「朔太」さんのページ

総レビュー数: 744レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

ダウジング他能力者集団がくりなす死体にまつわる騒動記というところです。
ウィットも微妙な男女の駆け引きもあって、なかなか大人のテイストではありますが、
もう一味何かが不足していて、どんどん次も読みたいとならない感じが残念です。
14巻まで読みましたが、これで止めます。

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[投稿:2015-12-30 11:11:29] [修正:2015-12-30 11:11:29] [このレビューのURL]

5点 SINfinity

原罪をテーマにしつつ、さほど深刻にならないレベルで人の存在意義を問題提議している。
難しい内容だが、娯楽性もあって何より絵が上手く、2巻表紙絵の美少女には
最大の賛辞を送りたい。
思春期の「人間とは?」と考え続ける少年少女に読んで欲しい。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-12-26 17:32:01] [修正:2015-12-26 17:32:01] [このレビューのURL]

バガボンドとは、英語で放浪者、漂泊者の意味。
まさに武芸者の体を借りて、剣術や生を一生をかけて追及する放浪者を描いている。
道を求める哲学者のごとく武芸者、墨絵のごとく描画術(実際、筆で書くらしい)が美しい。
時代の極限性、戦いの恐怖はもちろん飢えの現実等、生死が紙一重の時代背景も一層引き立つ。
佐々木小次郎がろう者であったりと、キャラクターや物語には独自のアレンジが加えられており、
吉川英治の宮本武蔵で作られた既存の武蔵像を超えた美しさと思う。
37巻読破。

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[投稿:2015-12-23 16:27:18] [修正:2015-12-23 16:27:18] [このレビューのURL]

合戦の戦術戦略の巧妙さで、途中で読むことを中断できなくらい引き込まれる面白さがある。
織田信長はその冷徹な戦いぶりで、順調に領土を拡大したくらいの知識だったが、
武田信玄や本願寺、浅井・朝倉側の事情で運良く勝ち残った背景が理解できた。
一度は朝倉和睦のために土下座して謝罪したくらい。

それぞれの武将の知略の見事さは秀逸である。武田の三方が原の戦い、木下藤吉郎の金ケ崎の退き口など史実をメイキングしたかもしれないが、ドラマチックである。
朝倉の一乗谷、浅井の小谷城の難攻不落の構造もさることながら、
一夜にして攻め落とす知略も読みごたえが有る。

仙石秀久のキャラやお蝶、斉藤龍興ら傍流話は、添え物であって評価の対象外。
大人買い、一気読みにて15巻読破の価値あり、でした。

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[投稿:2015-12-12 11:19:51] [修正:2015-12-12 11:25:04] [このレビューのURL]

成仏できなかった幽霊の姿が見ることができるMAKOTOとのコラボレーションが新しい
設定です。彼のお蔭で推理の根拠が読者には明白になり、シナリオが上手く運べます。
作者郷田マモラには、大阪愛が相当根深く、青木雄二や東風孝広の影響が大きいのかも
知れませんね。しかし、ひかるのウェットさは彼らにない持ち味でもあります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-12-06 12:01:49] [修正:2015-12-06 12:01:49] [このレビューのURL]

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