「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

がきデカ系のギャグマンガです。最初は松坂課長が主役というかギャグの中心にいましたが、いつの間にか、がきデカでいうところの西城君的キャラだと思っていた須崎君のキャラが変貌してギャグをやりだした覚えがあります。どちらがメインでも下品でシュールな山上さんの作風は健在です。
 個人的には須崎君がスレた頃の話が面白かった。例えば忘年会会場を都合つけてくれとあの手この手で二階で宴会が出来る魚屋と談判(というか魚屋の親父の神経逆なでしてるようにしか見えないです)して、ラチがあかないと見るや捨て台詞として一句「荒巻の 縄で首吊る 年の暮れ」と読んだ直後に魚屋の親父にトロ箱で殴り倒される場面が好きでした。
がきデカの後半が読める人なら楽しめると思います。

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[投稿:2010-09-25 18:31:45] [修正:2010-09-26 01:42:23] [このレビューのURL]

確かデビュー作で作者の絵が安定していないので、初期は見るに耐えないですが、高校受験失敗前後からが面白かった記憶はあります。子供の頃はカルチェのライターで葉巻に火をつけながら募金活動してたりとか、「足軽ごときに◯◯円は無用じゃあ」とかわけのわからんこといってお年玉横取りするところとか小技効かせたギャグのほうが好きでしたが、今読むと受験戦争を皮肉ったものだったんですね、という感じです。「お茶はタダじゃー!」と言って両親がハデにズッコケるシーンを見て、そういえば、いつから金だしてお茶飲むようになったっけ?と時代を感じさせる部分もあります。子供の頃はギャグマンガで済ませられたので高得点マンガでしたが、今となっては、4点くらいかな。ゴーマニズム宣言とか書いてもおかしくなさそうな片鱗がこのころからちょっとだけ見られるところが今となっては興味深い。

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[投稿:2010-09-25 21:13:49] [修正:2010-09-25 21:13:49] [このレビューのURL]

チャンピオンでは最後の連載作品だったと思います。最初は柔道部のマンガっぽかったんですが、ブラジルだかインカだかに飛行機が落ちたあたりから何のマンガだかわからなくなって、いつの間にか終わっていました。前半はそこそこ面白かったので4点。

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[投稿:2010-09-25 18:56:42] [修正:2010-09-25 18:56:42] [このレビューのURL]

4点 正平記

このマンガの良かった点は、「浪人にだけはならないぞ」と子供の頃に刷り込まれたところです。そういう意味では人生に影響を与えていますが、それは少年誌で取り上げる題材じゃないものを少年誌で取り上げた意外性による産物だと思いますので、マンガとしては、ちょっと10点あげるわけにはいかないかな。
それと、肉コロッケにおけるソースと醤油の混合比の描写(7:3がいっちゃんうまいらしい)を良く覚えています。
先に「月とスッポン」読んでいないと登場人物がよくわからないので今から読むのは大変かな。

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[投稿:2010-09-25 00:19:16] [修正:2010-09-25 00:19:16] [このレビューのURL]

前半8点、後半5点といったところです。後半は妙に真面目なバトルを始めると急に読み手としてのテンションが下がる傾向がありました。同時期にサンデーでやっていたパトレイバーにも同じ印象を持っていますが、当時のサンデーの方針だったのでしょうか。当時雑誌で買ってたのに後半はあまり記憶に無く、コミックでも一度読んだくらいでした。高橋さんのマンガは刊行されていたものは全部読んでいたのですが、この頃から読まないマンガも出てきました。ある程度パターン化していましたが、ギャグ主体でやって欲しかったな。

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[投稿:2010-09-24 23:41:00] [修正:2010-09-24 23:41:00] [このレビューのURL]

