「朔太」さんのページ

総レビュー数: 829レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

6点 SUGAR

天才ボクサーの誕生までを描く。
凡人にはたどり着けない孤高のボクサーの物語だ。

うーん、共感できないなあ。
新井英樹の作品はおおむね読んだが、順番を間違えてRINを先に
読んでしまったせいもあるが、違和感を感じた。
キーチの狂気のカリスマ性の演出に舌を巻いた感動はない。

天才スポーツマンなんだけれど、元々傍若無人ぶりで自分本位な
主人公でキーチと似通った設定でもあるのだが、相当異なったテイストだ。
我がまま自分本位だから、才に恵まれる訳ではないだろう?
天才と呼ばれて有頂天になって、狂気が宿ると言うのは中尾会長であって、
RINとも違う。
試合そのものも2試合と少なく、デビューで挫折して、2戦目で
怖気づくのは、天才とは距離がありそうな感じだ。

新井英樹氏の独特の狂気から、毒を抜いてボクシングが大好きな暴れる
子供のお話しという印象だ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-01-16 17:20:58] [修正:2024-01-16 17:20:58] [このレビューのURL]

地球が滅ぶか、その前に先生を殺すかという設定が最大の魅力でしたね。
設定が魅力過ぎて、次に持ってくるべき展開が、なかなか苦しんだ感があります。
暗殺という冷酷なミッションとは裏腹に、生徒に対する殺せんせーの
教育者としての愛情と学びをテーマにしたものでした。
悪くはなかったのですが、ギャグが不発であり、あと一つスパイスが
足りない印象でした。
が、振り返ってみれば、他に類を見ないオリジナリティの高い作品であった
ことは間違いないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-01-08 10:38:46] [修正:2024-01-08 10:38:46] [このレビューのURL]

最初の想定がカイジのような賞金獲得ゲームのような雰囲気でしたね。
もうちょっと単純なストーリーかと思いました。
つまり、人間関係に疑心暗鬼を持ち込んで、裏切り者を知恵を働かしてあぶりだす。
3巻まで読んだところ、もう少し奥深いものを感じるようになりました。
もう少し先まで読みたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-12-13 17:41:38] [修正:2023-12-13 17:41:38] [このレビューのURL]

前作ほどの衝撃はないかな。
せっかく良い設定を見つけたんだから、いきなり殺人や犯罪に
結びつけなくとも、いろいろ面白い展開も望めたんじゃないかな。

ヒルって人種は果たして、将来に悲観した空虚な人間だけなのかな。
案外、楽に生きたいだけの単純な人間であって欲しい気もします。
もったいないw。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-10-28 10:08:54] [修正:2023-10-28 10:08:54] [このレビューのURL]

受験漫画の先駆的作品ではないでしょうか。
受験漫画では、ドラゴン桜が一世を風靡しましたが、それ以前に
なかなかのテイストを持った作品が出ていたようです。

それでも少年誌です。
少年相手に東大や早大,慶応大と言ったところで、どこまで
実感があるのか疑問ですが、そのリアルさで受験の真剣さが
表現できています。
ただし、所詮コメディ漫画ですので、ゆるさがつきまとうわけですが。

4巻29話でしたが、最終話に近づくにつれて盛り上がりを見せます。
うまくまとめたように思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-10-15 08:58:41] [修正:2023-10-15 08:58:41] [このレビューのURL]

寺沢大介氏は、料理マンガを少年誌で普及させた第一の
功労者と称せられるべきであろう。
本作品でもそのテイストは維持され続けている。

短期連載で打ち切られたようだが、ラーメンに始まり、
カレー、餃子、鯛料理、チャーハンと定番料理対決で
やや飽きられたのかもしれない。
いつか読んだような、いつものお話が展開されるが、
寺沢氏の料理マンガは絵が見やすいせいか、
いつものように楽しめるのが良い。
安定した品質を持っている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-07-20 08:30:44] [修正:2023-07-20 08:30:44] [このレビューのURL]

3話未完のまま連載中止になった「ファウストの天使」が
元ネタになった作品である。
三山氏の遺作[レクイエム]に掲載された「ファウストの天使」
を読む機会を得て、完成作を読んでみたいと手に取った。
正直に言うと、原作で感じた期待感を越えるものにはなっておらず、
少し残念だった。
元のまま、神的あるいは悪魔的な超常現象としての
解釈を残したまま、一人の男の人生の変化を楽しんでも
良かったのではないかな。
結局、一人の天才研究者とその娘が作り出す電脳世界と
いうものに落とし込む必要はなかったように思える。

三山氏の描く女性美は相変わらず素晴らしく、悪魔的な
世界への誘いを描くに十分な画力を感じた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-07-06 21:55:21] [修正:2023-07-06 21:55:21] [このレビューのURL]

6点 紅嵐

三山のぼる氏は、2007年に急逝されておられます。
最近、見つけた記事では、三山氏を「日本漫画史に
残る奇才」と称賛されていました。

そこで、三山氏の作品を探して見つけたのが、本作品です。
原作者がいますので、お話としての面白さは、
原作者に相当依存しています。
正直突出したものは特に感じませんでしたが、
絵の上手さ、特に主人公の女性のスタイルの良さは
レベルが高いです。
しかし、エロさはそれほどでもなく、むしろ主人公の
悲しい背景を上手く醸し出していました。
できれば、他の作品も探しだして、読んでみたいところです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-04-12 17:46:14] [修正:2023-04-12 17:46:14] [このレビューのURL]

6点 SEKIDO

作中に何度も出てくるコーチのセリフに激しく同意しますね。
「走っても死にそうになる10kmの距離を毎日泳いで、
死に物狂いで練習して日本新記録を出した俺でも、
一銭の稼げなかった。本当に割の合わない競技だわ。」

本当にそうなんだけど、人類最速の泳ぎというのも、
自己満足かもしれないが最高に気持ちいいんだろうね。
まあ、素人からすると練習で鍛え上げたボディは、
ボディビルダーとは違った形で、男女問わず美しいし。

無口キャラの赤土も良かった(ついに最後まで一言も台詞が
なかった)が、トビオの暑苦しさもそれなりに感じが良かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-03-31 09:07:44] [修正:2023-03-31 09:07:44] [このレビューのURL]

鬼頭莫宏氏の「ぼくらの」、「なにかもちがってますか」を
読んでファンになりました。
たまたま本屋でこの作品を見つけて、大いに期待して読みました。

・・・うーん、微妙かな。
2巻読んだ段階では、意外と話の展開が遅く、盛り上がりを
故意に抑制して、先延ばしにしている印象です。
魔法を解除するために魔法使いを探しているわけですが、
その彼?に関する情報が全く読者に与えられない。
したがって、いかなる重要な意味を持つのか理解できないので、
先々の展開に広がりが期待できません。

3巻で休載中のようですが、最初から長期連載を狙うのではなく、
高々10巻程度で閉める感じで展開を考えて欲しいですね。
今のところは、期待込みで6点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-28 12:45:04] [修正:2023-01-28 12:45:04] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示