「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

7点 HELLSING

吸血鬼とナチスと英国を混ぜると欧州の戦争の大義名分が結構網羅されて面白いものだなと思いました。終始どの陣営もハイテンションなのでアクションマンガとして一気読みするのもよし、少し考えて、化け物を倒すのは人間、化け物は化け物を倒せないとはどういう意味か?とか考えて読むのもいいと思います。確かに人はやたら死にますが、意外と想定内の表現なのであからさまな嫌悪感は感じません。ラストも作中の人死にの量と、わりに合わないほどスッキリしています。
個人的には、ナチスでバトルシーンがあるとやっぱり小林源文さんの影響が見えるなぁと思いました。気持ちはわかるので全然OKですけど。

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[投稿:2010-07-21 01:21:36] [修正:2010-07-21 01:21:36] [このレビューのURL]

普段カケラも記憶にとどめておく必要のないものを見せられると、「うわぁー!あったあったこんなの」とつい言ってしまうことがありますが、まさにそれです。ただ、読まずにそこまでにとどめておいたほうが良いです。内容は、秀逸なあらすじのとおりです。
個人的には、これとか、同時期にサンデーでやっていた爆発ウギャーとか、どういう経緯で編集陣が連載に踏み切ったか、のほうがマンガの内容よりも、だんぜん興味深いです。

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[投稿:2010-07-19 22:41:55] [修正:2010-07-19 22:41:55] [このレビューのURL]

 映画は知りませんがコンパクトにまとまった良い話です。最近世界に数人しか人がいないんじゃないの?という寂しい設定の作品が多い中、「死んでもその理念が生きて人を動かす」という超カリスマおばあさんがいることもあるが、価値観の違う人たち(オバチャン連中と男共で清々しいほどあからさまに違う)でも一緒に何かできるということが表現されている珍しい作品です。
引き伸ばし作品の多い昨今、3巻でこれだけ喜怒哀楽が表現できているのがすばらしい。

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[投稿:2010-07-18 16:42:11] [修正:2010-07-18 16:42:11] [このレビューのURL]

藤田さんの「すごいジジイ系」の短編です。以前と同じく一点集中ですごいポテンシャルを持つジジイだけど物語に上から目線で君臨するのではなく、自分と戦ってまわりも含め人間として一段高みに登るというテーマは変わっていません。そして他作品と変わらぬ映画のようなハデなアクションシーン。締めもアメリカのドラマみたい。一冊で奇麗にまとまっている良作かと思います。

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[投稿:2010-07-18 00:59:57] [修正:2010-07-18 00:59:57] [このレビューのURL]

6点 わ!

学園日常もので微妙に生徒会も混ざっている4コママンガです。わ!の説明は他の皆さんにおまかせするとして、他にブレイクという題目で頻繁にあるあるネタが入ってきます。面白いし絵もいいのですが、1ページに4コマ1本なのでボリュームが少ないですね。
ただ作者さんが体調がよろしくないようですので、あまり無理せず描いて行って欲しいものです。

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[投稿:2010-07-18 00:43:13] [修正:2010-07-18 00:43:13] [このレビューのURL]

着眼点が近未来的で面白いかと思います。このまま加工食品が幅をきかせ続ければこのような世論が形成され法制化されてもおかしくないよ的な。ただ、マンガとしては一度読めば良いや、という感じです。
 とりみきさんはシリアス画といつものキャラを使い回すギャグ系とその両方を混ぜたものの3パターンがあると思いますが、今作の着眼点を生かすならシリアスで全編行ったほうが面白かったんじゃないかな、と思います。

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[投稿:2010-07-17 00:54:42] [修正:2010-07-17 00:54:42] [このレビューのURL]

話としてはオカルト+探偵もので、そこに主人公らをけむたがる警部が邪魔?して、みたいなありがちなストーリーですが、個人的には千之ナイフさんの作品の中で一番ギャグとホラーのバランスが取れていて好きです。これ以降の作品は絵の美しさにさらに磨きがかかりますが、ギャグはほとんど無くなり、ホラーか耽美な方向へ行ってしまいます。あまり千之ナイフさんのミョーなギャグが好きな人は少ないかもしれませんが、近作では見られない一面が見られるかと思います。(この作品でもすでにミョーなギャグは控えめです。)
 それから助手の晶多郎くんは、なにかにつけて女装させられますので、その手のまんがが好きな人もどうぞ。

