「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

話としては親の再婚で突然二人暮らしをすることになった姉妹が友達も含めて打ち解ける悪くない話です。ただ、この手の料理マンガを見て作ってみようか、と思う人には敷居が高いと思います。生ハムまるごととか、フォアグラとか。
 深く考えないで楽しむのが吉だとは思います。ろくに帰ってこなくて分不相応な高級食材を送ってくる親ってどうなんでしょうね。ちょっと闇を感じます。

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[投稿:2017-09-03 11:01:08] [修正:2017-09-03 11:01:08] [このレビューのURL]

 簡単に言うと話の筋的には自転車版「はじめの一歩」ですかね。運動のできない自分から変わりたくて自転車初めて、ちょっとずつ距離や難易度を高めていって修行僧のような克己心でそれをクリアしていく。という流れではありますが、三宅さんのかわいい絵柄も手伝って、主に先輩にいい感じに乗せられてとんでもないところに連れて行かれたり、食べ物に釣られてウッカリ距離、坂を走る羽目になったりと主人公がアワアワするのを楽しめればこのマンガの役目はおおよそ完了していると思います。あとは自転車に興味がもてるようになればマンガ冥利に尽きるのでしょうがね。

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[投稿:2017-08-11 20:56:49] [修正:2017-08-11 20:56:49] [このレビューのURL]

 当時の、いわゆる少年誌お色気枠的マンガの一つですが、今となると千之ナイフ先生の妙なギャグが見られる数少ない作品です。おそらくここ20年くらいの作品しか知らない人には意外な一面かと思われますが、この作品から数年はギャグ、コメディ混じりの作品をいくつか発表していました。個人的には専売特許の絵柄にシュールなギャグが入り独特のおかしな空間が好きでした。単行本は滅多に見たことないですが、今は電子書籍で容易に入手できるようになっています。

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[投稿:2017-08-11 20:39:25] [修正:2017-08-11 20:39:25] [このレビューのURL]

なろう小説原作からのコミカライズで異世界もの、しかもグルメマンガと流行りものてんこ盛りの一作です。居酒屋での一杯が歴史的に見ていかに贅沢なひとときかを再確認させるところが面白いです。暖かい店内、冷えた生ビールと熱燗が季節に関係なく同時に出る、新鮮な食材、豊富な料理法。飲める水が無尽蔵に出る。これを街に常設されてる日本はすごいな、と思えいつもの飯も美味く感じるというものです。ただし、日本ではそれこそ街のどこにでもある居酒屋でも、異世界ではどうにも目立つ存在になってきたので、そろそろストーリーに大きな動きがあるかもしれません。

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[投稿:2017-07-02 08:30:39] [修正:2017-07-02 08:30:39] [このレビューのURL]

6点 レッド

連合赤軍事件の話を実名を使わずまとめたものです。ただし完結とはいえタイトルを変えて続編がありますので事実上はまだ続いています。15人のキャラクターに特定の番号が振られているのがまず気になるところかと思います。これはある順番ですが、読んでいるうちになんの順番かわかり、効果的な表現になっています。こういった活動が活動成果の上でピークを過ぎてからの話で、威勢のいいことを言ってる割には状況はジリ貧であるということは言わない約束で活動を進めていくため、組織外に影響を与えることができなくなって矛先が組織内に向き崩壊が始まるという組織運営上避けるべき流れを見事になぞってしまい、ついには組織内殺人に至ることになります。基本当事者視点なので威勢のいい言葉に隠された精神的疲弊はあまり描かれていないので悲壮感は少なめですが、その分ときおり垣間見える「もう後戻りできない」等の本音が忍び寄るさらなる狂気を感じさせます。古い話でここまで行かないうちに何とかできる組織にしないと、なのでしょうが、昨今の大会社の崩壊を見ると、まだ古い話で今更感が、と言い切れない部分もあるかと思います。

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[投稿:2017-07-02 07:42:39] [修正:2017-07-02 07:42:39] [このレビューのURL]

