「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

6点 僕 BOKU
表題からも想像できる通り、かなりヘタレで小心者の普通の男子高校生の
ボクシングを通した成長物語です。
生きがいもなく、強くなりたい欲求のままにボクシングを始めて、そこ
そこ成功して終わります。
主人公のみならず、ほとんどのライバル達含めて、ほぼ自己陶酔型の人間
だけ出てくることが難点です。
ほぼ同じ類型の人間だけ。
オーバーな強調しすぎの表情とアクションが大枠の頁を使うので、次々
ページを喰ってしまって読めます。
ヘタレのくせして主人公の自意識過剰ぶりが鼻につきますが、これを
耐えることができる方は、まあ読んで下さい。
ギャグも面白くないのは我慢して下さい。
ラストは評判悪いです。
こう書いていると、ちっとも良いところがないのですが、試合になれば
そこそこ面白く読めますので、それ以外は読み飛ばせば良いのです。
それでも6点はあげたいと思いました。
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[投稿:2025-04-19 14:39:47] [修正:2025-04-19 14:39:47] [このレビューのURL]
6点 緋が走る
若い女性陶芸家の奮闘記です。
最終的には15巻と長編となりましたが、主人公美咲さんの「緋」に対する
執念や熱意が終始一貫して物語の中心にあって、分かりやすいです。
一方、陶芸の奥深さが簡単には理解できないので、蘊蓄なんかはつい
読み飛ばしてしまいます。
また、料理漫画などに出てくるような陳腐な陶芸対決がところどころに
出てきて、作品の質を落とした感があります。
迷走しながらも、最終巻近くなると急速高温加熱の可能な窯や、土の秘密など
必要要素が出そろってくる辺りは、納得性が高いものでした。
後の時代に、実在の女性陶芸家をモデルにした朝ドラがありましたが、
本作品とも同じ人物をモチーフにしたドラマだったのかな、と邪推しております。少しお疲れ感はあっても、読後感は悪くない作品でした。
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[投稿:2025-04-12 09:09:03] [修正:2025-04-12 09:09:03] [このレビューのURL]
6点 Dreams
少年誌にありがちな不良少年が成り上がっていくサクセスストーリーかと
思いきや、星飛雄馬ばりの生まれた時から野球漬けのエリートでした。
回を重ねるにつれて、主人公九里武志の天才ぶり、化け物ぶりが拡大して
いくのが驚きです。
高校野球1年生の夏の甲子園までの話ですから、元々持っていた大リーガー
並みの力を隠し持っていたことになります。
彼には失敗や挫折がないように見えます。
次々とトンデモ記録が出てきます。
ドカベン太郎も最後はそんな風でしたが、時間をかけて成長していく
経過が理解できました。
が、九里には共感はないですね。
少年誌だから許される化け物ぶり、魔球の連発生産ですが、理屈を
詳しく説明すればするほど、超常現象を机上の空論でもっともらしく
論破しようとする不自然さを感じます。
71巻まである大長編ですが、我慢して付き合うのも41巻までとしました。
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[投稿:2025-02-08 09:29:24] [修正:2025-02-08 09:29:24] [このレビューのURL]
プロレスが最も輝いていた時代のプロレス賛歌である。
この作品が世に出た1980年代に猪木とアリ戦から異種競技対抗戦が始まった。
今やエンターテイメントとしてのプロレス興行は誰もが知る所だが、
1960年代を生きた祖父の時代には本気ガチンコ勝負と観客は熱狂していたらしい。
この作品もその観客が敢えて騙された風を装ったまま、原作梶原一騎氏の
手による創作物語を愉しむのである。
しかし、フィクションと知りつつ、現在の読み手はなかなか楽しめない。
例えば、馬場と猪木が何故決裂したのか、日本プロレスから全日本や新日本など
へ何故分裂したのかについて、本当の史実を残して欲しいのだが、
馬場や猪木を神格化する立場ではなかなか真実は語れまい。
そういう意味では、プロレスの記録としての価値も、創作部分が邪魔して
あまり高くないような気がする。
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[投稿:2024-11-25 09:03:18] [修正:2024-11-25 09:03:18] [このレビューのURL]
6点 エリコの失敗日記
知人の若い20代の女性が同様な病気のため、半年ほど入院治療されました。
入院以前の彼女は、一流大企業で将来を嘱望されるくらいのエリートウーマンで、
経済的だけでなく結婚生活も得て順風満帆に見えていました。
なのに、ある日破綻の日が来て、錯乱状態になって1週間ほど家出をしました。
とてもそのギャップが信じられず、未だに人間の底知れぬ闇のようなものが
私の中に残っています。
その疑問に応えてくれることを期待して、この作品を読んでみました。
なるほど、3回の自殺未遂の原因や経緯は理解できました。
さらには、人間との繋がりの希薄さが原因と自己分析されています。
しかし、最終話では「病気と障害を持つ私に必要だったのは、生きられるだけの
