「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

気付いたらこういうゲーセンというかゲーム筐体の置いてある環境、なくなってしまいました。ゲーセンであれば大型店でない安くできるちょっとヤバイ雰囲気の所、駄菓子屋であればちょっと古いゲームが1,2台とか。時代背景がちょうどゲーセンも家庭用も百化撩乱の時代(主人公はPCエンジン所有)で良い時代設定だなと思いました。
 青年誌掲載だから子供の頃を懐かしむ要素が多くて狙いとしては正しいと思います。個人的にはちょっと時代がズレているのですが、それでもゲームを熱く語る部分は引き込まれます。
 そこにタイトルになっている家が金持ちのヒロインが現実逃避にバレないよう穴場的なゲーセンに現れ、鬼のようなテクで主人公を圧倒。それから学校では形成し得ないつながりを持つことに。といったところです。
 一巻で一区切りがついていますので、試しに一巻読んでみる、というのもアリだと思います。
 
 

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[投稿:2012-12-25 01:17:33] [修正:2012-12-25 01:17:33] [このレビューのURL]

 週刊少年サンデーのアッサリサッパリ路線で柔道やったらこうなりました、という感じの作品です。ただし、線がシンプルで綺麗な絵に飲まれがちですが、結構キツいことやってます。メインキャラたちは柔道経験はあるものの創部から初めて強豪校と合同練習したり、自ら警察へ指導されに行ったり。ゲロ吐いても練習続けたりします。個人的にこの辺の出稽古は剣道で経験があり、キツかったことを思い出します。現職警官の方に指導を受けたこともあるので特に。
 でもうまいことラブコメ要素とか女子柔道とかも取り入れて、またアツイことやっていても爽やかに見える絵柄も手伝って高度にバランスの取れた作品でした。ただ今はちょっとコメの要素に時代を感じさせるところはあります。
 絵が白いというのは褒め言葉で使われないことが多いと思いますが、河合さんの場合はムダがない白さだと思います。達人の得意技が背負い投げとか正拳突きとか意外とありふれてるけど避けられない一撃であるのと同じ感じです。
 

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[投稿:2012-11-04 01:16:35] [修正:2012-11-04 01:16:35] [このレビューのURL]

 タイトルからなんかメンタルな面で重いモノを予想して敬遠していましたが、全然違ってました。主人公がアグレッシブ、80年代をそこそこ丁寧に描いている、毒々しいものは一切なし。懐かしくもやさしい世界を愛でることに気を取られているうちに読み終わってしまいます。
 友達100人に一気に持っていく方法は途中でなんとなく読めましたが、それでも面白く最後まで読めました。
 

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[投稿:2012-10-13 23:00:38] [修正:2012-10-13 23:00:38] [このレビューのURL]

7点 FLIP-FLAP

 ピンボールのやり方知ってやってる人どれくらいいるんでしょうね。少なくとも周りにはいません。やるときもなんとなく、他のゲームが空いてない時とか。でもこのマンガ読むと熱気にあてられてピンボール目的でゲーセン行きたくなります。でも置いてあるかな。
 

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[投稿:2012-10-08 09:52:15] [修正:2012-10-08 09:52:41] [このレビューのURL]

 意外と長いキャリア持ってる人だったんですね。表題作「CATCH&THROW」が少年誌向け短編として、作者のいうところのラブコメ+マイナースポーツ+コミュニケーションが詰め込んであるものの、爽やかでわかりやすくスッキリ終わっています。久しぶりに抜群にいい短編だと思いました。
 他の短編は、どこの雑誌に載せるか、が難しそうな作風が気になりますがコミュニケーションを主題にした面白いマンガだと思います。
 表題作8点、他6点といったところです。

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[投稿:2012-10-03 19:53:48] [修正:2012-10-03 19:53:48] [このレビューのURL]

7点 K2

 失礼ですが、最近よくあるベテラン作家の自己模倣だと思い大して期待していませんでしたが、予想外に面白かったです。いくつかのパターンがありますが、先代Kがメスとともに当時は完治できなかった病気の患者を次世代Kに託す話とかが好きです。ただKの名を継承するのではなくKの名をおとしめることなくキッチリ進歩している様がいいです。
 もともと読みやすいドクターKシリーズであるうえに、ちゃんと先端医療など取材したであろう成果も盛り込んであり、バランスがいいマンガだと思います。

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[投稿:2012-08-20 02:13:14] [修正:2012-08-20 02:13:14] [このレビューのURL]

7点 Doctor K

 スーパードクターKが終盤こじんまりしていたところを仕切り直してハリウッド映画よろしく世界を股にかけ派手なアクションを繰り広げたと思ったら、また安息の日々がちょっと続き終盤は・・・という流れです。
 スーパードクターKが好きならそのまま読めると思います。

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[投稿:2012-08-20 01:50:23] [修正:2012-08-20 01:50:41] [このレビューのURL]

 同窓会であった奥手の二人が人外(一応神様)のフォロー(というかツッコミ?)でステップアップしたりしなかったりだけど最後はハッピーエンド、といった感じです。三宅さんの芸風にマッチしていてサクッと読めて個人的には良いと思います。あと最近流行の表紙はがすと後日談ってヤツなのでそこもお忘れなく。
 純情のちに極甘ラブコメ、ライトエロ盛り多めって感じですかね。

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[投稿:2012-05-27 02:16:35] [修正:2012-05-27 02:16:35] [このレビューのURL]

百人一首は内輪向けのアンソロジー、なるほど言い得て妙。
 活字の解説本とかで読むと一首のみの世界ごとの解釈に陥りがちですが、この作品は血縁関係とか当時の風習などもさりげなく諸説から大きく逸脱すること無く描写して百人一首の世界にわかりやすく広がりを持たせることに成功していると思います。
 それでいてすてきなフィクション部分も織りまぜつつも現代風にまとめてあり丁寧に作り込まれている良作と思います。
 絵は表紙が遠目に見て豪華絢爛耽美路線爆発みたいに見えますが実際はすっきり読みやすい絵です。
 個人的には何首か覚えている程度の知識レベルですが、百首分続けて欲しいと思います。資料が少なくてどんな人だったのかよくわかってない人もいて難しいでしょうけど。

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[投稿:2012-05-17 02:22:22] [修正:2012-05-17 02:22:22] [このレビューのURL]

 「世にも奇妙な物語」的な怖さを持った作品です。簡単に言うと小さなコミュニティが主人公が痩せるだけで崩壊していく話です。太っていはいけないと強迫観念を持ちながらも結局食べないと心の維持ができない。本人はやせたくても周囲は誰もそれを望んでいない。それでも禁じ手を使ってでも痩せた。結果誰も幸せにならない。
 読後感は決して良い作品ではないですが、一気に読めてしまう作品です。
 

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[投稿:2012-04-23 18:35:06] [修正:2012-04-23 18:35:06] [このレビューのURL]

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