「朔太」さんのページ

総レビュー数: 298レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

平凡な登場人物が醸し出す平凡な日常に、非凡な非現実を
突き付けて、世界はどのように変化し、自分はどのように
変わるのだろう。
ヒーローになりたくてもなれるわけがない平凡な日常で、
アイアムアヒーローとつぶやいてみても、ヒーローには
なれない自分を再確認するだけ・・。

さあ、壮大な実験の始まり。
非現実的な日常を駆け抜けることで、ヒーローになろう。

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[投稿:2017-01-18 18:18:30] [修正:2017-01-18 18:18:30] [このレビューのURL]

警察組織に2つの特殊部隊組織があって、すなわち
SAT:警視庁警備部特殊部隊 Special Assault Team
SIT:警察庁刑事部特殊捜査班 Special Investigation Team
が凶悪犯などの排除、要するに狙撃も厭わない特殊部隊です。

しかし、日本という平和ボケした国家では、様々な制約があって、十分なコンセンサスが
得られているわけではない、という前提を理解しないと、この作品は楽しめません。
というのも、主人公たちの所属する新組織は、すなわち
NPS:警察庁特殊急襲捜査班 National Police Safetyrescue
の架空の組織なのですが、上記2つのS組織に加えて、必要性が理解しにくいのです。

読み進めますと、本来SATだけで十分なのですが、国民に十分必要性を認知されるためには、
排除ではなく確保を使命とする組織がその前に必要ということで組織化されたようです。
が、当事者のリーダーはその思惑以上にリベラルな考え方で、同時に主人公神御蔵は
拳銃を持たないで凶悪犯の前に立つ平和主義者なのです。

本作品の難しさというか、今一歩感情移入できないところがあるのは、SATやNPSに対して
イデオロギー闘争があって、どうやら原作者は主人公であるNPSに肩入れしているらしい
のですが、普通に考えてNPSなど不要で、SATを強化すべきと思えるところが原因です。
どう考えても凶悪犯の前に丸腰で立つ警官など非現実的でしょう。
だから、副題、”最後の警官”なのでしょうか?

娯楽作品としては、SATに一人で立ち向かう元警官の野戦は、良く練れていましたし、誘拐編も引き込まれました。

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[投稿:2017-01-09 17:24:45] [修正:2017-01-09 17:27:57] [このレビューのURL]

人物描画もストーリーも粗暴で好きになれない感じです。
表題からしてピンポイントな狭い展開を感じましたが、
そのまんまですから展開も広がりません。
モチーフが狭すぎて、面白い展開になりようが
ないのでしょう。

短期連載終了もやむなしでしょう。

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[投稿:2017-01-04 20:55:31] [修正:2017-01-04 20:55:31] [このレビューのURL]

10点 封神演義

1700万部世に出たらしい。
何といっても魅力的な登場人物が続々登場する点で、ワクワクさせる。

まずは太公望。
彼は12歳で両親や家族を失ったらしいが、その悲しみを表面に出さず、
頭脳戦が得意な崑崙一の策士として大活躍かと思いきや、仲間からは
尊敬されない普通の人を装う。
マイペースで飄々としたリーダーは、時に赤穂の昼行燈のように支持されるようだ。

聞仲も素敵な敵役だ。
たった一人で十二仙や元始天尊を撃破していく強さと部下に敬愛される
ストイックさがある(この点、太公望と真逆)。
しかし、何か悲しげな背中が魅力である。

妲己は、典型的な悪女であり、世の皇帝をたぶらかして悪政を引くトンでも女子。
しかし、常に語尾にハートマークを付ける可愛らしい喋り方は憎めない。
表面上の敵役だったことが,後編で分かるので、なお哀れな感じもする。

四不象は、太公望の片腕というか秘書というか乗り物だが、基本は
ツッコミ役である。戦いでボロボロになる時もあったりして、涙を誘った。

そしてラスボス、女禍。
これが登場する頃になると、戦闘の意味や世界感が一気に宇宙的規模、時空を
超えた哲学の世界へと誘う。やや難解な世界感でもあるが、それがまた
サプライズをもって受け入れられたのではないか。

本来は中国明代の小説が原作のはずだが、まったくもってとんでもない漫画に
仕上げてくれた点で、めったにあげない10点を差し上げたい。
感動した。


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[投稿:2017-01-01 07:07:56] [修正:2017-01-01 07:07:56] [このレビューのURL]

サバイバルものを少年誌に掲載しようという勇気ある企画
には、拍手したいと思います。
が、極限状態におかれた人間達の想像的行動を物語にする
ならば、それなりの覚悟が必要かと思います。
青年誌ならば、飢餓、暴力など生存の危機や極限状態に
おかれた男女がいれば起こりうること、そこには圧倒的な
絶望や不信が芽生えて、人間が人間でなくなることまで
表現するのが当然でしょう。
確かに途中に集団的殺人まで表現はされており、少年誌と
しては限界ギリギリかもしれませんが。

最終巻での締めをネットで見る限る、極めて評判が悪く、
私としては繰り返される展開で腹いっぱいになりました
ので、5巻で撤退とさせてもらいます。

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[投稿:2016-12-28 21:35:08] [修正:2016-12-29 08:14:31] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

・島根には27名の弁護士しかいないらしいです。
その過疎地を舞台に選んだところが、最大の特徴なのですが、
事件や背景は島根にほとんど無関係です。

・田舎には不釣り合いな巨乳ミニスカ弁護士が主人公です。
幼い頃、家族の下を去った母親にコンプレックスを持っており、
話の展開とともに次第に事情が明るみになってきます。
その進め方も内容も陳腐です。
最初は偶然?にも行きつけの居酒屋の女将が自分の母親と知ります。
横浜から島根に赴任したその先の一軒の居酒屋です!
さらに母親は自分と同じ弁護士資格を持っていて、
敏腕検事として活躍していた!
その後止む無く家族を捨てることに・・。
こんな空想自分勝手な展開では、評価は低くなります。

