「朔太」さんのページ

総レビュー数: 735レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

やや救いようのない結末が多かった前シリーズに
比べて、柔らかな結着が多いように思いました。
ザワザワした感じが少なく、落ち着いて読めました。

お馴染みのセリフに加えて、「お生きなさい」の
決めゼリフがスッキリはまります。
今のところ、今回のシリーズで完結でしょうか。

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[投稿:2019-05-29 01:59:25] [修正:2019-05-29 01:59:25] [このレビューのURL]

小学生が主人公ということ、作者が女性ということ
もあって、ストーリーはやや幼稚ですし、
ドタバタした騒動も鼻につく感じです。
しかし、この世に想念を残す霊が中心になるテーマ
ですので、最後は共感を覚える感動が残ります。
特に、5巻番外編の2つの作品は、印象的なお話で締めくくっています。


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[投稿:2019-05-19 13:51:24] [修正:2019-05-19 13:51:24] [このレビューのURL]

最愛の人を失うこと。
若い頃なら、親。親になれば、子。壮年期には、伴侶。
想像するだけで、人生の意味を失うことでしょう。

こんな経験は、それほど多くの人がするわけではないけれど、
生きていく中で、仕方なく受け止めるしかないことでしょう。

慟哭。
これを作品にしようという気持ちは、プロだからなのでしょうか?
そうではなく、その傷が癒えて、
振り返る自分は別の人生が歩めているから、と信じたいです。

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[投稿:2019-05-17 01:30:46] [修正:2019-05-17 01:30:46] [このレビューのURL]

競輪選手関優勝の痛快人生が主軸です。
善悪に対するモラルはほとんどストーリー上に現れる
ことがない点で、大人の漫画です。
とにかくギャンブルでもレースでも勝つことが全てに優先されます。
徹底して勝負に執着するという価値観の中で、変なこだわりや
滑稽な行動で笑いを表現するのですから、不思議な世界です。

通算46巻、18年にわたる連載で、さらに続編が支持された
大作ですが、全てを読み切るにはパワーが要りそうです。



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[投稿:2019-05-16 19:34:02] [修正:2019-05-16 19:34:02] [このレビューのURL]

2点 orange

主題となる友情のために未来を変えていこうとする
ストーリには、あえて評論しない。
その前に読む気を失うような障害が多過ぎて、展開を
楽しむ気持ちも感情移入もできないためである。

5巻読了後、最大の疑問は、別冊マーガレットで連載
された典型的少女漫画作品が、何故青年誌に移籍されたのか。
青年誌で読むのは無理と断言させてもらう。

女性作家が描く本作品では、男性心理や生理が全く
理解されていない。一部の女性たちには、同様な
感想を持ち賛同されることはあるのに、
大多数の女性にとってはこんな男女関係が理想であるらしい。
大人から見ればとても非現実的だが。

男性読者に読む気を失わさせる違和感を下に列挙すると、
・母親と一緒に病院に行くことをドタキャンしたことが、
一生の後悔につながり自殺願望になる男性などいない。
いたとしてもそれは男性自身も精神的に病んでいる
証拠であって、根拠となる友情も育まれていない
うちに、周囲の高校生が彼に巻き込まれて罪悪感を
抱くことは現実に有り得ない。
ここは、本作品の基軸になっているだけに、大きな違和感である。
・傷つきやすいナイーブな翔に、同級生男女仲間の
5人が同調的に神経質な扱いをすること。
そんな関係性なのに一緒に並んで笑いながら走る構図は、
とても気持ち悪い仲間であること。
さらに、誰も翔にマザコンとしての気持ち悪さを感じていないこと。
・須和が自殺願望マザコン野郎の翔に忖度して、
菜穂への告白を止めること。
何度も言うが、特段に根拠となる友情について
描かれていないのにである。
・男女間、特に男子高校生が「・・して、ごめん。」
というセリフを乱発していること。
これは今どきの無自覚な女性の治らない癖である。
男が使う場合は、女性に合わせているだけか、
本当に大人になりきらない幼児性男子の場合だけである。

仕方なく読了したが、改めて男性にとって少女漫画
というのは、とても受け入れがたい代物であることを
再確認できたのが良かった。

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[投稿:2019-05-04 08:20:09] [修正:2019-05-04 08:20:09] [このレビューのURL]

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