再放送アニメから入ったクチです。魔球マンガの筆頭だと思います。アニメは大盛り上がりで終わりましたが、マンガのほうは最初にすでにモリ師(クジラを銛で捕る漁をする人)の丹次の話で暗示されている通りの終わり方です。モリ師の丹次はクジラに飲まれるものの、クジラの腹かっ捌いて生還する。しかし胃液により体はドロドロになり無事に帰る事は無かったと。その通りで、主人公番場蛮は最後マウンドで体に負担の大きい分身魔球を投げたあと絶命します。ビデオとか再生機器がそんなに無かった頃だったのでアニメの代わりに集めたら後半あまりに違うので驚きました。
 また、八幡先輩の扱いはマンガのほうがいいと思います。もともと冴えないピッチャーだったが、ノーコン時代から番場の豪速球を体で受け止め、なおかつ魔球を作り上げる過程でバッターボックスに入りボコボコにされたり打ったりしているうちに、打者としての才能が萌芽しそれを川上監督が見抜きます。アニメのほうでは確か、分身魔球が取れないといって包丁投げつけられてましたから、えらい違いです。
個人的には巨人の星とかよりわかりやすくて子供の頃は大好きでした。

そういえばこの主人公大往生の最終回もトイレット博士でパロってましたね。

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[投稿:2010-09-24 23:21:12] [修正:2010-09-24 23:21:12] [このレビューのURL]

ひぐらしの「解」のなかでは「解答」の「解」というより「解決」の「解」の意味が強いような気がします。先の目明し編、罪滅し編は、ある意味行き着くところまでイッちゃった末の「解答」であると思います。しかしこれは一つの問題を「解決」しています。ここが違うと思います。解決法は社会人には耳タコの「報告、連絡、相談」と「組織化」です。こういった事をテーマにしたマンガ(ゲーム)も珍しいと思います。至極真っ当な解決法(実行するのは大変ですが)ですが、金銭の利害関係無しに結束する姿は感動を呼ぶものです。ただしサブタイトル通り、もう一つの謎がわかった直後に皆殺しにされてしまいます。
 もう一つの謎はある意味反則的なものですので、次の祭囃子編では毒には毒をもって制す的な「解」が待っているので、それを是とするか否とするかでこの作品と祭囃子編の相対的評価に差が出るのじゃないかと思います。

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[投稿:2010-09-24 21:41:07] [修正:2010-09-24 21:41:07] [このレビューのURL]

主人公の能力を中心にした泣かせる系の話の短編が続きます。話自体はいいです。また、万乗さん特有のサービスシーン?も健在です。しかし、「天才ちゃん」「こまんたれぷぅー」とかのベテランとは思えぬ無理のあるキャラ付けがアレなので、とりあえず−1点で6点としておきます。

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[投稿:2010-09-24 21:05:54] [修正:2010-09-24 21:05:54] [このレビューのURL]

「若い未亡人の管理人、浪人生、隣人はピーピング趣味の正体不明の男とバーのお姉さん。ボロアパート」と設定を並べ立てると、官能小説となんら変わらない設定。高橋さんの作品は、うる星やつらしか知らない頃に同じ作者が青年誌でこんな作品もやっている、とその設定を聞かされたときは、あまりのギャップによからぬ期待をしたというか、子供なのに読んでいいものかどうか、葛藤しました。当時は今みたいに情報があふれていないので風評が頼りでしたので、「過激」な設定に踊らされました。で、読んでみたらやっぱり高橋さんの作品だな、という印象でした。うっすら毒を感じさせるものの、設定とは裏腹にエロい、という言葉が無いかのような世界。この辺はうる星やつらと変わらないな、と思いました。違うのはギャップの有無だと思います。浪人して三流大学受かって卒業したものの就職浪人でキャバレーの呼び込みやって、って何もそこまでやらんでも、というとこまでやって、ハッピーエンド。初期から最後の絵の変化もリンクしてギャップを与えていて、「ただいま・・・」といって一刻館に子供つれて帰ってくる、やさしいタッチの絵なんかが絵のギャップのピークだと思います。偶然の産物も含まれていると思うが、うまい。
当時はさんざん読み返しましたので8点としておきましょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-23 02:27:18] [修正:2010-09-23 02:27:18] [このレビューのURL]

4点 鬼切丸

絵は奇麗なんだが、どうも話が面白みに欠ける。
絵に重点を置いた、雰囲気重視路線なのだろうか。
そういう視点で見れば、良い作品なのかもしれない。
気付くとたぶん作者一番の長期連載になっていた。
一番長いけど楠さんの作品群の中の一番の出来ではないと思う。

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[投稿:2010-02-09 21:04:19] [修正:2010-09-22 00:05:25] [このレビューのURL]

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