「朔太」さんのページ

総レビュー数: 739レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

5点 RiN

ゴリラーマン世代にとって、残念な作品です。
あの輝きを期待して読み始めたのに・・・。
可笑しみを醸し出す技量は最高だったはず・・・。

ごめんなさい、3巻にて撤退です。


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[投稿:2017-12-27 17:05:26] [修正:2017-12-27 17:05:26] [このレビューのURL]

序盤と終盤にドラマとしてみるべきものを感じました。
中盤の話の引っ張り方がやや中だるみを生んだのは残念でした。

イチの過去の三つの顔にまつわるトラウマ、それは家族への
執着と絶望ですね。
これを五葉の他のメンバーは距離を保ちながら理解をしよう
と努めている。
これが仲間の優しさですね。

特に、政は田舎での嫡男としての義務を果たせず、家を捨て
ざるを得ないコンプレックスの塊のような男だけれど、
イチと知り合ってからは新しい世界の住人になりました。

最終巻は八木や政の振る舞いが美しく、素晴らしい決着と思います。


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[投稿:2017-12-25 17:47:09] [修正:2017-12-25 17:47:09] [このレビューのURL]

バックに軽快なBGMがあるような感じがするストーリーの
数々が展開される短編集です。
その典型が走る姿です。膝上まで足を上げる疾走シーンが
印象的で、軽快さを象徴しますね。

デビューから5年が経過したあとの作品集ですので、
油の乗り切る前のマグマの溜まる感じが良いですね。

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[投稿:2017-12-23 14:54:55] [修正:2017-12-23 14:54:55] [このレビューのURL]

バンビーノ続編です。
先の作品をそのまま継承して、熱烈猪突猛進型主人公の
イタリア料理漫画です。
画に動きがあるので、話の展開にスピード感を感じるのですが、
実はそれほど大きな変化はないのです。
イタリア料理店「レガーレ」の小さな世界で起こる事件で
しかなく、当事者にとって大事件でも、結局読者から
見て井戸の中の小事件なんですね。

特に、当初から土屋と言う店員がトラブルメーカで、
確かに後に異常なくらいの確執に発展するのですが、
冷静に考えて見れば、主人公にとって部下であり
店の誰もが敵になっており、孤立無援の可哀そうな
小物の敵なんです。
気に入らなければ解雇にだってできるのに、
料理勝負!ってなんだっていうのでしょうか。

後半の乗っ取り資本家に対してもそうです。
店の買収に大掛かりな仕掛けをしてくる敵では
ありますが、不法行為でもなく正々堂々と
料理勝負が行われます。
最後は軟禁なんかの犯罪行為もありますが。

全巻を読んだ上での総括です。
先の作品と合わせて8年の連載になり、
せきや氏にとって代表作になったようですが、
画が上手いだけにシナリオ展開で工夫が欲しいところでした。
当人は大事でも他人にはどうでもよい大騒ぎ物語です。

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[投稿:2017-12-13 18:01:30] [修正:2017-12-13 18:04:28] [このレビューのURL]

宇宙ロケット内という設定ですから、SFと思いきや、
いわば雪山に閉ざされた密室なんですね。
だから、結局典型的な雪山型密室殺人を描いた
推理小説風ストーリーです。

42年前の作品ですから、今思えばステレオ型の作品
ですので、とても斬新とはお世辞にも言えません。
しかし、人気作家萩尾望都の作品らしく、
ワクワク期待をさせる魅力はあります。

今や古典となってしまった感がありますが、記憶に残る作品です。


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[投稿:2017-12-05 00:58:15] [修正:2017-12-05 00:58:15] [このレビューのURL]

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