「朔太」さんのページ

総レビュー数: 818レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

描画1枚、1シーンごとに見ると丁寧にきっちりとした画が書けているのですが、何かデッサンが狂っているような印象を受けます。
どなたか信頼のおける師匠を見つけて、描画の基本から見直される方が良いように思えます。
そんな事が気になって、物語に入っていけません。
まあ、物語もそれほどのものではありませんが・・。

池上遼一さんを目指して、大コケした一作というところです。

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[投稿:2024-12-28 09:12:21] [修正:2024-12-28 09:12:21] [このレビューのURL]

どこか既視感のある作品。
作者の薬膳や漢方薬に関する蘊蓄をベースに構成が練られたのであろう。
絵は綺麗なので、次回作品に期待といったところです。

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[投稿:2024-12-25 08:57:00] [修正:2024-12-25 08:57:00] [このレビューのURL]

作者が思い入れの強い役者のようだが、その魅力がほとんど伝わってこない。
破天荒な行動をもっと期待したが、例のパンツ事件以上のものはなかったし、
ただの天邪鬼なわがままな人物、ナルシストが弱い自分を人に見せない
ようにしていた人生というようなネガティブな印象しか持てない。

大多数の人は、こんな人物とは距離をおいて付き合いたいのではないかな。
いくつかの役者や有名人との交流が描かれているが、座頭市をヒットさせて
有頂天になった役者を怒らせないよう付き合っていたような印象だ。
むしろ、パンツ事件の真相を教えてほしかったが、そこは言い訳すら
ない恥部らしく、触れていない。

吉本氏の独りよがりな解釈が目に余り、読んで損した気分になる不愉快な作品だった。

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[投稿:2024-09-18 07:31:53] [修正:2024-09-18 07:32:15] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

芸能人になるためのおぼっちゃまについて、中学を卒業と同時に
東京に出てきて、陰ひなたになって彼を支えてきた。
しかし、彼は最初から踏み台にするつもりであって、日々の
家事を支えるために連れてきただけ。
そんな本心を知って、大いなる復讐を決意する主人公。

いや、それって自業自得でしょ。
ついて来いと言われたわけでもなく、代わりに働けと言ったわけでもない
(彼の言い分)ので、一方的な献身だったわけであって、
逆恨みもいいところである。
ああ、だめだ。主人公がただの馬鹿に見える。
残念だけど、最初の設定が受け入れがたいと、話が入って来ない。
そんな先入観もあってか、主人公の顔が可愛く見えないのが致命的です。
1巻で撤退しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-01-03 17:34:55] [修正:2024-01-03 17:34:55] [このレビューのURL]

1巻も読まずにレビューするのは始めてかもしれません。
読まずにというより、不快さで読む気力を失ってしまうのです。

40年以上前の昭和終期、90年代バブル興隆期の独特の日本文化の悪臭が
漂う作品です。
舅や姑を虐待する嫁、ブスを社会全体が否定する滑稽さを笑おうという
ギャグのセンスは、現在の日本の常識ではありえません。
当時の過度なリベラルなイデオロギーを笑う文化人の影響だったのかもしれません。
掲載誌が小説新潮ですから、特に反リベラル思想も根底にあるのかもしれません。

いずれにしても、極端過ぎて思想家あるいは冷笑家以外にはその面白さは
理解できそうにありません。
奇異に見えるのは、翌年日本漫画家協会賞・大賞を受賞していることです。
協会といった一見公的な機関ですら、世俗まみれの偏見を許す風潮があった
ことが、逆に面白く感じられます。
現在のように、SNSで炎上することを恐れて、権力に阿り、世間一般庶民に忖度し、
批判や反論を恐れるメディアや文化人だらけでも面白くはないですからね。
世相を窺い知るための研究史料としては値打ちがあるかもです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-12-28 16:42:17] [修正:2023-12-28 16:59:28] [このレビューのURL]

