「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 878レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

釣りが好きでなくても面白いです。良かった頃の昭和の田舎を思わせる風景と、作中ではあまり触れられないが決して恵まれた境遇ではない三平の釣り三昧ライフが、下手な海外旅行やSFよりも異世界観があり、気がつくとときどき読んでいます。前半の日本にいる時期が面白いです。海外に足を運び出す頃から、大仰な「ドラマ」が鼻につく傾向があり、密度が薄くなる傾向があります。
釣り竿もって国会議事堂に向かう最終回は、永遠の夏休みみたいな雰囲気から、突然想定外の方向へ行ってプッツリ終わった感があって、結構衝撃的でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-03 23:33:36] [修正:2010-04-03 23:33:36] [このレビューのURL]

初期のDr.スランプ的世界観から抜け切っていない時期を超えると、あとはコミックでなく週刊誌で読むべきマンガでした。コミック発刊まで待てませんでした。したがってバトルループに入っても、面白い話を読み返しているようなもので、飽きが来なかった。数時間後、数日後に借りればいいものを、わざわざ皆ジャンプ買って読んでいた。それくらい飢餓感を煽られるマンガでした。しかも年齢層も広かった。いま読み返すと、大人の事情が作品を冗長な物にしてしまっていて残念に思えますが、当時は大人の事情に感謝して読んでいました。この作品のように世代を超えた多くの人たちを熱狂のるつぼに巻き込むマンガに、もう一度でいいからリアルタイムに会って体験したいものです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-01 01:58:15] [修正:2010-03-01 01:58:15] [このレビューのURL]

ほぼコミックが出る時期からシンクロして読んでいるので、何とか世界観についていけている、という感じです。最初から壮大な年表が公表されていて、結果はわかっていてもあまりに壮大すぎて、なんら興味を失う材料にならないのがすごいところです。
個人的には3巻のコーラス戦でMHが出まくったときが一番盛り上がりました。子供でしたので、年単位で待たされた新刊とその内容に驚喜した記憶があります。それこそ当時は二桁回数読み返してました。
ただし、最初から終わるかどうかわからない宣言がされておりますので、それでもいいと思える人、いきなりなんか全然違う話が始まっても怒らない人、年単位で新刊を待つ胆力を持てる人でないとオススメできません。実際一番最近のものが出てから何年経ったのやら。もう慣れましたけど。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-27 01:33:06] [修正:2010-02-27 01:33:06] [このレビューのURL]

ファーストガンダムにはずいぶん散財させられたが、実は肝心のアニメはあまりよく覚えていません。もうずいぶん前ですし。という状態で読んだら、いろいろ記憶がよみがえったり、知りたかったことが知ることができたりと、夢中になってしまい、一気読みしてしまいました。ガンダムという作品を再認識するには最高の触媒だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-23 00:00:19] [修正:2010-02-23 00:00:19] [このレビューのURL]

「傾奇者」、「漢」と書いて「おとこ」と読む。このマンガから広まったと思います。連載中にパロッてるマンガが出たほどに。世間でもこのマンガ以降、前田慶次や直江兼続にスポットライトが当たるようになったと言っても過言じゃないと思います。
個人的には直江兼続が血の涙を流しながら怒るシーンが一番テンションあがります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-11 01:13:13] [修正:2010-02-11 01:13:13] [このレビューのURL]

発行部数が少ない系の雑誌にある、実験的というか、変に詰め込んじゃっているような乱雑さになんかデジャヴを感じます。そこそこの巻数割いているのに、キャラは増えていく、そして展開が遅い。これは広げた風呂敷たためませんでした系になりそうな予感。読むんだったら終わってからまとめて読んだ方がいいかも。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-09 19:22:34] [修正:2010-02-09 19:22:34] [このレビューのURL]

最近、面白いけど自分の人生の切り売りをしているかのような痛々しさを感じる作品に触れる機会が多い気がします。しかし河合さんは自分の中に無いものでも取材を生かしてマンガを作れる作家です。この作品は皆さんがレビューしている通り書道というマイナーな題材と、なんか冴えない主人公のせいか、ガツーンとくるインパクトは無いですが、個人的には難しい題材に挑戦する河合さんのプロの仕事っぷりに感銘を受けます。高校が舞台ですが、大人に読んでもらいたいマンガだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-03 21:23:24] [修正:2010-02-03 21:23:24] [このレビューのURL]

7点 銀魂

前半8点後半5点といったところでしょうか。前半は完全に一頭地を抜いたギャグマンガと言って文句のない内容でした。ジャンプ史に残るでしょう。でも最近はオッサンが無理して若者に話を合わせているような痛々しさを感じてしまい、素直に笑えません。元に戻ってほしいものだが・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-19 01:18:17] [修正:2009-12-19 01:18:17] [このレビューのURL]

幼少の頃、戦地で地獄を味わった二人が日本へ帰ってきて、ぬるい日本を変えるべく、一人は60歳でハナタレ小僧といわれる政界に飛び込み、ジイさんどもを追いやり早急にのし上がる。そのために極道という裏の世界のから支援していく。支援するためには極道にまわった方もどんな手を使ってものし上がっていく。二人の関係がマスコミにばれても臆することなく肯定し、一度議員を辞職し、再度選挙に臨む。ゆるがぬ信念と執念。この二人を見ていると、熱くなるというのはわかる。
 そして選挙の仕組みが、そこかしこにちりばめられている。15年くらい前の作品だが、そこに描かれていることが実際に起こってしまっている。選挙が近づいたら、一度読んでみて下さい。この熱い二人に近づくためには、まず責任ある一票を投じることだと思えると思います。
青年向けマンガと呼ぶにふさわしい名作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-12 03:27:07] [修正:2009-12-12 03:27:07] [このレビューのURL]

借りて読んで、気付いたら自分でも買っていました。獣医学部と言う希有設定、リアルなのにかわいい動物、登場人物がみんなそこはかとなくずれていて、妙な笑いを誘う。そして取材をしているせいかしっかりした背景を持っている。サラッと後味の良いプロの仕事を感じさせる良作です。

蛇足ですが、変な人が多いのでわかりづらいですが、登場人物が最近のマンガに多い、「最初から実力はある」人が多いです。天然の菱沼さんでさえ、海外相手に論文競争を展開している。海外の学会だと、英語が下手、ってだけで内容以前の問題でダメだし喰らうこともあるので、これはすごいことです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-11 01:58:24] [修正:2009-12-11 01:58:24] [このレビューのURL]

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