「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 読む前に黒鷺死体宅配便は知っていたほうがいいですが、作者があとがきで言っている通り、話がスピンオフの領域を超えています。結果、読み手を選ぶというか、絞ってしまっているかなと思います。短編集みたいな単独で楽しめるものでもないし、黒鷺死体宅配便の補足としての役割もやや希薄。よって手に取る人がそもそも少ない、みたいな。
 個人的には映画「犬神家の一族」に出てくる等々力警部みたいな早合点キャラが面白くて楽しめましたけど。

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[投稿:2011-04-02 11:35:34] [修正:2011-04-02 11:35:34] [このレビューのURL]

 元祖キャッツアイの続編だと思うとガッカリすると思います。この作品はあくまでスピンオフで末っ子の愛にスポットを当てて話を進めるようです。当時絵で驚かせてくれた北条さんが絵を書いているわけでもないし、今のところ基本泥棒はやめた事になっていますので、なおさら「これキャッツアイか?」と思ってしまうかもしれません。
 ただし、北条さんの作品に共通している家族愛というテーマははずしていないこと、イマイチ冴えない男が喫茶店に入り浸っている事、絵も綺麗な絵と、キャッツアイのテンプレートは何とかそろってるんじゃないかなと思います。
 ビッグネームの復活に過度な期待をしなければ普通に楽しめるかな?と思いますが、今後の展開次第だと思います。

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[投稿:2011-03-27 02:48:19] [修正:2011-03-27 02:48:19] [このレビューのURL]

6点 ONE PIECE

 事実から言えば途中までは繰り返し読んでいました。しかしそれは長いので途中から繰り返し読まざるを得ないという、受動的な理由です。
 また、連載当初は雑誌で読んでいました。その頃は、面白いけどこれが一番、というほど突出している印象はありませんでした。
 で、すごい部数の単行本が売れているというので、久しぶりにコミックスでなく雑誌で読んでみました。結果、「相対的にクオリティが突出している」と感じました。ジャンプそのものに連載開始頃の勢いが感じられない中でがんばっている作品だと思います。ジャンプならこれくらいの作品がひしめき合っていなくちゃ、と思ってしまうのは年喰ったせいですかね。
 7点としたいところですが、長い上に長い作品にありがちな雑な大ゴマ乱発みたいな手抜き感があまりないのが逆に災いして、ちょっと期間を置いてしまうと読むのに気力がいるので、−1点で6点としておきます。
 

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[投稿:2011-03-26 12:59:02] [修正:2011-03-26 12:59:02] [このレビューのURL]

中二病的ネタのほかに、時事ネタも多いため、鮮度が落ちるのが早く、コミック化の段階ですでにいくつか注釈が入っている状態です。したがって読みたい人はお早めに。
 商業誌でつかんだチャンスを、あえて風化しやすい題材で挑戦する雑誌掲載時勝負の潔さは結構好きなので、6点としておきます。

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[投稿:2011-03-20 20:09:47] [修正:2011-03-20 20:09:47] [このレビューのURL]

 ヤンキー上がりで威勢はいいけど人情話に弱い車バカの車屋の兄ちゃんが主人公。なんやかやで結局腕っぷしで解決しちゃう事もあるけど、意外と商売人している面があったり、車はもちろん濃い話もあるが、それにからんだ人情話が面白かったりします。
 自分が納得いく理由で車が欲しいという人には結局採算度外視して張り切ってしまうところとかは、ゴルゴとかブラックジャックみたい、というとホメ過ぎかな。

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[投稿:2011-03-09 01:50:05] [修正:2011-03-09 01:50:05] [このレビューのURL]

 できれば、シャーロックホームズは読んだ事がある、程度の知識はあったほうがいいかもしれません。あとはシャーロックホームズの派生作品をちょっと読むと、あとがき等でシャーロッキアンと呼ばれる人たちの話がかなりの確率で出てきます。そういう人たちがいる、程度の知識があれば予備知識は充分だと思います。
 導入部が終わり、絵とマッチした朴訥なゆったりとした時間の中でちょっといい話が主人公と教授の二人を中心にして続く、そういったマンガです。

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[投稿:2011-03-07 14:53:21] [修正:2011-03-07 14:53:21] [このレビューのURL]

 ハゲとかデブとか焼き肉臭いとかコンプレックスをこれでもかとネタにする高倉さんの出世作だと思います。これは題名通りハゲの部です。連載当時、たしかニュースだかワイドショーだかで、どうしてこんな題材をとりあげたか?みたいなインタビューを受けていたのを覚えています。当時ちょっと話題になっていたのかも。
 話としては、主人公(とその兄弟)がやたらとハゲを気にしているけど、周囲はそれほどハゲを気にしていない。その分、ハゲている主人公たちにザックリ刺さる言動がポーンと出てきて笑いとなる。そんな感じです。
 もし今から読もうと思っている人が男性でしたら、ハゲる前か、ハゲきった後にしたほうがいいかもしれません。そうじゃない場合、海藻類や通気性のいい帽子、育毛剤で散財してしまうかもしれません。

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[投稿:2011-03-07 14:28:22] [修正:2011-03-07 14:28:22] [このレビューのURL]

倒錯的な設定の作品が多い井上さんですが、これはそのなかでもかなり暴走してます。今のところ天然の姉さんと、見た目と違って壊れた感じの同級生に振り回される弟の理性がいつ崩壊するか?みたいな感じです。絵が爽やかなのと独特のギャグ風味でエロ度は相殺気味です。

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[投稿:2011-03-06 01:40:19] [修正:2011-03-06 01:40:19] [このレビューのURL]

 ちょっと手に取るのにインパクトがありませんが、手に取ればサラッと読めます。食育という要素があるため、主人公は懐の広いキャラにして、説教臭さを消す努力が伺えます。また、何人かの生徒たちの成長とともに進む長期的テーマと短期で解決するテーマとがうまくバランスを取って進むため、あまり飽きがこないところもいいところだと思います。基本食材に重きを置いた話が多いので、喰いたいと思うよりウンチクが面白い系だと思います。

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[投稿:2011-03-03 02:13:02] [修正:2011-03-03 02:13:02] [このレビューのURL]

「ひぐらしのなく頃に」の本編をある程度知っていること前提の作品ですが、麻雀を中心に据えながらしっかり「ひぐらし」らしい怖い描写や本編ベースの話も盛り込んでいて、意外にも良い相乗効果を醸し出しています。麻雀は疑心暗鬼を呼び雛見沢症候群を悪化させる。面白い視点です。最後も大災害発生フラグ上のバッドエンドでも、うまくまとめていると思います。
 また、「燕返し編」ではない「雀」と間違えないようにご注意。あちらはだいぶ違います。

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[投稿:2010-08-16 23:52:37] [修正:2011-03-02 17:56:44] [このレビューのURL]

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