1970年代少年誌連載の作品です。

みなもと太郎氏に興味があって探し出した作品です。
007のパロディですが、お色気たっぷりの敵方
女性スパイが魅力です。
可愛い絵が描けるのですが、女性だけは別クオリティで描かれます。
しかし、ギャグ漫画として見れば、とてもセンスが
良いとは言えず、連載が短期で終了してしまうのも止むなしでしたね。

50年前の日本は既に平和だったといことが理解できます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-05-06 11:50:11] [修正:2023-05-06 11:50:11] [このレビューのURL]

奇しくも「ブラックジャックによろしく」と同時期に連載
開始された医療漫画である。
原作が、私の大好きな矢島正雄氏だったので、
極めて大きな期待を持って読み始めたのだが・・。

「下町の太陽」というタイトルからも、相当ヒューマンな
赤ひげ風ドラマを企画しようとしたのだろう。
裏目に出た感がある。
第一に主人公が下劣過ぎる。
医師としての自覚も覚悟も品格もない。
そんな主人公も次第に成長していくという展開何だろうが、
少年漫画ではないのでそこまで落とすことはないだろうに。
第二に起承転結が定型過ぎて、安物のTVドラマ仕立てだ。
目の肥えた読者の多い青年誌の品質ではない。
第三に、これが決定的なのだが、画が下手くそ。
美人役ヒロインが全然美人に見えない。
敵役の意地悪な女性に見えるくらいでは最悪だ。

残念ながら、我慢して読み進めるも1巻で限界でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-21 11:50:13] [修正:2023-01-21 11:50:13] [このレビューのURL]

表題から探偵・推理ものと期待して読みました。
予想に反して、ギャグ漫画でした。
名探偵気取りの少年を笑う、という展開が毎号読み切りで展開します。
残念ながら、私には笑えないというか、何が面白いのか
理解できずに終わりました。
設定は新しい斬新なものでしたが、ギャグの陳腐さでこけた感じです。

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[投稿:2022-12-10 13:57:42] [修正:2022-12-10 13:57:42] [このレビューのURL]

かなり前に、江川達也氏ご本人をNHKのドキュメンタリーで
視聴した記憶がある。
豪邸にお住みになっておられて、沢山のアシスタントとは
別の個室でネームに取り組まれていた。
風体は街にあってはホームレスのような芸術家風のスゴイ
売れっ子の作家さんだなあ、という印象だけ残った。
青年誌で数々のヒットを生み出されていた。

改めて1990年代の本作品を読み返すと、常軌を逸したバブル
時代の匂いを強く感じた。
こんな内容の作品が、多くの若者に本当に支持されたのだろうか。
単なるエロではなく、社会風刺的なエロと美しい描画は
一読の価値があるのは認めよう。
煎じ詰めれば、表層的な成功を収めた富裕層への批評漫画と
いうことだろうか。
善意的な解釈をすればそうなるが、半分は皮肉だ。

バブルが去ると、江川氏の凋落は始まり、単なる迷走作家の
烙印を押されてしまっているらしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-12 22:04:22] [修正:2022-05-12 22:04:22] [このレビューのURL]

不良高校生を題材にしたコミカルな漫画は、青年誌の中で常在しています。
一定のニーズがいつの時代にも存在するからでしょう。
そのため、先駆者が多く、真似っこした作品も多いです。

この作品が17年続いた理由は、青年誌に常在化されたヤンキー漫画を
焼き直して描いてくれる作家さんが枯渇したためと思われます。
だって、先人たちにたいてい書き尽くされていますからね。
そのせいか、この作品のギャグの質が相当低い。
読んでいて、これは売れない少年誌かと思いました。
ほとんどが下ネタ、女性関係です。

読者の青年層を見下した感があります。
もう少し捻れないものかというところですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-10-06 04:11:53] [修正:2021-10-06 04:11:53] [このレビューのURL]

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