「朔太」さんのページ

総レビュー数: 741レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

寺沢先生が一連の料理マンガから脱皮した最初の漫画ではないかな。
実は料理が苦手な寺沢氏だから、いつかそれ以外の薀蓄漫画に
移行する機会を狙っていた感じです。

まず、薀蓄を中心に据えるために、台詞が多過ぎです。
台詞読まないで、ページをペラペラめくると、吹き出しだらけ。
一層、小説にしたら、って思います。
また、相当ニッチな領域に踏み込んでしまって、身動きとれずに
17話2巻で終了となってしまった印象です。
だって、修理をテーマにすると、取材調査は毎回大変でしょう。
ネタも数回で尽きてしまいそう。
読者にもそれほど受けそうにないし。
そんな訳なので、寺沢先生は好みですが、4点ということで。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-31 12:13:11] [修正:2024-03-31 12:13:11] [このレビューのURL]

戦艦大和が空母として建造されていたら、歴史は変わったかと
いう命題で物語が展開される。
史実とフィクションが綯い交ぜになっており、中途半端な知識
しか持たない向きには、面白さが伝わらないだろう。
一部オタクのための作品のように思うが、1997年当時でも
これに興味を持つ読者がどのくらいいたのであろうか。
3巻途中にて脱落した。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-23 12:15:18] [修正:2024-03-23 12:15:18] [このレビューのURL]

心温まるほのぼのした短編集です。
1年後に「Theかぼちゃワイン」で漫画賞を受賞するくらい
大成功をおさめますが、その原型がこの作品にあります。
三浦みつる氏は手塚プロダクションのアシスタントを経験されていたようです。
描画はもちろん、ストーリーも手塚治虫氏の影響が大きく、共通点を感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-17 17:12:17] [修正:2024-03-17 17:12:17] [このレビューのURL]

4点 Order-Made

テーラーを死んだ兄に代わって継ぎたい女の子の物語です。
職業ものは、専門知識とドラマで魅せるものです。
両方とも一応提供されていますが、サプライズに欠けます。
致命的なのは、主人公の女の子が魅力に欠けることです。
男子高校生並に乱暴な言葉使いをするのですが、可愛さが
伝わってきません。
見たまま、そのままでした。
女性作家にしては、絵が余り上手でないのもこの作品では裏目に出ています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-14 16:19:45] [修正:2024-03-14 16:19:45] [このレビューのURL]

タイムマシーンで過去との行き来に伴うドラマ。
既視感でいっぱいです。
台詞が多過ぎて入ってきません。
説明臭さが鼻につきます。
B級作品ですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-09 08:46:30] [修正:2024-03-09 08:46:30] [このレビューのURL]

6点 銀魂

作品の魅力を一言で言えば、高等な漫才的な会話とアクションの応酬。
ボケた行動に対して、高度な突っ込みが返される。
単発で終わらず、サーブ、リターン、リターン、スマッシュ。
決定的なのは、サプライズを伴った突っ込みに特徴がある。
笑いのツボを心得ている。
売れない芸人は、この本で笑いを研究すべきである。
まさに、お笑い芸人のバイブル、教科書になり得る。

しかし、私の評価は低い。
上記の笑いは、何でもない日常の日々で生かされるのであって、
バトルの日々や戦いの中では笑えない。
真剣なバトルとお笑いは、共存できない。
多くのファンが10巻を越えた辺りで、つまらない作品と見切りをつけていく。
編集者も気付いているのに、無駄に77巻続けさせたのは、読者に対する
誠意ある姿勢と思えない。
これは、ジャンプ誌の他の作品でも指摘されることであるので、編集部は
とっくに気づいているはずだが、完結させない理由は他にあるのだろう。
読者カードの支持率が全てと信じられているが、実は別のしがらみ、
判断が介入しているのは明らかだ。

かくして、第二の手塚治虫、石ノ森章太郎や赤塚不二夫の誕生を阻害し、
人生でヒット作品がただの一作で終わり、一生その印税で暮らすことを
許容してしまう漫画家が生まれる。
才能が30代までに枯渇してしまう前に、適度な休憩を与えながら
中長期な視点で育成しようという出版社が皆無なのは、実に残念である。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-02 10:33:40] [修正:2024-03-02 10:33:40] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示