「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

今の段階では両極端な性格のメインキャラ二人が部活を通して、(主にキツい性格のほうが人間的に)成長していく、みたいな感じです。
 個人的には日舞をやっているのが強みになっているのが面白いです。70年代から80年代くらいのマンガだと、「空手ダンス」とか「京劇みたいだ」とか舞踊は格闘技マンガでは嘲笑の材料にされる傾向にあったと思います。しかしその後有名なところでは「YAWARA!」のバレエとか、マイナーなところでは上條淳士さんの「赤×黒」の能楽師とか、舞踊が格闘にプラス要因として表現されるようになってきているのが面白いと思います。

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[投稿:2010-08-02 22:41:45] [修正:2010-08-02 22:41:45] [このレビューのURL]

自分の指向する音楽の極北にあるジャンルで神格化されるまでに至るがそのジレンマに悩む主人公が面白い。最初はその設定が生きているので7〜8点くらいだが、そのあとはループと自己模倣で最後はフェードアウト、という感じです。これももう少しするとネタとして読んでおいたほうがいいマンガになるかも。

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[投稿:2010-02-14 23:06:32] [修正:2010-08-01 15:43:06] [このレビューのURL]

これは上條さんファン向けの作品集です。それもかなり初期の頃からのファン対象です。極初期の頃の作品は80年代マイナー系丸出しな感じです。TO-Y以降の作品もありますが、巻末インタビューで作家本人が例に出している「5時間かかるところを1時間で上げた」みたいな急ぎ仕事の産物がほとんどです。表紙のクオリティの絵は中表紙と巻末の3枚のイラストのみです。
したがってこの作品はリアルタイムに雑誌で読んでいた人が懐かしんで読むものかと思います。
しかし残念ながら私が雑誌で読んでいたのはTO-Yの途中からなので、肝心の絵が後の作品と違いすぎる、もしくは荒れているので個人的に3点とします。

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[投稿:2010-08-01 13:54:24] [修正:2010-08-01 13:54:24] [このレビューのURL]

おそらく「がきデカ」を知っている世代以外には、理解不能なマンガだと思います。したがって「がきデカ」を知っているという前提でレビューします。
話自体は昼メロ的なものを土台にして「がきデカ」の世界観と山上さんの芸風を青年誌向けにしながら、見事に再構築されていると思います。「がきデカ」は、リアルな背景の中でギャグをやる、というのが当時斬新といわれていたかと思いますが、今はリアルな背景のマンガは山のようにあるので目新しさは無いものの、同じスタンスを保っているのは、嬉しいところです。また、こまわり君が「がきデカ」時代からのおなじみのキャラの中では、比較的幸せな人生を送っているというのが意外です。というか、ひどいことになっているキャラが主に二人ほど(見方によってはもっと)います。ただ、山上さんのマンガに耐性のある人なら、まぁこういう展開もありかな、という範囲だと思います。個人的には久しぶりに山上さんのあまり知られていない地方をそれとなく取り入れる作風や、こまわり君が天然系の人にいじられてズッコケる姿が見られて、面白かったと思います。
しかし帯にアシスタントとして参加したとある江口寿史、泉晴紀、田村信という顔ぶれも、ある世代には懐かしい面子だと思います。作中に参加を感じさせるところは見当たりませんでしたが。

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[投稿:2010-08-01 10:58:32] [修正:2010-08-01 10:58:32] [このレビューのURL]

戦争時の理不尽さや排他的な考えは連鎖することがよく描かれていると思います。
この作品の変節点というかバッドエンドフラグはカウフマンがナチスの教育を受けてしまうところだと思います。これさえなければあのバッドエンドは無かったろうに、と思います。ということで個人的には間違った教育の恐ろしさが一番印象的でした。

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[投稿:2010-07-25 00:55:41] [修正:2010-07-25 00:55:41] [このレビューのURL]

