「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

なろう小説原作からのコミカライズで異世界もの、しかもグルメマンガと流行りものてんこ盛りの一作です。居酒屋での一杯が歴史的に見ていかに贅沢なひとときかを再確認させるところが面白いです。暖かい店内、冷えた生ビールと熱燗が季節に関係なく同時に出る、新鮮な食材、豊富な料理法。飲める水が無尽蔵に出る。これを街に常設されてる日本はすごいな、と思えいつもの飯も美味く感じるというものです。ただし、日本ではそれこそ街のどこにでもある居酒屋でも、異世界ではどうにも目立つ存在になってきたので、そろそろストーリーに大きな動きがあるかもしれません。

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[投稿:2017-07-02 08:30:39] [修正:2017-07-02 08:30:39] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

久しぶりに声が出てしまう笑いが出てしまいました。まず世界観がおかしい。ヤクザと異能少女という組み合わせ。そして少女がいた組織はオーバーテクノロジーを持っていながら残念な結果しかもたらさない。読んでいくうちにタイトルすら「まつりって何だよ」とじわじわ笑いがこみ上げる。実は笑いの裏にはいくつもの影があるのでそのギャップが笑いをブーストアップしているような気がします。個人的には決してイケイケではない主人公のヤクザがテレビの取材内容を捏造されて当代一の鬼畜ヤクザにデッチあげられる回が一番笑いました。

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[投稿:2016-11-03 10:51:28] [修正:2016-11-03 10:51:28] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

変則男女幼馴染系ですね。たいがい女のほうが先に恋に目覚めるのですが、この作品は逆です。ただし男のほうが認めないため話がおかしな方向へ向かいます。さらに女のほうも半覚醒状態なので従来通りの対応をしてしまい、あらすじのような願望へは近づけません。そして主にドSな幼馴染とかド天然な友人がさりげなく正しいような余計おかしいような方向へ二人を導こうとします。
 いわゆるニヤニヤ系が好きな人にはお勧めです。

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[投稿:2016-08-14 13:31:03] [修正:2016-08-14 13:31:03] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 バチバチシリーズの最終章のようです。主人公補正がない厳しい設定で、同期にはだいたい差をつけられた番付で登場。しかしそれは一場所単位でなく一番単位で全力を出してしまう主人公の相撲観による怪我によるもの。よって一番一番が濃い。前シリーズ同様熱い展開で一気読みがいいかと思います。

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[投稿:2016-03-31 01:15:34] [修正:2016-03-31 01:15:34] [このレビューのURL]

天才のまわりに渦巻く人間模様を描く、という感じです。テーマが純文学というのが珍しいと思いますが、純文学が何か知ってなくても大丈夫です。作中で読んだ人のリアクションから凄さを想像させるという手法ですので。天才は奇人が多いとか、変態は変態を呼ぶとか、自分が欲しいものを持っていないことを嫌という程見せつけられる凡人の葛藤とか、ただ珍しいテーマに頼るだけでなく、楽しめる要素もキッチリ組み込まれているのでこの先も楽しめそうです。
 個人的には発行部数を作中での作家の紹介に何気に書いてあるのがドラゴンボールのスカウターみたいでちょっとウケた。

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[投稿:2016-02-11 21:36:12] [修正:2016-02-11 21:36:12] [このレビューのURL]

 1980年前後にアメリカ映画のカーアクション映画が日本でたくさん上映されました。その要素を交えつつ、タイトル通り泥にまみれてレースで稼いでアメリカを渡り歩くマンガです。吹き替えのアメリカ映画を見ているような面白さがあります。30年以上前の作品ですが、丁寧な作画のせいか、そこまで古臭く感じません。

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[投稿:2015-12-27 10:39:30] [修正:2015-12-27 10:39:30] [このレビューのURL]

 続編といってもこちらは回想があるとはいえ一場所分しかありません。勢いという面では前作より優れてると思います。一気読みがいいと思います。

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[投稿:2015-11-08 01:52:20] [修正:2015-11-08 01:52:20] [このレビューのURL]

 幕下というのがいいですね。幕内だともう「選ばれしもの」になってしまい、実力にあまり差があると嘘くさくなってしまう。おかげで個性ある力士を描ける自由度があるいい作品になっていると思います。

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[投稿:2015-11-01 23:20:42] [修正:2015-11-01 23:20:42] [このレビューのURL]

不思議なバランス感覚で構成されているうまさが光る作品です。史実とまったく関係無い忍びが最前線で、斥候として活躍して信長に重用され、ギャグはちょっと古めの四コマらしい軽妙なギャグをちりばめながらもシリアスな部分はシリアスに進んで行き史実からおそらくぶれずに進められているがギャグとシリアスが上手く融合しているという、結構難しいことを実現しています。
 しかし信長ものがやたら多く発刊されますが何でしょうか。こういう強引でも率先して実践し部下を引っ張っていくくらいのリーダー像が求められているのでしょうか。行き着く先が早死にで結果的に部下や同盟国の頭領の踏み台になるせいか、現実には出てきませんけど。

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[投稿:2015-08-02 08:17:06] [修正:2015-08-02 08:17:06] [このレビューのURL]

 「エロイカより愛をこめて」のスピンオフです。「エロイカ」でよく登場している部下Zを主人公に置いたものですので、まず本編を読むことをお勧めします。でないと今の時代上司のエーベルバッハ少佐は、サボりと判断すればひとくされ嫌味を言って左遷をチラつかせて怒鳴りつけるパワハラ上司にしか見えません。「エロイカ」との違いは、死の匂いがより強く、本編の核にある同性愛とはほぼ無縁で主人公に女が絡み、よりいわゆるスパイものに近いものになっているところです。
読むのでしたら冷戦終結後のエピソードも読める完全版をお勧めします。
本編読むこと前提で7点。

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[投稿:2015-07-08 09:42:35] [修正:2015-07-08 09:42:35] [このレビューのURL]

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