「朔太」さんのページ

総レビュー数: 739レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

毎度同じテイストのあだち作品ですが、やや劣化を感じます。

パンチら、着替え・入浴シーンなんてものを毎回乱発。
いつの時代のセンスなんでしょうか。
肝心のシナリオはほとんどなくて、得意の何とも言えない
見え隠れ気味の恋心も薄目です。

というのも、本作品はあだちさん60歳の作品ですから、
仕方ないと言えば仕方ないでしょうか。

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[投稿:2018-03-20 18:03:38] [修正:2018-03-20 18:03:38] [このレビューのURL]

タイトルから感じる期待とはやや異なる展開から始まります。
しかし、閉ざされた村で継承される超能力集団の悲哀が主
題とすると、1巻から12巻最終巻まで踏襲されていて、
途中いい加減飽きてくる感じです。

超能力をベースにしている以上、その力を世界征服や
人類滅亡、宇宙戦争くらいのスケールで展開することも
可能なのに、ここでは村人同士の小競り合いで命を懸けた
戦いをしています。

その原因は、過去の確執。
何故そこまでするのかと問われて、分からないと
答える動機の希薄ぶりです。

登場するドォルズ(作中1度もこの言葉は使われていない)達は
個性的で可愛らしく、いい感じですが、何とも世界感の
規模の小ささだけがどうにも気に入りませんでした。


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[投稿:2018-03-12 17:59:47] [修正:2018-03-12 17:59:47] [このレビューのURL]

少年期にお好み焼き屋に行けば、これを読みつつ食べる豚玉が
最高に美味しくなりました。

グルメ漫画の第一人者、料理漫画のさきがけとレジェンド視される
ビッグ錠先生ですが、既に相当アバンギャルドな創作料理や
有り得ない料理人が続々登場しています。

約45年前ながら、戦う料理漫画としてあまり劣化していない
すごい作品だと思います。


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[投稿:2018-03-03 15:06:09] [修正:2018-03-03 15:06:09] [このレビューのURL]

カラスを飼い馴らして街を歩く少女ハルとの出会いから
始まる冒頭では、これから起こる事件への期待感が膨らみます。
恋愛感情を抱くリクオには恋愛に踏み切れない事情があり、
それは高校生の時から憧れるシナコの存在でした。
そうこうしている間にも、ハルに接近してくる雨宮が登場、
その雨宮にも幼馴染のミモリが現れます。
という風に出てくる登場人物全てが、相思相愛になれず
三角関係の連鎖が延々と続きます。
この成就しそうでしない人間関係の微妙な加減が作品の魅力です。

読み進めるうちに、男性作家がこんな微妙な人間関係を
ベースに物語を紡ぐのは珍しいなあ、と思っていました。
ところがこのサイトで作者はやはり女性だということを知り、
納得した次第です。

男性誌に掲載された女性漫画という印象です。
8巻で満腹になりました。

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[投稿:2018-03-02 21:18:46] [修正:2018-03-02 21:18:46] [このレビューのURL]

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