「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 普通年を取ると時間の流れが速く感じる、と言いますが、個人的には、前作うしおととらより10巻くらい長いだけ、と思えないくらい長く感じました。特に後半は長く感じるのだけど駆け足な感じもする不思議な印象を受けます。一番印象的なのは、生命の水を飲んだ時の後ろから抱かれる描写です。何か大きな人生の転換期の書類にサインをする時とかに、あの絵がどうしても頭の中でちらついてしまいます。「契約」というものを端的に表した秀逸な描写だと思います。あのコマだけは10点。全体としては長くて読み返すのが骨が折れるので7点。

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[投稿:2010-12-26 23:05:44] [修正:2010-12-26 23:05:44] [このレビューのURL]

 ただ単に短距離走って青春してるモノではなく、異常といっていい育ちと育てられ方、周囲に渦巻く策謀、色恋沙汰あり、そして100m走、といった感じです。この作品には狂気が描かれていると思いますが、他の作品のわかりやすい狂気とはちょっと違います。「神の領域」への憧憬以外にも狂気が潜んでいる気がします。そこが気になり妙にあとを引く作品です。
 絵がちょっと独特のアクの強さがありますが、今のマンガに慣れてしまうとこれだけ詰め込んで14巻で終わりという濃さは魅力です。つい一気読みしてしまいます。

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[投稿:2010-11-30 00:38:23] [修正:2010-11-30 00:38:23] [このレビューのURL]

 終わるちょっと前の頃、久しぶりにチャンピオン買って読んで意外に面白くて全巻読んだ記憶があります。コミックじゃ多分余程暇じゃない限り手に取らなかったと思います。コロコロコミック以上少年誌未満という印象の表紙だった上に、すでに巻数も手頃とは言えないところまでいっていたのでちょっと読んでみようとは思える状況じゃあリませんでした。話は基本脳天気な話が多いですが、ときどきちょっと暗い話もあったりして、話に起伏があり飽きずに読めました。
 夢中になって読んだけど読み返すほどではないので7点。
 
 

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[投稿:2010-11-23 11:29:05] [修正:2010-11-23 11:29:05] [このレビューのURL]

基本各キャラの掘り下げを進めるという方向ですね。その結果キャラが増えてはいますが。気がつくともう前作並みの長さになっています。本作になって当初ギャグがちょっと編集担当の人が変わった?という感じの違和感を覚えましたが、基本前作と変わらず面白いです。

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[投稿:2010-11-18 01:05:40] [修正:2010-11-18 01:05:40] [このレビューのURL]

7点 拳児

このマンガは、後の拳法が出てくるマンガに大きな影響を与えていると思います。
場合によってはポーズがそっくりそのままのマンガもあります。
拳法マンガの金字塔と言っても良いでしょう。
それほどの影響を与えたわりに、あまり有名ではないのは、地味なせいですかね。これほど多種多様なオッサンやジイさんが出てくる少年マンガもありません。
全巻通しで読むと面白いです。


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[投稿:2009-12-08 00:40:19] [修正:2010-11-11 01:43:43] [このレビューのURL]

タイトル通りストレートな柔道マンガです。
長過ぎず、短すぎず、ダレる事なくスカッと11巻まで読めます。
アラが無さすぎるのが欠点と言えば欠点。
「オラー!」じゃなく「おるぁぁ!」というかけ声が当時、妙に面白かった。

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[投稿:2009-12-08 02:27:52] [修正:2010-11-11 01:43:04] [このレビューのURL]

「ひぐらしのなく頃に」のあるキャラの元ネタになっていると聞き読みました。元ネタが確認できたのはもとより、作品自体が望外に面白かったので一気に既刊分読んでしまいました。個人的にはアニメも見ましたがマンガのほうが面白く見ることができました。原作が入手困難な今、月姫を知るならこのマンガがいいと思います。

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[投稿:2010-02-17 23:22:51] [修正:2010-11-11 01:41:40] [このレビューのURL]

漫画家を主人公にしたマンガとしては、「バクマン」よりこっちのほうがしっくりくるのは、歳のせいですかね。
 過密スケジュールに悩んだり悩むのやめたり、ネタ出しに悩んだり、悩んだあげく現実逃避に走ったり、編集者の心ない一言にモチベーションが乱高下したり。サイン会で無駄にテンション上げたり。題材としてはリアルな話ですがそれをギャグにして作品として面白く仕上げています。80年代風なノリを感じるこのシリーズ独特の懐かしさも手伝い、つい読んでしまいました。
 先に藤田和日郎さんの「からくりサーカス」を読んでいるとより面白いと思いますが、巻数がハンパ無いので、藤田さんの画風を知っておく程度に前知識を仕込んでおく、ぐらいでも良いかもしれません。

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[投稿:2010-11-06 15:11:42] [修正:2010-11-06 15:11:42] [このレビューのURL]

次から次へといろんなたたかいが見ることができて一回は夢中になって読めます。
初期と後期ではだいぶ絵柄が変わりますが、読み返さなければ気になりません。
絵はマッチョ系作画家として相変わらず気合い入っています。
そこがドギツサ、というか濃さを強調していますが、個人的には青年誌としてアリだと思います。
 前半のほうで敵キャラが師匠でもある酔っぱらいの親父に、見開きで「クソボケがー!」といきなり酒瓶で殴られる場面があります。技の応酬じゃなくて酒瓶で殴るほうに気合い入れて描いてるこういう天然的な笑いにどうにも耐性がなくて笑ってしまえるところも好きです。

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[投稿:2010-07-16 22:56:38] [修正:2010-10-25 01:02:50] [このレビューのURL]

このゆったり感はすばらしいですね。ストーリー的には特筆するところは無いですが、主人公も含めこの雰囲気に呑まれてしまっているように見えます。そしてそれは幸福な事だと思います。このマンガはすごくサッパリしていてその後味の良さが好印象な作品だと思いますので、ガツーンとくるようなマンガを所望の方には向きません。

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[投稿:2010-10-10 11:52:01] [修正:2010-10-10 11:52:01] [このレビューのURL]

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