いろいろと詰め込みすぎですね。そして人気キャラの濫用とキャラ乱発で、収拾がつくのは何巻になるのやら。現時点では「だれる部分もあるが、ところどころ楽しめる漫画」という評価基準そのまんまなので5点。雑誌では読まないので二巻同時発売まで待っては見たものの、よい方向に評価を覆すには至りませんでした。
 とはいえ個人的には嫌いな漫画ではありません。なんとなくこの作者には当初から実力以上の重い使命が偉い人から課せられてしまっているように見えます。連載当時ほぼ新人。そしてアニメ化以降メディアミックス三昧の上、週刊で長期連載化。この条件でだれないまま終われた作品を探すほうが難しいと思います。評価は低いですが作者は十分がんばっていると思いますので、ところどころでも楽しめる限りは、読んでいこうかと思います。

追記:最終回まで読んで、これは初期の段階で終わりが決まっていてあとは続けられるだけ、という手法だと思いました。おそらく何章か飛ばしても、いや飛ばしたほうがこの最終回はしっくりくるかもしれません。賛否はあるでしょうが、大御所でもブツ切りで終わらせてしまうご時世にまだ誠実なほうかと思います。

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[投稿:2010-04-20 21:48:35] [修正:2017-06-24 17:46:19] [このレビューのURL]

完全にではありませんがラーメンから離れて江戸時代の料理に焦点を当ててきています。イマイチ流行らない居酒屋の店主が江戸時代に行き来できるようになって江戸からヒントを得て現代に戻って新メニュー開発したり、現代の知識を江戸時代で発揮して賞賛を得たり、お忍びで町に出てきた将軍様と食べ歩きしたり、といったところです。そこに居酒屋の経営に苦言を呈する友人がいたり、前例主義の奉行に主人公の江戸では斬新な料理を否定されたりといった過去作に通じる作風も感じられます。
 流行りのグルメマンガと異世界もののミックス版の一種と言えるでしょう。マンガはギャップの大きさで興味を喚起する面がありますが、異世界に頼らざるを得ないのは、現代だけで相応のギャップが調達できなくなってきているのでしょうね。

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[投稿:2017-06-11 11:28:27] [修正:2017-06-11 11:28:27] [このレビューのURL]

「天体戦士サンレッド」的な世界観です。ヒーロー側も悪の組織側も普通にいる世界。違うのは悪の方の女幹部がアメコミチックなヒーローにベタ惚れで「ヒーローに最も近くに居られるのは悪の組織」という飛躍した思考で悪の組織に入り戦いを挑むというか、ストーキングに励む点です。エスカレートして入籍迫ったりもしています。タイトル通り最初は登場時足引っ掛けてズッコケたり普通に残念な感じですが、だんだん「その実力違う方向に発揮すれば」みたいな残念さに変化しつつあります。基本ほのぼの?ドタバタ、ラブコメ?といった感じです。サラッと読めて軽く笑えるいいマンガだとおもいます。

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[投稿:2017-06-11 11:03:00] [修正:2017-06-11 11:03:00] [このレビューのURL]

タイトルと中身がイマイチ一致しません。姉は背が小さくてもアグレッシブなのでヘタレと言われると、ちょっと違う気もします。
 それは置いといて、ませた妹みたいな姉を愛でられればそれでいいんじゃないかと思います。この手のマンガとしては弟も変態の領域には入ってないかな?というマイルドな設定ですし。

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[投稿:2017-05-02 09:04:14] [修正:2017-05-02 09:04:14] [このレビューのURL]

 干潟を題材にするのは悪くないと思います。メインではありませんが、思いつくだけで矢口高雄さんの釣りキチ三平、小山田いくさんのウッドノート、はしもとみつおさんの築地魚河岸三代目で取り上げられていたと思います。それぞれ面白かった。しかしこのマンガは干潟をメインにしてくるからには次々といろいろな生物を紹介してくるのかと思いきや、何度も同じものが出てくるし、かと思えば日常マンガっぽくなったり、デビュー作リメイクして取り入れたり、なんとなくハーレムっぽい展開見せたりと、なんだかわからないものになっていました。
 作者が干潟が好きという前提ですが、干潟の良さに焦点を当てて一点突破でよかったんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-05-02 08:56:36] [修正:2017-05-02 08:56:36] [このレビューのURL]

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