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[投稿:2010-07-16 23:35:25] [修正:2010-07-16 23:35:25] [このレビューのURL]

読み終わって振り返ると、ものすごい超展開です。中学まではいじめられっ子。そして最終回は護送車で刑務所へ送られるが、道端には主人公に感謝する人であふれかえる。そして「お、男の花道や・・・」と言って号泣。これだけでもやり過ぎ感満点ですが、内容がまたすごい。
 最初はギャグも多く、主人公の力勝男は実は意外と強かった的な設定と、力を名のある人と勘違いして子分になった鉄とで、宮本武蔵の一条寺下がり松を真似てなんとかかんとか敵に勝ったりとかして、このまま行けば後年のカメレオンの女が出てこない版みたいな感じ(トンチとハッタリで勝負のマンガ)になったかもしれません。
 しかし、その後最後まで陰で糸を引く獣田という男により、火野という拳法を使う男が力の子分になります。そして力は牛殺しの玉井という男と戦うために、火野によって徹底的に鍛えられ、本当に強くなってしまいます。このあたりから、もうギャグは減っていき、力はギャグ顔には滅多にならず、インフレバトルに突入します。玉井に勝ったあと、富岡というカラスマスクの男が出てきて、兄弟の仇を取ってくれと懇願され、力は承諾してしまいます。この仇というのが最後まで敵として戦う「北大阪の虎」です。この辺からはもはや、「あなたたちは本当に高校生ですか?」というツッコミなど軽く粉砕して話はどんどんエスカレートしていきます。体にどうやっても隠せないだろう的な規模のエモノを隠し持っているくらいは序の口、ケンカにトラック持ち込んだり。そしてついに改造バイクがでてきます。しかしいわゆる族車じゃなくて、ハリネズミのように矢がついていたり、大砲がついていたりのトンデモバイクです。しかもラスボスはもはやバイクというかホバークラフトみたいなものに乗ってナギナタ振り回してます。力も負けずにホバークラフトみたいなものに乗って金属製トンファーを振り回して対決!みたいな感じです。
 はっきり言って昭和のドサクサに勢いで描き切った感は否めないですが、あまりに荒唐無稽すぎて面白すぎました。ある意味これぞマンガです。これだけ書いてもこの作品のツッコミどころ・・いや、読みどころのほんの一部です。古いマンガですが、興味が持てたらご一読を。

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[投稿:2010-07-14 23:03:50] [修正:2010-07-14 23:03:50] [このレビューのURL]

始めは何となく、タイトルそのままの普通の怪談が淡々と語られる、という感じです。しかし途中から九段先生が出てきてから変わります。怪談だけでなくコミカルな面が追加されたりキャラの掘り下げも進んでいき俄然面白くなっていきます。
絵は高橋さん独特の絵なので、好き嫌いが出るかもしれませんが、個人的にはこの絵好きですね。

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[投稿:2010-07-12 21:23:38] [修正:2010-07-12 21:23:38] [このレビューのURL]

7点 DAN DOH!!

やたらまっすぐなダンドーにゴルフを通して出会った人たちが改心したり復帰を志したり、そしてダンドーはいつの間にか世界の強者と戦っている、という感じのマンガです。したがってゴルフ自体のリアリティはあまり重要じゃないと思います。ピンチとピンチ回避の起伏が激しいので、飽きることなく読めますし、一冊あたりの読む時間もそれほど必要ないのでサラッと読めると思います。
個人的には今読むと健気なショタ萌えマンガという印象のほうが強いです。そういう視点で見てしまうと、赤野や戸高の「ダンドー萌え」っぷりがハンパないです。

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[投稿:2010-07-11 11:33:30] [修正:2010-07-11 11:33:30] [このレビューのURL]

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