お金と仕事だったんだ」と結論付けられております。
そのことで、ますます理解が遠のいてしまいました。
本当にそうなんですか、と尋ねてみたい衝動が起こり、やや消化不良です。
同様の失敗をされる方々の代弁者として、またその周辺にいて救済に心を
砕く方々のために、さらに理解が深まる作品を期待します。
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[投稿:2024-11-10 09:25:45] [修正:2024-11-10 09:25:45] [このレビューのURL]
6点 恋せよキモノ乙女
私は女性向け漫画は苦手で、あまり多くは読みませんが、本作品には他には
ない特長がたくさん散りばめられていて、どんどん読み進めてしまいました。
1.着物に関する蘊蓄が凄い。
表題がそうなんですから当然なんですが、ご本人の職業とは基本的には
関係ないですから、趣味というかお好きなんですね。
山崎零さんは、日本画家としても有名な方です。
写真で見ても、着物がお似合いの素敵な女性でした。
2.毎回異なる場面設定
観光名所や隠れた名店などへ着物を着て、デートや見物に出かける設定が、
旅行記のような雰囲気を醸し出しますので、楽しいです。
3.恋愛
主人公の健気で一途な恋心が可愛い。
早い段階で、失恋してしまいますが、「想い続けることは悪いことでは
ないでしょ」と心に秘めながら、新しい仕事に邁進する姿は好感を持ちますね。
ただし、恋が成就してからは平凡な少女漫画になり果ててしまったのは残念です。
斜めに世の中を見てしまいますと、こんな風に恋が成就し、結婚に至ったが
皆幸せなら、世の中に離婚や別れはないわけで、そんな現実を描く女性作家
さんはいないのでしょうか。
別れも千差万別で様々な人生の彩と思うのですが。
と、本題からそれましたが、本作品は表題通りの直球ど真ん中の良作でした。
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[投稿:2024-10-12 09:54:18] [修正:2024-10-12 09:54:18] [このレビューのURL]
6点 ダイヤのA
甲子園を目指す強豪高校の大所帯チームを背景にしており、ちょっと
これまでと違った切り口でした。
強豪校の割に規律に厳しさがないのは違和感が残ります。
チームの部員全体にキャラが散りばめられており、リアルな部活を想像しやすいです。
部員全体に物語があるのは、長所でもありますが、登場人物の多さが雑然として
焦点が定まらない欠点でもあります。
大長編漫画ドカベンなんかは明訓高校の5,6人とその時のライバル達で
回していましたから、分かりやすい構図でしたね。
この良さが欠けるように思います。
まだ、6巻までしか読んでおらず、全部読み切らないと分からない面白さがあるかもしれません。
この先まで読んで時点で追記をさせて頂くかもしれません。
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[投稿:2024-09-29 09:24:26] [修正:2024-09-29 09:24:26] [このレビューのURL]
6点 やれたかも委員会
恋愛あるあるを大人になってから回顧したような内容です。
なかなか奥深く、かつ思わず頷いてしまうような感じがあります。
さらには、ちょっと幼過ぎた過去の自分を恥ずかしく思うという共感が生まれます。
面白いか面白くないかは、人によって強く差が出そうです。
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[投稿:2024-09-22 10:32:41] [修正:2024-09-22 10:32:41] [このレビューのURL]
6点 ブレインダメージ
ソリッド・シチュエーション・ホラーというようなジャンルが
あるそうですが、なかなかの短編集です。
ホラーといっても、描写がキチンとされていて、さほど恐怖を
感じずにすみます。
最期のオチも用意されているので、読後感も納得できます。
他にも多数の描きおろし作品があるらしいので、探してさらに
読んでみたいと思います。
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[投稿:2024-08-25 14:24:41] [修正:2024-08-25 14:24:41] [このレビューのURL]
6点 鉄工所にも花が咲く
野村宗弘氏の作品には、町工場それも溶接、塗装が主たる鉄工所の話がよく出てきます。
きっと、自身が鉄工所勤めの経験が豊富なのでしょう。
本当に実務の細部にわたる知識が豊富です。
表題は、良いですね。
そうです。ほこりと油の匂いの強い鉄工所にも、花は咲きます。
踏つぶされそうな小さな路傍の花ですが、確かに咲きます。
野村氏の眼には、気の強い新人嫌いのおばちゃんや人間嫌いのおっちゃんたちの心遣いが、二十歳のお嬢さんと同じ花に見えるのでしょう。
インパクトのある作品でした。
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[投稿:2024-08-14 11:22:45] [修正:2024-08-14 11:22:45] [このレビューのURL]
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