「朔太」さんのページ

長編連載で全編麻雀対決の独特な味わいがします。
しかし、必ずしも典型的な麻雀漫画とも言えない部分があります。
登場人物は、いずれも天才型麻雀の打ち手であり、
定石でない待ちに突然決断しますが、
天才は直観だけでなくいくつかの根拠を持っている
はずというパターンが多いです。
その根拠には触れずですが。

典型的な麻雀漫画には、根拠のすごさで読者を驚かせる
ことが多いのですが、本作品は登場人物たちの圧倒される
ような迫力、いわばキャラの立ち方で魅せつけるのです。

波城組編では、10億円と銀座の利権を賭けて、
日本のやくざと中国マフィアの対決を描くのですが、
これが延々5巻以上を費やしたでしょうか。
その決着(61巻)が圧巻でしたので、お勧めの名場面でしょう。

長編ですが、順々に読み進めるべきとも思えません。
どこをどう切り取っても、同じテイストですので、
抜き取って読み進めるのも許されると思います。


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[投稿:2018-01-11 16:52:30] [修正:2018-01-11 16:52:30]

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