これはサンデー風のスポーツマンガとしてサッパリ仕上がっていて読みやすいです。26巻あっても比較的サラッと読めます。コーチ出てきたときはちょっと「タッチ」の柏葉英二郎とダブりました。掲載時も読んでましたがコミックでまとめて読んだほうがわかりやすいので、今読んでも面白いと思います。MAJORの陰に隠れちゃってる感はありますが、個人的にはそれほどの差は感じません。というかあっちは長過ぎて・・・。

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[投稿:2010-07-24 23:00:14] [修正:2010-07-24 23:00:14] [このレビューのURL]

この作品は手塚さんが晩年に「甲冑少女もの」的なものに挑戦している、というところに驚きます。マンガのネタは手塚さんがすべてやりつくした、みたいな記事をエッセイとかで見かけますが、こんなジャンルまで手を出していたとは・・・。しかも時期的にもう年齢は50半ばくらいで。ここはすごいと思います。
ただ、肝心の作品のほうは、主人公がすごいオテンバで、剣の修行したり自分の生い立ちとかがわかったりで成長したかと思ったら、何かに憑りつかれたんじゃないかってくらい、もとのオテンバをさらに暴走させたようなキャラになって、話自体もなんかおかしな方向にいってしまいますので、5点といったところじゃないでしょうか。
しかし後半に出てくる馬に勃起するブンレツ君は少年誌ではちょっとマニアックすぎるキャラ付けだと思います。

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[投稿:2010-07-24 20:16:17] [修正:2010-07-24 20:16:17] [このレビューのURL]

最初の頃は結構シリアスで公道レースで人死んでたりしてけっこう暗いマンガだったと思います。ただ、そこをすぎるとほとんど日常系になり、主人公を中心に学校行ってバツ当番くらってガソリンスタンドのバイトで集金にいくふりして海に行ったり喫茶店に入り浸ったり隊長さんに時々会いに行ったり委員長となんとなくイチャコラしたりを延々と続けるので、一気読みする気にもなれず、気が向いたとき読んでやっと読み終わった、かな?でも読んだような読まないようなデジャヴに襲われて自信がない、という感じです。雰囲気を味わう感じですかね。
 しかし50巻て昔は異常な量に思えましたし、この作品の一番のウリ?だった気もしますが、いまや50巻前後の作品はザラにあるというのが隔世の感を抱かせます。

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[投稿:2010-07-24 00:11:52] [修正:2010-07-24 00:11:52] [このレビューのURL]

すごい酷評なので読んでみました。絵がヒドイというより、「西暦3000年」という「いちおくまんえん」レベルの設定を描くことを完全に放棄しています。テキトーに未来風。まあ一巻だけでそこまでやってられるかって感じなのでしょうかね。絵は確かにうまくはないと思いますが、ありがちな絵ですので、恐いもの見たさ的な欲求は満たされません。話のほうは、ある意味びっくりしますね。どんでん返しがこうも効果無しで終わる話も珍しいです。
まあ時間つぶしにはなったので3点。つぶれた時間は20分ほど。

それから2のほうは絵が普通にうまい人が描いてますが、点数は同じです。おかげで絵でカバーできる作品でないことがわかりました。2は将軍で鈴木。じゃあ3は総統で高橋あたりですかね。

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[投稿:2010-07-22 01:32:21] [修正:2010-07-22 01:32:21] [このレビューのURL]

ほぼ日常系の怖いマンガです。オチがないものが多いです。「なんか得体の知れないものに会いました。」であらすじが済んでしまうものが多い気がします。会ってどうした、とか解決したものはあまりないです。
このマンガの見どころは3つあると思います。一つは「おちょなんさん」に代表される独特の化け物。もう一つは「2006.阿佐ヶ谷」みたいな、いかにもあったかのような締めのコマの記述。それと最終巻の終わりの頃にある数ページ真っ白なページが続くところ。これ原稿料もらえたのだろうか?
雑誌で読んだほうが生きるタイプのマンガだと思います。単行本だとショートすぎてあっという間に読み終わってしまいます。

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[投稿:2010-07-22 00:21:01] [修正:2010-07-22 00:21:01] [このレビューのURL]

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