「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

6点 坊主DAYS

お坊さんの世界が少し垣間見る事ができます。例えば「托鉢免許証」というものがあるとか、いろいろと「へぇ」と思うことが描いてあり、とても面白く読めました。作者の兄が実際に修業してきた話がメインですが、それだけでなく、近代から現代の日本仏教の独自性とかまでわかりやすく描いてあり、サラッと読める割に結構深いです。個人思想に介入するような内容ではありませんので宗教に敷居の高さを感じない人ならば読んでみるといいと思います。
しかし修業ってホントにキツイんですね。

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[投稿:2010-10-12 21:24:39] [修正:2010-10-12 21:24:39] [このレビューのURL]

表題作はシーラカンスを寿司にして喰ってしまいます。寿司職人の暴走した職人魂を描いた怪作。また、もう一つ「にぎり寿司腰みの踊り」は飛行機の落ちたジャングルで助けてもらった原住民たちに寿司職人として礼をするため、保存食として「なれ鮨」を教えるが・・・、みたいな話です。山上さんの作品の中でも下ネタの少ない作品でとっつきやすいと思います。

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[投稿:2010-10-02 13:06:38] [修正:2010-10-02 13:06:38] [このレビューのURL]

前半の暴走ぶりが面白い、もしくは痛くて、だんだん男の子と接触を持つようになってからラブコメっぽい要素が入ってきます。
こんな中学生いるわけないと思うが、なんか所々でリアルさを感じてしまう不思議なマンガです。リコの見栄はってウソついて泥沼にハマるところなんか中学生っぽい。裏表紙で作者が学生時代のものを引っ張りだして自爆してる話が良く出てきますので何らかの参考にしているのでしょう。
 カワイイ絵とは裏腹に思春期のアレな行動を笑える歳になった人に向いてるかもしれません。

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[投稿:2010-09-30 00:07:47] [修正:2010-09-30 00:07:47] [このレビューのURL]

たぶんいまのところ商業誌で完結まで行った、たつねこさん唯一の作品じゃないかと思います。「ワケありの人外が押し掛けてきて話が展開する」という点は、たいがいどの作品も同じなのが特徴です。
 当時は絵で惹き付けるタイプの作家さんで普通の本屋にコミックスが並んだ時は、いろんな意味で「マジ?」と思い衝動買いして満足してましたが、今読み返せば最近の作品より絵のバラツキが思ったより大きいです。
 したがって、たつねこさんのマンガが読んでみたくて、話もちゃんと終わってなきゃヤダって人はこの作品、絵が目当てで尻切れとんぼでも良い、というのであればより後発の作品のほうがいいと思います。
 点数は個人的な絵の好みによるところが大きいです。

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[投稿:2010-09-29 15:07:41] [修正:2010-09-29 15:07:41] [このレビューのURL]

どんな文豪でも全集を読めばハズレと思える作品は必ずあるので、こういった短編集には過度の期待はしませんが、コレを読むと藤田さんの作品は昔も今も根っこは変わってないなぁと思います。拳法へのこだわり、怪異への傾倒、そしてからくり。後の藤田さんの作品に絡んでくるものばかりです。で、意外と根っこの中心的なものがメーリーゴーランドの話に出ているような気がします。

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[投稿:2010-09-26 03:15:14] [修正:2010-09-26 03:17:45] [このレビューのURL]

前半8点、後半5点といったところです。後半は妙に真面目なバトルを始めると急に読み手としてのテンションが下がる傾向がありました。同時期にサンデーでやっていたパトレイバーにも同じ印象を持っていますが、当時のサンデーの方針だったのでしょうか。当時雑誌で買ってたのに後半はあまり記憶に無く、コミックでも一度読んだくらいでした。高橋さんのマンガは刊行されていたものは全部読んでいたのですが、この頃から読まないマンガも出てきました。ある程度パターン化していましたが、ギャグ主体でやって欲しかったな。

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[投稿:2010-09-24 23:41:00] [修正:2010-09-24 23:41:00] [このレビューのURL]

主人公の能力を中心にした泣かせる系の話の短編が続きます。話自体はいいです。また、万乗さん特有のサービスシーン?も健在です。しかし、「天才ちゃん」「こまんたれぷぅー」とかのベテランとは思えぬ無理のあるキャラ付けがアレなので、とりあえず−1点で6点としておきます。

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[投稿:2010-09-24 21:05:54] [修正:2010-09-24 21:05:54] [このレビューのURL]

松本さんのマンガの中では、アニメとマンガの乖離が少ないマンガだと思います。子供の頃はメーテルがどうのこうのより、正体不明のテクノロジーでできている機関車に乗って宇宙へ飛び出し毎回いろいろな星に行っていろんな出会いがあるところが単純に面白かった。そして機関車が牽引する「客車」に乗って旅行、なんて子供にとっては大イベントでしたのでなおさら。当時なら8点です。今は、懐かしさのバイアスもかかって6点といったところ。
個人的には、昭和の日本みたいな星で鉄郎が感動して号泣しながらラーメン食っている描写が、その後のどんなグルメマンガも霞んでしまうほどラーメンをむさぼり喰いたくなってしまいます。本編と全然関係ないですけど。

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[投稿:2010-06-10 20:49:06] [修正:2010-09-21 23:44:35] [このレビューのURL]

この中に入っている「夜行」が白眉です。駅弁喰うのにあれこれ心理的に段取りしまくる内容です。これ結構テレビやアニメでそのまま、もしくはアレンジされて使われているので、読むと「あっこれかぁ」と思う人もいると思います。
点数は「夜行」のみとさせていただきます。他の作品は、80年代初頭のマイナーマンガ、という感じです。

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[投稿:2010-09-20 02:07:11] [修正:2010-09-20 02:07:11] [このレビューのURL]

うわぁ、これ子供の頃好きでしたね。007とか全盛の頃でしょうからこういったスパイ活劇が流行ったのでしょう。個人的に車が好きだったので、たとえばロータスエラン、それも+2とか、トライアンフのTR-4もしくは5とハッキリわかるマニアックさが好きでした。もちろんこの手の作品お約束の秘密道具も面白かったです。ただ世界観は古いです。ファストフード的にいなり寿司を喰って100円札を払う、なんてシチュは今ありえないし。
 子供の頃 入手困難で古本屋探しまわってボロボロの貸本上がり(!)のものを安く買ってもらったりした記憶がありますが、今電子書籍で読めるんですねぇ・・・。
子供の頃はもう何回も読んだので8点以上でしたが、今はなにせ40年前とかの作品ですので、懐かしさ通り越して骨董的世界に片足つっこんでる気がします。今は世代限定で6点がいいところじゃないかと思います。私より若い人には、のらくろとかタンクタンクローみたいなもんだと思います。

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[投稿:2010-09-20 01:31:14] [修正:2010-09-20 01:31:14] [このレビューのURL]

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