「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

7点 自虐の詩
終盤の怒涛の展開で、人生賛歌という結末で救われます。
「幸や不幸はもういい。どちらにも等しく価値がある。
人生には明らかに意味がある。」
けだし名言です。
・・・しかし、私は残念ながら、終盤に至るまでの
ほぼ全編での森田幸江の悲惨な人生を全く笑えないし、
彼女にまとわりつくダニのような男たちイサオや父親に
寛容には全くなれません。
したがって、ギャグマンガとしてほとんど読むに堪えない気持ちでした。
途中で放り出したくなるような気持ちですが、
泣ける漫画というコピーだけを信じて最後まで読み通しただけです。
それでも、それでも、人生には意味があると、業田良家は言うのです。
本当にそうでしょうか?
自分の子供や妻にさえ不幸を呼び込む男、女。
そんな人間とも呼べない生物たちに囲まれて生きる
人生って意味があるのでしょうか。
そんな風に自問自答しながら何十年と生きた挙句に、
熊本さんとの再会があって、その瞬間だけ「生きてて良かった」と
思う幸江の物語でした。
熊本さんは、さらに磨きをかけた孤高の人でした。
人生いろいろ、男も女もいろいろ、という言葉を思い浮かばせる作品でした。
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[投稿:2018-05-28 20:12:50] [修正:2018-05-28 20:12:50] [このレビューのURL]
6点 天牌外伝 麻雀覇道伝説
天牌では、雀ゴロ同士の対決色と勝負の行方を左右する
「まさかの自摸」や「トンでも配牌」、天才的な読み、
天賦のツキなどで読ませる麻雀漫画でした。
一方、こちらの外伝は、麻雀に巣くう人々の
ヒューマンドラマ仕立てがメインシナリオです。
したがって、2話完結や1話完結読み切りが基本形です。
私の好みは、どちらかというと外伝でした。
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[投稿:2018-05-18 07:29:23] [修正:2018-05-18 07:29:23] [このレビューのURL]
2点 僕等がいた
単行本の帯には第50回小学館漫画賞受賞だとか、
全国の女子高高校生の間で空前の大ブームだとか、
あなたはもう僕等で泣きましたか?とか、
大評判のコピーが並んでいます。
なんで、ものすごく期待して読み始めましたが、
いくら読んでも読んでも、評判になる理由について理解不能です。
決定的に私の好みに合っていない。
どうでもいい三角関係を高校生から社会人まで引っ張って、
過去と今現在の気持ちだけで生きるだけが大切であって、
この後どんな人生を送りたいのか
何がしたいのか
何をがんばりたいのか、ってことはまるで関心のない人種の
人たちの物語なんです。
とにかく君のそばにいたいんです、とか言いそうです。
我慢しただけ、無駄な時間を使ったことを後悔させる漫画でした。
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[投稿:2018-05-15 18:15:03] [修正:2018-05-15 18:15:03] [このレビューのURL]
人により大きく評価の分かれる作品ですね。
剣心の“贖罪の日々”の現在と“人斬り抜刀斎”の過去との対比、
周りを固める脇役の個性に惹きつけられるものがあります。
よってキャラの魅力に重きを置く人には、評価が高くなります。
新選組を中心とした幕末の志士と対立軸、明治維新の光と影、
混乱期と揺籃期など明治時代の歴史的背景を面白いと感じた
少年たちは、きっとその後歴史小説を読み漁るに違いありません。
そんな少年少女には教育的効果は抜群だったと言えます。
分かり合えない剣士たちの最後の決着方法は、剣技による
バトルだけです。
その単純さは少年誌ならではです。
そこに「殺さず」や「悪・即・斬」などのポリシーを持ち込み、
牙突などの剣技で上手く脚色したバトルを見せます。
ドラマとして見れば、主人公剣心の幼児性的性格に
小さな破たんが見られ、大人には鑑賞に堪えません。
というように、人によって何を重視するか、何が面白いか、
足りないと思うかによって評価が変わりそうです。
私は、それぞれの良いところ足りないところを平均した評価となりました。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2018-05-07 18:15:38] [修正:2018-05-07 18:15:38] [このレビューのURL]
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