「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

導入部が終わってからは、客が来ては何か起きる、というとってもドラマにしやすそうな内容です。天賦の味覚の才能と明るい性格で傾いた旅館を立て直せる、か?みたいな感じです。サラッと読めますので6点。

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[投稿:2010-05-15 23:58:01] [修正:2010-05-15 23:58:01] [このレビューのURL]

江戸川乱歩の作品のマンガ化はいくつかありますが、これは絵で視点を変えてみせる手法に出た面白い作品です。
 怪人二十面相というと江戸川乱歩が子供向けに描いたものだったと思います。だから作品内で読者と同じ年齢層の子供を登場させて大活躍させ、作品との一体感を味あわせて本に夢中になってもらおうとするために少年探偵団という設定を作ったのだと思います。
 しかしこの作者は明智小五郎と小林少年の関係を客観的に見てなんとなく妖しいものととらえています。確かに、探偵を業としている限り奥さんに火の粉が降り掛からぬようベッタリは出来ない。仲は良いけどあまり一緒にはいなかった設定だったと思います。でも結果として奥さんの目の届かないところで少年を沢山職場にはべらせていることになる。なるほど明智は妖しい趣味を持ってそうなオッサンだ・・・。と、小林少年をやたらかわいく描いてみせるだけで名作をあらぬ方向へ解釈させることに成功してしまっています。
作品自体は真面目に時代背景を考慮に入れて描かれており感心するほどですが、だからこそ余計そのギャップが面白い。
絵は背景は素晴らしく、人間はイマイチ(特にオッサンたち)だと思いますが、明智ショタコン疑惑を言葉を使わず表現したところに不覚にもウケてしまったので6点。この作品にはマンガならではの面白さがあります。

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[投稿:2010-05-06 21:33:07] [修正:2010-05-06 21:33:07] [このレビューのURL]

6点 芋虫

前作「パノラマ島奇譚」に比べると、一冊のマンガとして読み応えがない、夢中になるまでに至らなかったので−1点で6点とします。丸尾さんには是非その他の江戸川乱歩の猟奇系作品も漫画化してほしいとは思いますが、これ一話で一冊はないんじゃないでしょうか。待ちますから一冊のボリュームとして充分な話数を描きためてから出版してほしいです。

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[投稿:2010-05-05 18:55:54] [修正:2010-05-05 18:55:54] [このレビューのURL]

非常に手堅い。この一言に尽きます。ストーリーは最初に一定決まっていてその中でキャラを動かす手法を採っているので、何が起こってもあるルールの範疇で収束する傾向にあります。したがって安心して読める半面、ドキドキ感にリミッターがかかるとも言えます。その辺が優等生的でなんかなぁ、と思うかしっかりした土台のもとに構築されていると思うかが評価の分かれ目かと思います。
ベテランの作りこみが垣間見える良作ですが、そのことも含めこのジャンルだと一種のフォーマットから外れているので異端かな?

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[投稿:2010-04-30 12:01:51] [修正:2010-04-30 12:01:51] [このレビューのURL]

 タイトルから弓道マンガと察しはつきましたが、女装系だとは思いませんでした。主人公が弓道バカ一代野郎で、伝説的な成績を残した先輩を追って弓道の名門高校を袖にしてまで同じ高校に入学したが、先輩は「ある意味」変わり果てた姿に。しかしこの展開以上に主人公の弓道熱の方が上回っているので、とある理由で高校入学以降、表立って結果を出してこなかった女装先輩を再びやる気にさせて、初戦敗退が常であった弓道部も俄然盛り上がり・・・と、つかみはいいと思います。ただ、もう少し感情の起伏をハッキリ描いたほうがわかりやすいと思いました。主人公は女装先輩の弓道とその取り組む姿勢が好きだった、女装先輩は自分そのものも含めて好かれている(好かれたい)、という感情のズレがあると思いますがその辺がイマイチ不明確な部分が散見される気がします。
 また意外と笑いの要素が多いところがいいと思います。近年多い「絵でボケて吹き出しでつっこむ」一コマ完結ギャグが主です。時折二段オチとか世界感無視の乱暴な濃厚キャラ投入とかギャグのバリエーションもこれまた意外と豊富。
 個人的には絵ヅラ目的以外で用語を説明しつつ弓道を描いている点も新鮮です。
まだ始まったばかりなので今後も期待しています。

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[投稿:2010-04-29 10:49:26] [修正:2010-04-29 10:49:26] [このレビューのURL]

「貧乏姉妹」という設定勝負のマンガですね。貧乏だけどちょっといい話がずーっと続きます。普通この設定なら悲壮感が漂うところですが、ツンデレ大家とか金持ちの叔母さんとか商店街の人とかが見守っているため、ドロドロする要素はないのでアッサリしてます。。
起承転結のうち「承」以外がものすごくはしょられているので、唐突に始まり唐突に終わる感じがします。ここを稚拙ととるか、ある意味安定しているととるかで評価が分かれると思います。
個人的には買って読む気はしませんが、読んで悪い気分にはなりませんので、5点じゃないという意味で6点。

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[投稿:2010-04-18 18:59:50] [修正:2010-04-18 18:59:50] [このレビューのURL]

ハッカーとスリと拳法の達人の娘がトリオを組んで賞金稼ぎをするマンガです。世界観がしっかりしていて作者独特のキャラの立たせ方が面白くて引き込まれます。絵は今風ではありませんが安定しています。未完(掲載誌廃刊)とはいえ、まったくの尻切れとんぼではなく、一応拳法の達人の娘の伏線は回収されて終わるので、今読んでも損は無いと思います。それでも納得いかないようでしたらスリの娘は同じ作者の「シェリフ」というマンガにも出てきますので、そちらを読めば少し溜飲が降りると思います。唯一の投げっぱなしはハッカーの娘。どうしてそんな腕を持っているのか?など謎のままです。8点あげたいマンガですが、未完で放置なのでマイナス2点。どこかの雑誌で再開してほしかった。

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[投稿:2010-04-12 22:41:07] [修正:2010-04-12 22:41:07] [このレビューのURL]

寿司マンガは、世界観は狭いはずなのに、どういうわけか長編化が許されることが多いのが不思議な気がします。これは珍しく少年誌で展開された寿司マンガだけあって、大半が寿司バトルに明け暮れます。巻数は多いですが、密度は濃くないのでサクサク一気読み出来ます。

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[投稿:2010-04-12 22:14:29] [修正:2010-04-12 22:14:29] [このレビューのURL]

だいたいの話が、オープニングで非常識な大食いしていて、助手?にツッコミ入れられて、事件が起こって、大食いして、解決そしてオチはまた大食い(もしくは喰いっぱぐれて逆ギレ)、助手はツッコミ疲れ、というパターンの一話完結型マンガです。これが延々つづきます。コミックスが出るたびにチマチマ読んでいたので、飽きませんでしたが、続けて読むとどうでしょうかね。まさかこんなに長続きするとは思いませんでした。どこから読んでも同じですので、一冊読んでみて気に入ったらどうぞ。

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[投稿:2010-04-12 22:00:11] [修正:2010-04-12 22:00:11] [このレビューのURL]

江戸っ子気質のトレジャーハンターという設定は面白いです。
破天荒コメディとして面白いと言えば面白いが、一回読めばいいかな、というのが感想です。
柳川鍋は食ってみたくなります。

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[投稿:2010-02-13 11:42:11] [修正:2010-04-08 21:59:45] [このレビューのURL]

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