「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

残念なマンガです。1巻だけが評価に値する、という感じです。2巻は、もう雑誌の休刊に伴い広げかけた風呂敷を慌ててたたむ作業の報告書みたいな印象を受けてしまいます。主人公は車屋の女子高生で特殊技能的な自動車メンテの才能を持っていて、父が伝説のドライバーですでに亡くなっている、というキャラです。が、残念ながらキャラを生かし切る前に終わってしまっています。最後のコマは「岡本先生の次回作にご期待ください!」というアオリがピッタリのギャグ寸前のベタベタな終わり方です。ひいき目に見て4点がいいところで、車に興味がない、もしくは上条淳士さん門下のファンでなければ忘れていいマンガだと思います。

ここからは車、特にアルファが好きな人向け前提で書きます。
このマンガのいいところは、なんといっても車の絵です。奇麗なのはいうまでもないのですが、ALFA155DTMに峠で遭遇するところが大好きです。見ることすら困難な好きな車がその車らしく走っている姿を突然見ることのできた時は個人的には声にならないほど嬉しい質なもので。
読者の絶対的パイが少ない(=売れない)ことはわかっている上で、アルファロメオがおそらく日本で一番売れた頃の車種たちとその人気の一助となった155のDTM参戦話をからめて何とかマンガとして世に出してくれたことに感謝の意もこめて私は購入しました。

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[投稿:2010-06-26 12:33:29] [修正:2010-06-26 12:33:29] [このレビューのURL]

ジョジョが好きなら読めます。内容もジョジョと同等に面白いと思います。ただ、装丁が凝りすぎていて、繰り返し読みを阻害しています。私は箱を紛失してしまいました。普通の装丁で気軽に読み返したかった残念な作品。

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[投稿:2010-06-26 11:14:55] [修正:2010-06-26 11:14:55] [このレビューのURL]

これはなつかしい。高バランスで面白かったです。一名しかいなくなってしまったかつては名門だった相撲部にいる主人公の試合に掛ける熱意に負け、集う柔道やレスリングや囲碁の猛者とその他一名が試合に出てガチで勝負したり、反則やったり。盛り上がったり笑えたり感動もできました。観客がドサクサまぎれに吹き出しだけでボケとツッコミやってるのが地味に好きでしたね。間延びを感じることなく巻数もちょうどいいです。
 鼻の曲がった空手家崩れが、何かにつけてまむしドリンクをやたら飲む場面がありますが、当時それを真似して学校の近くで安売りしていたまむしドリンクを箱で買って飲み過ぎて学校早退したヤツがいたなぁ。当時まわりでけっこう読んでる人多かったけど、意外とレビュー少ないですね。

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[投稿:2010-06-25 00:54:31] [修正:2010-06-25 00:54:31] [このレビューのURL]

8点 SEX

先に書いておきますが、私は上條さんのマンガには絵と雰囲気だけでノックアウトされてしまう質なので、余程のことがない限り高得点で評価してしまう傾向はあります。
 何となくキナ臭い話が始まりそうで面白そうだな、というところで最初の薄手の大判のコミックスはプッツリ2巻で刊行が止まってしまい、ガッカリしていました。雑誌のほうは読んでいなかったので打ち切りだと思っていました。それがどういう風の引き回しか、突然発刊が開始されました。何巻目かの帯に、「13年前の爆弾、いま炸裂。」と書いてありましたが、まさにそんな感じでした。
このマンガは、読むというより、見てもらいたいと思います。いつ見てもカッコいい。

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[投稿:2010-06-24 18:38:02] [修正:2010-06-24 18:38:02] [このレビューのURL]

5点 螺旋島

孤島で化け物に遭遇してバトル、というと、どうしても彼岸島と比較してしまいますが、あちらは青年誌、こちらは掲載誌が少年誌の増刊というスタンスのせいか、全体的にマイルドです。いろいろイベントは発生しますが主人公を最初からケンカが強くて頭も良くて常にポジティブシンキングという完璧超人的設定にして手っ取り早く問題をヒョイヒョイ解決していってしまいます。たぶん本当の読者層の少年であれば、頼れる兄貴のような主人公が次々問題解決する様を好感を持って歓迎するのかもしれません。
しかし残念ながら当方すでに少年とはほど遠い年齢ですので、絵も奇麗でツッコミどころも少ない優等生的な本作よりも、丸太かついでハーハーして噛まれて放尿三昧とかいろいろツッコミどころはあっても、彼岸島のほうが面白いので、彼岸島より−1点で5点としておきます。

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[投稿:2010-06-24 01:02:32] [修正:2010-06-24 01:02:32] [このレビューのURL]

ギャグっていうかコントっていうほうがあっているような気がします。一話完結で、基本ストーリーは無いに等しいです。お笑い芸人のショートコントが好きな人なら面白いと思うかもしれません。極初期の爆走妄想特急みたいな部分が特に妙な面白さがあります。サラッと読めて脳使いませんので気軽に読むのがいいかと思います。

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[投稿:2010-06-23 14:21:39] [修正:2010-06-23 14:21:39] [このレビューのURL]

導入部の主人公の病的な性癖?をドSな女子寮のルームメイトとそのメイドがいじるのは面白いです。さらに周囲の変な先輩やあやしい寮母などのキャラも立っていて面白いのですが、だんだん主人公のキャラ付けがエスカレートして残念すぎる子になってしまって、笑いを通り越して哀れさが漂ってきています。この先ちょっと展開が心配です。素直に楽しめるから6点というより、7点だったけど先行き不安で−1点という感じです。

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[投稿:2010-06-23 00:22:31] [修正:2010-06-23 00:22:31] [このレビューのURL]

絵がすごいですね。特に今回は刺繍が。それも「どうだ!」といわんばかりの誇張もなく、淡々と描かれているので余計すごみがあります。話も当時の中央アジアの様子ってこんななんだ、とすっと納得させられてしまうアラを感じさせない設定で絵のすごさを引き立てるバランスのいい話だと思います。個人的には今後どう展開しようとこの絵のクオリティが保たれている限りは読みます。発刊ピッチは長めですが、待って読む価値があると思います。

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[投稿:2010-06-23 00:02:32] [修正:2010-06-23 00:02:32] [このレビューのURL]

80年代してます。
過去にコンテストに優勝した高校の軽音楽部に入ったドラム担当のケンジが主人公。ライブハウス、合宿、コンテスト出場、とか、音楽要素はもちろん多いですが、意外と家族とかヒロインのグレた話とか、リーダーの受験話とか、それ以外の話も面白いです。
終盤に主人公が人生を変える一曲にあってずっと惚けて繰り返し聞いている場面が好きです。
全般通して安定した進み方をしていくので、初読で気に入ればそのまま読んでいけると思います。

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[投稿:2009-12-17 01:20:03] [修正:2010-06-20 22:31:03] [このレビューのURL]

学園不条理コメディという感じでしょうか。主人公のまわりにマトモな人が一人もいないで主人公が終始ツッコミにまわるハメになっています。不条理といわざるを得ない力技のギャグやキャラを、「なんだこりゃ」とおもうか「なんか妙に面白い」と思うかで好き嫌いが分かれると思います。
個人的には「なんか妙に面白い」と思いました。女の子以外の絵の引き出しがもう少し増えてくるといいなと思う反面、キャラの書き分けなどがうまくなってしまうと、この妙な面白さが減退してしまうような気もします。微妙なバランスで成り立っている作品かもしれません。

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[投稿:2010-06-20 22:18:35] [修正:2010-06-20 22:18:35] [このレビューのURL]

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