「朔太」さんのページ

総レビュー数: 742レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

鉄のアラサー処女の冬子と性に自由奔放な妹夏姫と対照的な姉妹のお話。
その間に入る平田と3人で紡ぐ関係は、テレビドラマ風で面白かったです。
フィナーレにも満足しました。

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[投稿:2019-02-05 02:39:12] [修正:2019-02-05 02:39:12] [このレビューのURL]

最初の2巻までは、個性あふれる人物のオンパレードで
相当強いチームが出来上がる予感がしました。
練習すら楽しめましたから、先々の展開に期待が膨らみました。
しかし、回を重ねると、バレーボールはどうでも良いのですね。
少年漫画風バトルを期待したら、全くの少女漫画でした。

小中学校時代のいじめやトラウマを引きずって、
友情物語を育む、あるいは保護者のような恋人と親友。
ああ、読みたい漫画ではなかったです。


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[投稿:2019-01-05 16:39:37] [修正:2019-01-05 16:39:37] [このレビューのURL]

テーマをSMだけに絞って、雰囲気のある長期連載シリーズ
によく仕上がっています。
これだけ長く続くとは思わなかったので、感心しています。
読者もエロに対して成長を促す作品かと思います。


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[投稿:2018-12-08 06:35:17] [修正:2018-12-08 06:35:17] [このレビューのURL]

6点 女帝

男に裏切られた悔しさを糧に成り上がる。
女の意地、虚勢が常に根底にあります。
水商売の原点とした昭和のステレオタイプです。

今でしたら手っ取り早くキャバクラでトップスターになるでしょうね。
スキルは必要ないし、女の戦いも競争もない。
平和な時代になったものです。


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[投稿:2018-11-13 18:12:35] [修正:2018-11-13 18:12:35] [このレビューのURL]

あだち作品は相当の数を読みましたが、その中ではストーリー
の変化に乏しくサプライズも最終回だけ、はずれの方の作品でしょうか。
特に、変装してまで同時に別人とデートや旅行をするくだりは、
ナンセンスで長くつまらない不要な部分でした。
ソフトボール漫画だったはずが、途中からはどうでもよい
状態になりました。

と言っても、あだち作品はどれも同じ類型の思春期の高校生が
織りなす学園生活とスポーツと家族、三角関係という舞台が
共通してますから、作品ごとの差はつけにくいです。
大いなるマンネリと言っても良いのですが、それはそれで
数十年にわたり確実に支持者が存在します。

その秘密を文庫本4巻の巻末で山崎哲氏が長文の解説をしています。
かいつまんで紹介しますと、「主題は“性”である。しかも
思春期の男でも女でもない中間期の性である。
したがって、好きになった者同士が結ばれる恋愛ではなく、
思春期の性は選び直しをする過程、すなわち恋愛の準備
段階にある。家族からの離脱、三角関係は、必要な舞台で
ある。」とのことです。

やや難解な表現ではありますが、思春期の中間的な性は
確かに存在するし、誰もがその段階を経て大人になって
いくことを経験しているから共感を得るのだと要約できます。

大人の恋愛以上に中間的性時代の淡いざわざわした気持ち
を懐かしむ若い人も含んだ大人が多くて
、支持されるということでしょうか。

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[投稿:2018-09-11 18:12:29] [修正:2018-09-11 18:12:29] [このレビューのURL]

結婚を巡って男女の気持ちのすれ違いを描いています。
バブル期全盛時代だから、結婚に対する考え方も相当
今とは違った印象です。
星里さんの絵は、男女とも可愛らしく、
淡いパステルカラーが似合います。



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[投稿:2018-08-20 00:16:03] [修正:2018-08-20 00:16:03] [このレビューのURL]

天牌では、雀ゴロ同士の対決色と勝負の行方を左右する
「まさかの自摸」や「トンでも配牌」、天才的な読み、
天賦のツキなどで読ませる麻雀漫画でした。

一方、こちらの外伝は、麻雀に巣くう人々の
ヒューマンドラマ仕立てがメインシナリオです。

したがって、2話完結や1話完結読み切りが基本形です。
私の好みは、どちらかというと外伝でした。

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[投稿:2018-05-18 07:29:23] [修正:2018-05-18 07:29:23] [このレビューのURL]

タイトルから感じる期待とはやや異なる展開から始まります。
しかし、閉ざされた村で継承される超能力集団の悲哀が主
題とすると、1巻から12巻最終巻まで踏襲されていて、
途中いい加減飽きてくる感じです。

超能力をベースにしている以上、その力を世界征服や
人類滅亡、宇宙戦争くらいのスケールで展開することも
可能なのに、ここでは村人同士の小競り合いで命を懸けた
戦いをしています。

その原因は、過去の確執。
何故そこまでするのかと問われて、分からないと
答える動機の希薄ぶりです。

登場するドォルズ(作中1度もこの言葉は使われていない)達は
個性的で可愛らしく、いい感じですが、何とも世界感の
規模の小ささだけがどうにも気に入りませんでした。


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[投稿:2018-03-12 17:59:47] [修正:2018-03-12 17:59:47] [このレビューのURL]

カラスを飼い馴らして街を歩く少女ハルとの出会いから
始まる冒頭では、これから起こる事件への期待感が膨らみます。
恋愛感情を抱くリクオには恋愛に踏み切れない事情があり、
それは高校生の時から憧れるシナコの存在でした。
そうこうしている間にも、ハルに接近してくる雨宮が登場、
その雨宮にも幼馴染のミモリが現れます。
という風に出てくる登場人物全てが、相思相愛になれず
三角関係の連鎖が延々と続きます。
この成就しそうでしない人間関係の微妙な加減が作品の魅力です。

読み進めるうちに、男性作家がこんな微妙な人間関係を
ベースに物語を紡ぐのは珍しいなあ、と思っていました。
ところがこのサイトで作者はやはり女性だということを知り、
納得した次第です。

男性誌に掲載された女性漫画という印象です。
8巻で満腹になりました。

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[投稿:2018-03-02 21:18:46] [修正:2018-03-02 21:18:46] [このレビューのURL]

一言で言えば、純粋過ぎて、感情移入できない、ということになります。
しかし、本当に非現実的で、ドンは有り得ない人物像なのでしょうか。
画家の山下清との類似性も感じますし、キリストも同じような
人物像だったかもしれません。
ドンは、あまりに邪念というものがない存在だから、周囲の
人間は最初は反発しつつも、勝手に解釈して勝手に自分の
価値観を変えていくのです。

この辺りから、私はキリストを連想してしまいました。
キリストは、実はほとんど語らない人だったようで、
多くの説教は弟子によって残されたものでしたから。
宗教家たちや宗教に救われたい人たちが最終的に目指す
人間像を漫画で分かりやすく解説してもらえたような気分です。
これは正しい人間の姿なのでしょう。
が、そこに辿り着けないだろう自分をも改めて確認してしまいます。

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[投稿:2018-02-08 07:27:45] [修正:2018-02-08 07:27:45] [このレビューのURL]

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