「朔太」さんのページ

総レビュー数: 427レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

小学生が主人公ということ、作者が女性ということ
もあって、ストーリーはやや幼稚ですし、
ドタバタした騒動も鼻につく感じです。
しかし、この世に想念を残す霊が中心になるテーマ
ですので、最後は共感を覚える感動が残ります。
特に、5巻番外編の2つの作品は、印象的なお話で締めくくっています。


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[投稿:2019-05-19 13:51:24] [修正:2019-05-19 13:51:24] [このレビューのURL]

最愛の人を失うこと。
若い頃なら、親。親になれば、子。壮年期には、伴侶。
想像するだけで、人生の意味を失うことでしょう。

こんな経験は、それほど多くの人がするわけではないけれど、
生きていく中で、仕方なく受け止めるしかないことでしょう。

慟哭。
これを作品にしようという気持ちは、プロだからなのでしょうか?
そうではなく、その傷が癒えて、
振り返る自分は別の人生が歩めているから、と信じたいです。

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[投稿:2019-05-17 01:30:46] [修正:2019-05-17 01:30:46] [このレビューのURL]

競輪選手関優勝の痛快人生が主軸です。
善悪に対するモラルはほとんどストーリー上に現れる
ことがない点で、大人の漫画です。
とにかくギャンブルでもレースでも勝つことが全てに優先されます。
徹底して勝負に執着するという価値観の中で、変なこだわりや
滑稽な行動で笑いを表現するのですから、不思議な世界です。

通算46巻、18年にわたる連載で、さらに続編が支持された
大作ですが、全てを読み切るにはパワーが要りそうです。



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[投稿:2019-05-16 19:34:02] [修正:2019-05-16 19:34:02] [このレビューのURL]

2点 orange

主題となる友情のために未来を変えていこうとする
ストーリには、あえて評論しない。
その前に読む気を失うような障害が多過ぎて、展開を
楽しむ気持ちも感情移入もできないためである。

5巻読了後、最大の疑問は、別冊マーガレットで連載
された典型的少女漫画作品が、何故青年誌に移籍されたのか。
青年誌で読むのは無理と断言させてもらう。

女性作家が描く本作品では、男性心理や生理が全く
理解されていない。一部の女性たちには、同様な
感想を持ち賛同されることはあるのに、
大多数の女性にとってはこんな男女関係が理想であるらしい。
大人から見ればとても非現実的だが。

男性読者に読む気を失わさせる違和感を下に列挙すると、
・母親と一緒に病院に行くことをドタキャンしたことが、
一生の後悔につながり自殺願望になる男性などいない。
いたとしてもそれは男性自身も精神的に病んでいる
証拠であって、根拠となる友情も育まれていない
うちに、周囲の高校生が彼に巻き込まれて罪悪感を
抱くことは現実に有り得ない。
ここは、本作品の基軸になっているだけに、大きな違和感である。
・傷つきやすいナイーブな翔に、同級生男女仲間の
5人が同調的に神経質な扱いをすること。
そんな関係性なのに一緒に並んで笑いながら走る構図は、
とても気持ち悪い仲間であること。
さらに、誰も翔にマザコンとしての気持ち悪さを感じていないこと。
・須和が自殺願望マザコン野郎の翔に忖度して、
菜穂への告白を止めること。
何度も言うが、特段に根拠となる友情について
描かれていないのにである。
・男女間、特に男子高校生が「・・して、ごめん。」
というセリフを乱発していること。
これは今どきの無自覚な女性の治らない癖である。
男が使う場合は、女性に合わせているだけか、
本当に大人になりきらない幼児性男子の場合だけである。

仕方なく読了したが、改めて男性にとって少女漫画
というのは、とても受け入れがたい代物であることを
再確認できたのが良かった。

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[投稿:2019-05-04 08:20:09] [修正:2019-05-04 08:20:09] [このレビューのURL]

春日部咲が好きだ。一般人の視点でオタの世界にいる恋人高坂を許容する。
斑目が好きだ。オタ固有の弱さを自覚しながら自分の生き方はこれしかないと俯瞰する。
大野が好きだ。理解と協調の世界で皆が幸せであればと願う。
笹原が好きだ。強い意志はなくも寛大さ包容力は抜群。
荻上が好きだ。深く傷ついた過去がトラウマになって攻撃性を鎧にする彼女の可愛さ。

オタ、非オタに関係なく、皆優しい視点を持った関係性。何か漠然とした将来への不安を
抱えながらも、「こんな自分だもの」と焦らない。

愛すべきキャラ達の青春群像を漫画でこんなに上手く表現できるとは思わなかった
点で、自分にとって衝撃の作品でした。


<2代目から追記>
班目君がどんどんまともな人間に成長していく様は嬉しい。
14巻で咲との二人だけの交流は、完成形の班目君である。
あまりに嬉しかったので、思わず追記と相成りました。

14巻から最終巻まで、モテキの班目君を中心にハーレム
メンバーの騒動というまさかの展開でした。
皆が元来オタなので、どんな組み合わせでも一定の理解を
示すのですね。
米国人アン、コミ障のスー、女装癖波戸、キャバクラ女王の
笹妹のハーレムメンバーの揃え方は絶妙でした。
またまた、波戸の男性の部分にほのかに恋する矢島など、
本当に人間って不思議な動物だなあと思います。
でも、有り得るなあとも思います。
一方で、こんな不思議集団でも、朽木先輩のキモさ、
KYさにだけは共通して皆が拒否しているのは納得でした。


