「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

2点 家畜人ヤプー
原作を読んだわけではありませんが、この内容で漫画にして
感動を与えるのは無理がありそうです。
セリフは多いし、思想は偏っているし。
江川達也の才能をこんな風に消耗させるのは勿体ない。
東京大学物語あたりから美しい絵柄でエロ路線なら
商業的には成功できることに味を占めたのか、
青年読者をバカにしてるのか、才能を消費し始めました。
日露戦争物語や源氏物語、家畜人ヤプーに手を出した
ことから、ストーリーテイラーとしての才能の限界を
感じているのかもしれません。
だったら、編集者は良い原作者を探してあげて欲しい。
江川が拒否するのだろうか?
いずれにしても、どの分野でもいますが、
かってのヒットメーカーが栄光にすがりつつ足掻いている
業界の重鎮が、実は裸の王様という構図を連想させます。
そのくらい作家の迷走ぶりを感じさせる作品でした。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2019-01-24 02:30:38] [修正:2019-01-24 02:30:38] [このレビューのURL]
10点 ハロー張りネズミ
弘兼憲史氏の原点となる作品であり、同氏の一貫した作風がここで確立されました。
初期作品なので画力やギャグにはある程度目をつぶる必要はありますが、
シナリオ構成力、情感、人間観察力など、ドラマ脚本家としても大成
できただろうと思われます。
追記:改めて全巻を読み返しました。
弘兼氏の最高傑作ではないでしょうか。
初期の十数話は見るべきものはないのですが、或るところからは練に練られた
お話が続きます。
サスペンスとミステリーが基本ですが、ホラーあり、SFあり、世情の裏話ありです。
弘兼氏の評価を高くするのは、人情ものでしょう。
ファイル118 玄待屋の女(映画黄色いハンカチの焼き直しの匂いも強いが?)
ファイル119 夢で逢いましょう
などは弘兼氏の油の乗りきった時期と重なったのか、最高の出来栄えです。
2019年現在70歳になろうかという同氏ですが、彼に替わる次代の作家さんが
見当たらないのは残念です。
不出世の作品でしょう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-14 10:05:25] [修正:2019-01-22 18:38:39] [このレビューのURL]
5点 金魚屋古書店
漫画好きのマニア向けの薀蓄が多く、それなりの方々には
一種のノスタルジアや共感を与えて頂けるのでしょう。
私も相当の漫画好きですし、登場するマニアックな方々
にも通じる知識と愛も持ち合わせているつもりですが、
感情移入できるエピソードはあまりありませんでした。
何かが足りないのです。
そう、漫画のどの部分にどう影響されたのか、
共感できるリアルさがないのですね。
そうそう影響力のある作品には巡り合えないものです。
毎号毎号、目に涙を浮かべられても、疑問がわきます。
設定自体には、興味が湧きますし、こんな古本屋さんが欲しいとも思います。
やや勿体ない感がしてしまいますが、2巻までで撤退します。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2019-01-19 07:25:19] [修正:2019-01-19 07:25:19] [このレビューのURL]
6点 少女ファイト
最初の2巻までは、個性あふれる人物のオンパレードで
相当強いチームが出来上がる予感がしました。
練習すら楽しめましたから、先々の展開に期待が膨らみました。
しかし、回を重ねると、バレーボールはどうでも良いのですね。
少年漫画風バトルを期待したら、全くの少女漫画でした。
小中学校時代のいじめやトラウマを引きずって、
友情物語を育む、あるいは保護者のような恋人と親友。
ああ、読みたい漫画ではなかったです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2019-01-05 16:39:37] [修正:2019-01-05 16:39:37] [このレビューのURL]
5点 7人のシェイクスピア
第一部として6巻が完了しました。
しかし、続編は数年にわたり現れず、先々を見通せない
状態でしたので、ライフワークのつもりだったのでしょうか。
腰の据わり方がとんでもなく長期戦の構えです。
1巻はリーの物語、2巻はランスとワースとの出会い。
3巻から5巻は旧教の迫害を中心にしたウィルとジョンの少年時代。
6巻はリバプールへ出奔し、ミルとの出会いと4人の集結。
第二部は、4名はロンドンを舞台に、いよいよシェイクスピアの
誕生?かと期待が膨らみます。
6巻を読み切ってしまいますと、このように俯瞰できる
のですが、途中では現在位置を見失いそうです。
連載中は読者はきつかったことでしょう。
基本的に娯楽作品というより裏伝記としての色合いが濃く、
作石氏の意気込みは理解できるのですが、小説に向いた
素材ではないでしょうか。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2019-01-01 12:35:15] [修正:2019-01-01 12:35:15] [このレビューのURL]
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