件
- 2017年02月 - 7件
- 2017年03月 - 9件
- 2017年04月 - 14件
- 2017年05月 - 6件
- 2017年06月 - 13件
- 2017年07月 - 15件
- 2017年08月 - 9件
- 2017年09月 - 8件
- 2017年10月 - 4件
- 2017年11月 - 9件
- 2017年12月 - 7件
- 2018年01月 - 12件
- 2018年02月 - 14件
- 2018年03月 - 11件
- 2018年04月 - 6件
- 2018年05月 - 10件
- 2018年06月 - 10件
- 2018年07月 - 14件
- 2018年08月 - 4件
- 2018年09月 - 8件
- 2018年10月 - 7件
- 2018年11月 - 2件
- 2018年12月 - 4件
- 2019年02月 - 1件
- 2019年06月 - 2件
- 2019年10月 - 2件
- 2019年12月 - 3件
- 2020年02月 - 1件
- 2020年04月 - 2件
- 2020年05月 - 2件
- 2020年10月 - 1件
- 2020年11月 - 1件
- 2021年01月 - 2件
- 2021年03月 - 1件
- 2021年06月 - 1件
- 2021年07月 - 2件
- 2021年10月 - 1件
- 2021年12月 - 1件
- 2022年02月 - 1件
- 2022年07月 - 1件