「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 ヤンキーマンガの延長線上にある作品だと思います。ただし社会人になっていろいろあって、いい感じで角の取れた主人公のおかげで、ドロドロ奈落の底に落ちるような話にはならず、最終的にはスッキリさせてくれる作品に仕上がっています。
ヤンキー臭が嫌いでなければ、そこそこのスピードでサラッと読めて良いマンガだと思います。
 

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[投稿:2011-03-21 00:40:48] [修正:2011-03-21 00:40:48] [このレビューのURL]

 普通に面白いマンガだと思います。久しぶりに読んだら一気読みしてしまいました。ただし、残念な事に発刊ペースが遅く、読みたいタイミングで新刊が出なさすぎ。そのためここ何巻か読まないでいた経緯があるので、−1点で7点としておきます。
 性格がアニメと違うカヲル君はマンガとアニメではツンかデレかの違いがあるだけで、作中の役目的には同じ役目を果たしていると思います。
 また、アニメはいろいろな意味で、あの難解さが魅力だったと思いますがマンガのほうは、じーっくり作り込んでいる上に活字がある分、わかりやすいです。どっちが、とはいえませんが個人的には順番通りアニメでガツンとやられてマンガを見ることができて良かったかな、と思います。点数はアニメのガツンとやられた部分は差し引いてあります。

 
 
 

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[投稿:2011-03-01 21:08:01] [修正:2011-03-01 21:08:01] [このレビューのURL]

7点 蟲師

なんか重そうな題名と装丁だと思いましたが、サラッと読めちゃうマンガです。
 なんと言うか、紀行文みたいなオチや展開とはあまり縁のない類いの話を、蟲、蟲師というものが普通に受け入れられている世界で淡々と蟲師のギンコが自分の業を背負って旅をしていくことにより、つらつらと話が続いていきます。したがって印象はかなり淡白ですが、この独特の閉じ切った静かな世界を10巻程度眺めるにはちょうどいい淡白さだと思います。
 

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[投稿:2011-02-05 00:54:28] [修正:2011-02-05 00:54:28] [このレビューのURL]

今のところ、つかみはOK、という感じですね。100年続いた平和が突如崩れて、しかも二巻で主人公が死ぬ(ような引きで終わる)、という読者を引き込む力が強烈な作品です。ただ、この強烈な導入部に見合った設定が用意されているかどうか、というところがこの先の評価が変わるところだと思います。今のところ小出しに設定が提示されているところを見ると、ある程度道筋が決まっているっぽいので、期待はできそうです。
 絵は、個人的には変にうまくなってしまうと巨人の異質さが薄れてしまう気もするので今のままでもいいと思いますが、欲を言えば表紙レベルを維持できれば、なおいいとは思います。

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[投稿:2011-01-16 11:31:03] [修正:2011-01-16 11:31:03] [このレビューのURL]

7点 YAWARA!

最初パンチラ巴投げって時点で、ああ青年誌的なマンガデスネ、という印象でした。しかも主人公はいきなり最強状態というパターンで話を面白く展開しづらい。そこで周囲の脇役たちが、よってたかって主人公を巻き込んで話を展開していく、という手法がうまくいっていると思います。一読するには十分面白いので7点とします。
 全然関係ないですが最初猪熊慈悟郎を見たときは、「江口寿史さんの描くジジィ」によく似ていて、どっちかというと意外なところで江口フォロワー見つけた驚きのほうが、ストーリーより印象的でした。

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[投稿:2011-01-01 19:28:11] [修正:2011-01-01 19:28:11] [このレビューのURL]

7点 餓狼伝

面白いけど読み終わるのが速い、コストパフォーマンスの悪いマンガ。
ただし夢中になるという点では群を抜くと思います。
最近は、強かったはずの人がアッサリやられちゃうような、強さのインフレ状態が起こっているので、先行きがちょっと心配です。松尾象山が2コマくらいでノックダウンとかは、さすがに無いと思うが。

・・・と思っていたら休載。トーナメント終わってから丹波や松尾が俳諧するくだりは、もうネタ切れ、原作路線に戻ろうにも戻れないほど話が原作から乖離してしまって、さてどうしたものか、と悩む板垣さんそのものの姿に見えます。
個人的にはこれで終わりでいいんじゃないかと思います。よく考えると板垣さんの作品で綺麗に終わった作品を思い出せないので、このオチでもマシなほうかなと思います。一般的には10週打ち切りパターン的なオチですが、多分このまま続けても、商業的に全盛期を大きく下回る話にしかならない気がします。
 一時期本屋に板垣さん関連のマンガや挿絵が使われた作品がズラッと置かれていた時期がありますが、今後あの時期を知っていた世代が面白い部分を読んで懐かしがるか、新規読者がウッカリ全巻読んじゃって最後のオチにズッコケるか、のどちらかじゃないかなと思います。

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[投稿:2010-02-09 20:54:26] [修正:2010-12-31 10:07:36] [このレビューのURL]

7点 童夢

AKIRAの次巻がなかなかでない頃に、友人から借りて読んで飢餓感を癒した記憶があります。個人的にはAKIRAと同じ衝撃を受けられる大友さんの作品だと思っています。ただ、当時から二回目の読み返しの段階で一読目の衝撃の大きさとのギャップに冷めてしまう傾向がありました。忘れた頃に読む、というより見るマンガだと思います。
 ちょっと遠い本屋で今も同じ版形で売っているのを見て驚きました。

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[投稿:2010-12-26 23:16:28] [修正:2010-12-26 23:16:28] [このレビューのURL]

 普通年を取ると時間の流れが速く感じる、と言いますが、個人的には、前作うしおととらより10巻くらい長いだけ、と思えないくらい長く感じました。特に後半は長く感じるのだけど駆け足な感じもする不思議な印象を受けます。一番印象的なのは、生命の水を飲んだ時の後ろから抱かれる描写です。何か大きな人生の転換期の書類にサインをする時とかに、あの絵がどうしても頭の中でちらついてしまいます。「契約」というものを端的に表した秀逸な描写だと思います。あのコマだけは10点。全体としては長くて読み返すのが骨が折れるので7点。

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[投稿:2010-12-26 23:05:44] [修正:2010-12-26 23:05:44] [このレビューのURL]

 ただ単に短距離走って青春してるモノではなく、異常といっていい育ちと育てられ方、周囲に渦巻く策謀、色恋沙汰あり、そして100m走、といった感じです。この作品には狂気が描かれていると思いますが、他の作品のわかりやすい狂気とはちょっと違います。「神の領域」への憧憬以外にも狂気が潜んでいる気がします。そこが気になり妙にあとを引く作品です。
 絵がちょっと独特のアクの強さがありますが、今のマンガに慣れてしまうとこれだけ詰め込んで14巻で終わりという濃さは魅力です。つい一気読みしてしまいます。

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[投稿:2010-11-30 00:38:23] [修正:2010-11-30 00:38:23] [このレビューのURL]

 終わるちょっと前の頃、久しぶりにチャンピオン買って読んで意外に面白くて全巻読んだ記憶があります。コミックじゃ多分余程暇じゃない限り手に取らなかったと思います。コロコロコミック以上少年誌未満という印象の表紙だった上に、すでに巻数も手頃とは言えないところまでいっていたのでちょっと読んでみようとは思える状況じゃあリませんでした。話は基本脳天気な話が多いですが、ときどきちょっと暗い話もあったりして、話に起伏があり飽きずに読めました。
 夢中になって読んだけど読み返すほどではないので7点。
 
 

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[投稿:2010-11-23 11:29:05] [修正:2010-11-23 11:29:05] [このレビューのURL]

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