「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

6点 レッド

連合赤軍事件の話を実名を使わずまとめたものです。ただし完結とはいえタイトルを変えて続編がありますので事実上はまだ続いています。15人のキャラクターに特定の番号が振られているのがまず気になるところかと思います。これはある順番ですが、読んでいるうちになんの順番かわかり、効果的な表現になっています。こういった活動が活動成果の上でピークを過ぎてからの話で、威勢のいいことを言ってる割には状況はジリ貧であるということは言わない約束で活動を進めていくため、組織外に影響を与えることができなくなって矛先が組織内に向き崩壊が始まるという組織運営上避けるべき流れを見事になぞってしまい、ついには組織内殺人に至ることになります。基本当事者視点なので威勢のいい言葉に隠された精神的疲弊はあまり描かれていないので悲壮感は少なめですが、その分ときおり垣間見える「もう後戻りできない」等の本音が忍び寄るさらなる狂気を感じさせます。古い話でここまで行かないうちに何とかできる組織にしないと、なのでしょうが、昨今の大会社の崩壊を見ると、まだ古い話で今更感が、と言い切れない部分もあるかと思います。

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[投稿:2017-07-02 07:42:39] [修正:2017-07-02 07:42:39] [このレビューのURL]

完全にではありませんがラーメンから離れて江戸時代の料理に焦点を当ててきています。イマイチ流行らない居酒屋の店主が江戸時代に行き来できるようになって江戸からヒントを得て現代に戻って新メニュー開発したり、現代の知識を江戸時代で発揮して賞賛を得たり、お忍びで町に出てきた将軍様と食べ歩きしたり、といったところです。そこに居酒屋の経営に苦言を呈する友人がいたり、前例主義の奉行に主人公の江戸では斬新な料理を否定されたりといった過去作に通じる作風も感じられます。
 流行りのグルメマンガと異世界もののミックス版の一種と言えるでしょう。マンガはギャップの大きさで興味を喚起する面がありますが、異世界に頼らざるを得ないのは、現代だけで相応のギャップが調達できなくなってきているのでしょうね。

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[投稿:2017-06-11 11:28:27] [修正:2017-06-11 11:28:27] [このレビューのURL]

「天体戦士サンレッド」的な世界観です。ヒーロー側も悪の組織側も普通にいる世界。違うのは悪の方の女幹部がアメコミチックなヒーローにベタ惚れで「ヒーローに最も近くに居られるのは悪の組織」という飛躍した思考で悪の組織に入り戦いを挑むというか、ストーキングに励む点です。エスカレートして入籍迫ったりもしています。タイトル通り最初は登場時足引っ掛けてズッコケたり普通に残念な感じですが、だんだん「その実力違う方向に発揮すれば」みたいな残念さに変化しつつあります。基本ほのぼの?ドタバタ、ラブコメ?といった感じです。サラッと読めて軽く笑えるいいマンガだとおもいます。

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[投稿:2017-06-11 11:03:00] [修正:2017-06-11 11:03:00] [このレビューのURL]

タイトルと中身がイマイチ一致しません。姉は背が小さくてもアグレッシブなのでヘタレと言われると、ちょっと違う気もします。
 それは置いといて、ませた妹みたいな姉を愛でられればそれでいいんじゃないかと思います。この手のマンガとしては弟も変態の領域には入ってないかな?というマイルドな設定ですし。

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[投稿:2017-05-02 09:04:14] [修正:2017-05-02 09:04:14] [このレビューのURL]

タイトルといい、昔はヤンチャしてました的な設定とか、狙いすぎな面もありますが、はやりの食べ物マンガとしては上限でもちょっと料理好きな奥さんレベルで作れそうな感じでいいんじゃないかと思います。うまい桃はなりふり構わずむさぼり食うとか、カッコつけた料理だけじゃないのもいいかと思います。

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[投稿:2017-04-02 11:17:32] [修正:2017-04-02 11:17:32] [このレビューのURL]

 婿入りというか、結婚前に嫁の家に短期間住んでる状態ですかね。で、婿がラッキースケベ三昧。主に義母と。というわけでデブとムチムチの間あたりの熟女好きあたりの人はどうぞ、といった感じです。
どっちかというと「ど根性ガエルの娘」の旦那がどんな漫画描いてるのかちょっと気になった、というのが読んだ動機です。

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[投稿:2017-04-02 10:42:26] [修正:2017-04-02 10:44:01] [このレビューのURL]

 完全に二匹目のドジョウ狙いです。ドジョウが好きならどうぞ、としか言いようがありません。そのドジョウ成分たるエロ可愛いお姉さんという共通点も、エロ方面に裁量幅が大きそうなヤンマガという舞台を用意されているのに、少年誌の作品と大差ないのはガッカリせざるを得ないと思います。
 「だがしかし」との違いは何か、というと、かの作品は駄菓子の売り上げに貢献したし、取り上げられた駄菓子が売り場に並ぶようになったが、この作品で手品グッズが売れるようになるとは思えません。マンガの外からの訴求力に圧倒的な差がある気がします。

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[投稿:2017-03-04 09:59:11] [修正:2017-03-04 09:59:11] [このレビューのURL]

 最近急速に増えたグルメマンガの一つですが、特徴はだいたいが、やたらめったら甘々な夫婦が、それも夫の方が妻の気分を見越して色々な酒を用意して「しふく」の一杯をたいらげて、総入れ歯になりそうな歯の浮くイチャコラを見せつけて終わり、という流れです。あとはこの甘さにどこまで耐えられるかが読者に要求されます。

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[投稿:2017-02-05 17:10:43] [修正:2017-02-05 17:10:43] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

悪くはないです。ツンデレ気味ですが、娘がずっとお父さんを好きな珍しい設定です。しかもまったくつれない次女のほうも、お父さん似の子を選ぶという、お父さんもういつ逝っても本望、くらいのお父さんキラーな作品です。女だらけの家庭で父権という言葉がまったくない環境ですが、会社では部長やってるくらいだからしっかりしてるとこはしてるので、コロコロした見た目だけで愛されてるわけでもないところもいい点だと思います。

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[投稿:2017-02-05 16:49:22] [修正:2017-02-05 16:49:22] [このレビューのURL]

 タイトル通りの設定です。ヒロインがトラウマによるメガネ恐怖症でヒーローが裸眼恐怖症という設定です。一発ネタみたいな設定なので長続きはしないとは思いましたが、まあまあ不満のない範囲で軟着陸したと思います。この作家さんはキャラに対して全方位的に優しいので、メリハリはないですが安心して見てられるといった感想が浮かぶ作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-02 12:31:44] [修正:2017-01-02 12:31:44] [このレビューのURL]

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