・法廷もの、事件ものの展開としても、謎解きはないですし、
意外性も欠如しており、魅力はありません。

・骨格となるヒューマンドラマについては、薄っぺらい
人間模様なので感情移入できる話はほとんどなく、ここが致命的でした。
同じ類の漫画では「家栽の人」がありますが、比べるのも恥ずかしいレベルでした。

以上 褒めるところが少ない作品ですが、一途に頑張る
美人弁護士を応援したい方にはお勧めいたします。

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[投稿:2016-12-21 18:45:37] [修正:2016-12-21 18:45:37] [このレビューのURL]

巨匠ちばてつやの初期の作品。
学校は大嫌いで喧嘩に明け暮れる毎日の主人公石田国松。
ハリス学園に迎え入れられるや、野球、剣道、ボクシング、
サッカーと運動万能ぶりで大活躍します。
しかし、元来がヒーロータイプの主人公は絶対出てこない
同氏の漫画ですから、乱闘騒ぎになったり、対抗して
新拳闘部を立ち上げたり、とその都度違った形の活躍を
します。

単純に学園スポーツものかと言えばそうでもなく、自身の
活躍を新聞記事をしてしまうような文化部的な活躍もあったりします。
父が交通事故に遭えば、一家を支えるために学園を一時的に
離れアルバイトもしたりと縦横無尽な展開に驚きます。

ちばてつや氏の原点とも言える作品です。
漫画・アニメファンは一読してほしいです。

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[投稿:2016-12-14 21:31:08] [修正:2016-12-15 12:16:30] [このレビューのURL]

バブル時代の遺物ともいうべきチャラ男が主人公です。
そのチャラさの裏側でBバージンのテーマがあります。
できるけどやらないという純愛がBバージンだそうで、非モテ人種の心の支柱になったとの解説をよく見聞きしました。
チャラッチャラの毎日が描かれている中にあって、Bバージンを誓って一途に一人の女性だけを追いかける主人公の熱さが非モテ人種の胸を打つわけとのことです。

しかし、正直に申し上げて私も非モテ系ですが、全く共感も感動も有りませんね。
時代背景も今とは違ったせいでしょうか、薄っぺらさを感じます。
そもそも情熱を傾けた恋愛を人様から賛美されるいわれはなく、当たり前でしょう、自分のためなんだからと思ってしましました。

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[投稿:2016-12-09 18:22:59] [修正:2016-12-09 18:22:59] [このレビューのURL]

アメリカ大統領選の実態をよく取材し、1998年の時点で既に先駆的な視点で新しいアメリカの大統領像をかわぐちかいじが予見していたとも言えます。
どの辺が予見かというと、8年前の選挙で史上初の黒人系大統領として当選したバラク・オバマ氏より先に、有色人種の大統領の出現を予言していたことです。
2000年の頃は、ブッシュかゴアかというレベルで、白人男性による強いアメリカ思想を実践することが大統領に求められていました。
その時代の有色人種あるいは女性による大統領なんて、夢の夢だったはずです。

本作品では、アメリカ社会が抱える闇の部分をあぶり出し、有色人種日系候補である主人公の打ち出す進歩的な政策を通じて、問題解決の具体的な道筋を提示していきます。
2016年オバマさんは退陣し、女性初の大統領を目指したクリントン氏の夢も破れました。代わってトランプさんが次期大統領へ。
時代は回帰し、「白人男性による強いアメリカ思想を実践すること」をアメリカ人は再び望んでいるようです。

イーグルで描かれた世界の先に現代があるのか、あるいは現代の行く末にイーグルがあるのか、なかなか深い味わいのある作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-06 21:17:26] [修正:2016-12-06 21:18:23] [このレビューのURL]

8年に亘る連載と24巻完結を思うと、長編ならではの一貫性とエンターテインメントを感じる作品でした。

<展開>
・前半は世間の小悪を見つけては退治する「世直しマン」の陳腐さが鼻につきます。世を忍ぶ冴えない街金サラリーマンを装いながら、小悪党と遭遇するなり「負債あり」とかなんとか言いながら自分の利益につながらない征伐をする単発読み切り風のお話が延々と続いていました。
10巻くらいまで続いた後は、主人公春居の過去との因果とからめて、巨悪の柳原代議士との対決が始まります。
隠されていたはずのヒーローの過去や正体まで敵に知られるようになってくると、それまでの無敵感からそれなりのハラハラ感が生まれてきます。
様々な敵味方あるいは正体を探るジャーナリストを並行に登場させるあたりは巧妙でした。

<作画>
・ベテラン細野不二彦ですので、安定した筆使いではありますが、いつまでたっても上手い絵とは思えないのは私だけでしょうか?
・一方で巨匠手塚治虫の影響を受けたかのような人物画も嫌いではありません。

<エンターテインメント性>
・ダブルフェイスの題名通りに、表裏の顔を持つヒーローの活躍は、前半は狙い通りとは言えず、飽きがくるものでした。
しかし、その表裏二面性が崩壊する危機が近くなればなるほど面白さが出てくるという構成でした。後半だれがちな作品が多い中で、最終話にかけて盛り上がりを見せる作品です。

ギャラリーフェイクとともに、長編2大作品として細野氏の代表作になりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-04 17:21:43] [修正:2016-12-04 17:22:55] [このレビューのURL]

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