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[投稿:2013-01-03 17:48:42] [修正:2019-04-21 06:09:24] [このレビューのURL]

異彩を放つ作品を連発していることで知られる松本大洋氏
ですが、恥ずかしながら初めて読ませてもらいました。
帯には「自由なネコと地獄の街の物語」とか「自分の町を
自分の体で生きたくなる。」とか素敵なワードで飾られていました。

なるほど、独特の世界観だし、生きる上で教養とかルール
はそんなに要らないといった価値観を感じさせてくれます。
特にシロをどう感じるかで、この作品の価値は変わります。
私は、シロの雰囲気だけでは、特段の特別視するような
贔屓の気持ちは起こりませんでした。

読後感として文句のつけようもなく、作品としての完成度は
高いものがありますが、でも、あと一つ感動あるいは
共感させるものが足りない感じがするのは私だけでしょうか?

ピンポン他の有名作品も読んでみたいと思います。

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[投稿:2019-04-16 19:16:32] [修正:2019-04-16 19:16:32] [このレビューのURL]

ファンタジーを絡めてストーリーを膨らませたいのだけ
れど、少年誌から始まった制約で上手くいかなかった印象です。
同じ系統ではベルセルクがありますが、そちらは容赦ない
レベルでの非道や非情が最初に提示されていて、底流に
主人公の行動原理が明確です。
テガミバチでは、1巻でゴーシュを慕う主人公ラグの
行動原理が定義されているのは同じです。
しかし、やはり弱い。
どんな苦難も耐える覚悟の説明としては、子供は説得
できても大人は「しょせん漫画」となります。
そんな甘さが読み進める気持ちに棹をさします。

11巻を手元に置いて読み出しましたが、残念ですが
8巻途中で挫折しました。
我慢すれば後半はもっと違う展開があったのでしょうか?


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[投稿:2019-04-07 06:21:38] [修正:2019-04-07 06:21:38] [このレビューのURL]

憧れの先輩とピアノ協奏曲を大きな舞台でいつか協演したい、
それさえできれば幼児たちと毎日楽しくピアノで楽しみたい
だけと考える天才ピアニストの無邪気な成長物語が一つの基軸です。
もう一つの基軸は、常に散りばめられているギャグの連発ですね。
当初の5巻までは、後者のギャグの面白さで引き込まれました。
天才指揮者の女狂いの一面だとか、「ぎゃぼ」という決め
ゼリフなどは秀逸でした。

以降は、フランスに留学して、じれったいくらいなかなか
成長を見せません。
音楽の魅力を中心に、苦悩する音楽苦学生に焦点を合わせた
真面目な展開でしたが、しかしこれはこれで楽しめます。

最近、読んだ2017年直木賞を受賞した恩田陸さんの
「蜜蜂と遠雷」を彷彿とさせる同じテイストの面白さを感じました。
本作品の方が崎に世に出ていますから、まさかのまさかですが、
本作品に恩田陸さんがインスピレーションを得たということも
あるのでしょうか?
直木賞と同じ感動を与える作品と言えます。


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[投稿:2019-03-15 20:33:17] [修正:2019-03-15 20:33:17] [このレビューのURL]

オトナテイストを一段と進めています。
団鬼六を彷彿とさせる師匠と弟子は、リアルであり、
実際こんな関係であることが必須だろうと想像します。
実録レベルになるとやや腰が引ける方ですが、
漫画だと適度なエロに中和されているように思います。


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[投稿:2019-03-10 06:09:21] [修正:2019-03-10 06:09:21] [このレビューのURL]

8点 海猿

映画化された「海猿」との比較で言えば、全然別物でした。
映画の方は、海難事故の怖さ、絶対絶命の状況からの
生還だけがクローズアップされていましたが、
漫画原作の方はやたらと仲間、先輩が死んでしまいますし、
婚約者がいる恋人を寝取ってしまう結末なので、相当複雑ですね。

単純な海難事故だけではなく、銃や武器を持った海賊と対峙
しながらそれでも攻撃は無論不可能だし、救難すること
しかできないとか、国籍不明の不審船への政治的対応の
限界など、海上保安庁の現実の悩みが良く理解できる構成でした。

「め組の大吾」を連想する方も多いようです。
大吾の病的なレスキュー魂とはちょっと違う使命感に
突き動かされる大輔の方が、同じく超人的ではありますが人間味がありました。
主人公の人間性で言えば、「ブラックジャックによろしく」
とは共通するものがあります。
佐藤秀峰氏の価値観が反映されているのでしょうか。

本作品の価値を決定づけているのは、最後の航空機事故編ですね。
御巣鷹山に激突墜落した全日空機事故に着想を得ている
ことは誰の目にも明らかです。
生き残った機長の生きざまに焦点を合わせたドラマ性は
圧倒的な迫力で迫ってきました。
大団円という言葉がしっくりくるぐらい、ここの出来が
大変すばらしいと思います。


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[投稿:2019-02-13 00:36:59] [修正:2019-02-13 00:36:59] [このレビューのURL]

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