「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

戦争時の理不尽さや排他的な考えは連鎖することがよく描かれていると思います。
この作品の変節点というかバッドエンドフラグはカウフマンがナチスの教育を受けてしまうところだと思います。これさえなければあのバッドエンドは無かったろうに、と思います。ということで個人的には間違った教育の恐ろしさが一番印象的でした。

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[投稿:2010-07-25 00:55:41] [修正:2010-07-25 00:55:41] [このレビューのURL]

これはサンデー風のスポーツマンガとしてサッパリ仕上がっていて読みやすいです。26巻あっても比較的サラッと読めます。コーチ出てきたときはちょっと「タッチ」の柏葉英二郎とダブりました。掲載時も読んでましたがコミックでまとめて読んだほうがわかりやすいので、今読んでも面白いと思います。MAJORの陰に隠れちゃってる感はありますが、個人的にはそれほどの差は感じません。というかあっちは長過ぎて・・・。

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[投稿:2010-07-24 23:00:14] [修正:2010-07-24 23:00:14] [このレビューのURL]

7点 HELLSING

吸血鬼とナチスと英国を混ぜると欧州の戦争の大義名分が結構網羅されて面白いものだなと思いました。終始どの陣営もハイテンションなのでアクションマンガとして一気読みするのもよし、少し考えて、化け物を倒すのは人間、化け物は化け物を倒せないとはどういう意味か?とか考えて読むのもいいと思います。確かに人はやたら死にますが、意外と想定内の表現なのであからさまな嫌悪感は感じません。ラストも作中の人死にの量と、わりに合わないほどスッキリしています。
個人的には、ナチスでバトルシーンがあるとやっぱり小林源文さんの影響が見えるなぁと思いました。気持ちはわかるので全然OKですけど。

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[投稿:2010-07-21 01:21:36] [修正:2010-07-21 01:21:36] [このレビューのURL]

 映画は知りませんがコンパクトにまとまった良い話です。最近世界に数人しか人がいないんじゃないの?という寂しい設定の作品が多い中、「死んでもその理念が生きて人を動かす」という超カリスマおばあさんがいることもあるが、価値観の違う人たち(オバチャン連中と男共で清々しいほどあからさまに違う)でも一緒に何かできるということが表現されている珍しい作品です。
引き伸ばし作品の多い昨今、3巻でこれだけ喜怒哀楽が表現できているのがすばらしい。

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[投稿:2010-07-18 16:42:11] [修正:2010-07-18 16:42:11] [このレビューのURL]

演劇など100%知らない子供の頃に読みました。それでも面白かった。今読み返すとこんなに短かったっけ?という印象です。この作品に出てくる演劇はなんとなくあらすじを知ることができたので、その後何か読んだり話するときに演劇に言及されてもこの作品で紹介されていて何となくわかって助かる、ということが何回かあって人生に影響を与えている、かもしれません。ドタバタもあるし途中で妙にホモ犬にスポットが当たったり逡巡する時期がありますが(たしかブラックジャックと二本立てでしかも表紙みたいな無茶もしていたのでしかたない気もします)、大筋は決まっていてラストも良いです。
 この作品の特徴として時事ネタを取込む傾向があり、リアルタイム近くの頃に読んだ人なら「ああ、あの事件をベースにしているな」という話もあると思いますが、今となってはわからないと思います。

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[投稿:2010-07-18 09:50:06] [修正:2010-07-18 09:50:06] [このレビューのURL]

7点 DAN DOH!!

やたらまっすぐなダンドーにゴルフを通して出会った人たちが改心したり復帰を志したり、そしてダンドーはいつの間にか世界の強者と戦っている、という感じのマンガです。したがってゴルフ自体のリアリティはあまり重要じゃないと思います。ピンチとピンチ回避の起伏が激しいので、飽きることなく読めますし、一冊あたりの読む時間もそれほど必要ないのでサラッと読めると思います。
個人的には今読むと健気なショタ萌えマンガという印象のほうが強いです。そういう視点で見てしまうと、赤野や戸高の「ダンドー萌え」っぷりがハンパないです。

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[投稿:2010-07-11 11:33:30] [修正:2010-07-11 11:33:30] [このレビューのURL]

料理マンガとしては古いものだと思います。しかし題材は今でも変わらず残っている食べ物がほとんどなので興をそがれることは無いと思います。また、古いながらも料理マンガでありながら荒磯勝負みたいな乱暴な設定の料理バトルとか、ライバルの行き着くところがアレなカレー戦争とか、今の料理マンガでもこう刺激的な表現のものはあまり無いと思います。
個人的にはまったく興味がありませんでしたが、トイレット博士に再三ネタとして引っ張り出されていたマンガでしたので、ちょっと読んでみたらそのまま読み切ってしまいました。

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[投稿:2010-07-03 20:49:25] [修正:2010-07-03 20:49:25] [このレビューのURL]

ジョジョが好きなら読めます。内容もジョジョと同等に面白いと思います。ただ、装丁が凝りすぎていて、繰り返し読みを阻害しています。私は箱を紛失してしまいました。普通の装丁で気軽に読み返したかった残念な作品。

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[投稿:2010-06-26 11:14:55] [修正:2010-06-26 11:14:55] [このレビューのURL]

モノローグが大人視点の主人公(子供)を中心に、大人になるうちに記憶から削ぎ落とされるたぐいの子供の世界を見せつけてくれます。大人になってからこういう世界が描けるものなのかと感心しました。時代設定が個人的にほぼストライクなのでなおさらです。ただ、「ああ、懐かしいなぁ」で済む内容ではありません。カツアゲ、いじめによる自殺、DV、転校、果ては弟の失踪等、重い内容がたった4巻のなかにこれでもかと盛り込まれています。そしてモノローグだけが大人視点というのがミソで、こういった重い内容を単なる子供視点でつむぐ言葉ではとても表現できないことを語ることに成功しています。ストーリー構築法が秀逸だと思います。表紙からは想像できない密度の濃いマンガでした。
作者が早世されているのが非常に残念です。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-26 02:02:23] [修正:2010-06-26 02:02:23] [このレビューのURL]

絵がすごいですね。特に今回は刺繍が。それも「どうだ!」といわんばかりの誇張もなく、淡々と描かれているので余計すごみがあります。話も当時の中央アジアの様子ってこんななんだ、とすっと納得させられてしまうアラを感じさせない設定で絵のすごさを引き立てるバランスのいい話だと思います。個人的には今後どう展開しようとこの絵のクオリティが保たれている限りは読みます。発刊ピッチは長めですが、待って読む価値があると思います。

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[投稿:2010-06-23 00:02:32] [修正:2010-06-23 00:02:32] [このレビューのURL]

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