「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

6点 まっすぐにいこう。
中学生以上高校生未満のラブコメの王道とはいえ、
“新鮮な空気を放出し続ける古典的カップル”の
秋吉と郁ちゃんは、万人に支持される学生
カップルの鏡と言えそう。
そこに第一人称で二人の舞台廻しとして、
雑種犬マメタロウがしっかり存在している。
むしろ、マメタロウが主人公なのだが、
彼の目を通した二人の微笑ましい日常が
メインシナリオだ。
なるほど古典的ラブコメだが、いつの時代にも
支持されるだろう素地があって、何回読み
返してもほっこりとした気持ちになる。
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[投稿:2016-06-28 23:24:41] [修正:2016-06-28 23:24:41] [このレビューのURL]
4点 新約「巨人の星」花形
“勿体ない”の一言でしょう。
花形満をリメイクするというだけでニュースになる
ほどの価値ある食材を準備し、期待は高まるばかりの
最上の舞台が用意されたにも関わらず、
そこで料理されたのはどこかで見たことや
聞いたことのあるインスタントラーメンでした。
プロセスや結末まで知っている読者にとっては、
二度目のリメイク作品で期待するのは、
花形満の知られざる半生であったはずです。
星飛雄馬がいかなる生涯を経て、天才となったかは
知っていても、一方の天才の生涯もいかなる
プロセスを経たのか、
誰にでも分かるこの簡単な一点で勝負する
だけだったはずなのに・・・。
スピンアウト作品は、本作を超えられないのは
知っていますが、50年以上前の作品なんですから、
もっと大胆にチャレンジしてほしかったです。
9巻にて撤退します。
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[投稿:2016-06-25 14:08:59] [修正:2016-06-25 14:08:59] [このレビューのURL]
5点 DESIRE
こんなに都合よくいくわけがないのは承知で、
男性の共通の夢を叶えましょうという意味の表題と
理解しました。
毎回、異なる背景や状況の設定はマンネリが少なく
感心しました。
マネキンに2日の命が宿って、人間化し戻っていく
お話しなどは印象に残ります。
たった2,3冊だけを手に取った感想ですが、
絵も綺麗です。
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[投稿:2016-06-22 21:31:24] [修正:2016-06-22 21:31:24] [このレビューのURL]
5点 聖☆おにいさん
ブッダとイエスにまつわるエピソードをしっかり知っていないと
笑えません。
いや知っていても笑いが限定的で、マニアックな匂いが鼻につく
感じがしてしまいます。
お試しで3巻まで読みましたが、延々と同じギャグが続いていく
ような飽きがきました。
連載雑誌で毎号楽しむべきもので、単行本で一気読みはつらい
かも、でした。
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[投稿:2016-06-21 21:44:20] [修正:2016-06-21 21:44:20] [このレビューのURL]
7点 ネオ・ファウスト
天才手塚の生涯をとらえて離さなかった、文字通りライフワークとしての
テーマが、「火の鳥」とは別に「ファウスト」であったことを
最近になって知った。
1950年ファウストを出した手塚は22歳、学生の身である。
ゲーテとの出会いにより強いインスパイアを受けたであろう学生手塚の
心に完全燃焼できない自分を見出したのではないか。
21年後、百物語という日本の戦国時代を背景にした和製ファウストを
再生させるに至るのが、その証左である。
それからさらに17年後の1988年、熟成された思いをネオ・ファウスト
という長編で集大成として決着をつけようとしたのではないか。
しかし、1989年に断筆するに至り、構想は夢の途中となった。
火の鳥にも共通するが、ネオ・ファウストについても、手塚は果たして
完成させるつもりがあっただろうか?
いつまで行っても人間とは、時間とは、宇宙とは発散し続けるものであり、
また輪廻転生によりくだらなくも永遠に繰り返し営みを継続していく
ものと言わんばかりである。
とはいえ、その中で小さく花咲く人間ドラマはなんと可愛らしくもあり、
ひ弱くも悲しい。
現代の漫画は相当エンターテイメントに優れ、起承転結と意外性に富み
素晴らしい発展を遂げたが、一方で淡々と流れていく手塚ドラマを
見ていると、そんな感慨を持ってしまう。
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[投稿:2016-06-20 05:43:05] [修正:2016-06-20 05:43:05] [このレビューのURL]
5点 マンガで分かる心療内科
診療士さんと美人看護婦さんが、心療内科というよりメンタルテーマ一つを
選んで、漫才風ボケとツッコミで掛け合いをするパターンが繰り返されます。
これはもう、定型になっていて、自己紹介から始まるパターンすら、
マンネリ化が痛いくらいです。
登場人物は少しずつ増やさないとネタに困るので、看護婦さんの家族が順番に
登場してきます。姉二人、両親、祖父・・・。全員変人です。
特徴的なのは、エロ、変態ネタを必ず絡ませてくるところです。
心理学を扱うと行動は潜在的なところで性的嗜好に繋がってくることが
あるからなのでしょうか。
あるいは、単にエロネタ以外の笑いがとれないせいなのでしょうか。
いずれにしても、最初の数話は面白く読めたのですが、毎回定型になっています
ので、それ以上は食傷気味になってきました。
心療内科やメンタルの知識としても、とても浅いものですので、単行本で
まとめて読む意味はあまりありません。
ということで、4巻まで読みましたが、これ以上は要らないかな。
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[投稿:2016-06-15 18:46:19] [修正:2016-06-15 18:46:19] [このレビューのURL]
6点 ダーリンは外国人
変な外国人との結婚生活を描いた漫画。
異文化との遭遇というよりも、変な拘りを持った異国の人との遭遇という方が
適切な気がします。
井上真央さん主演の映画も見ましたが、原作に比較的忠実に描かれていました。
変な生活習慣も可笑しいなあと笑える毎日も刺激的な人生かもと思えます。
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[投稿:2016-06-07 21:03:11] [修正:2016-06-07 21:03:11] [このレビューのURL]
7点 みどりのマキバオー
初見の際の印象は最悪だ。
一見馬には見えないうんこたれ蔵、ミドリマキバオーも駄馬だが、騎士もダメ
人間かつ、どちらも見た目も美しくない。何しろ、鼻を垂らしていて不潔感
一杯である。
しかし、持ち前の負けん気と努力と根性で競馬界を席巻するまでに成長する
ストーリーは、やはり少年誌の王道漫画である。カスケードやアマゴワクチンといった
ライバル達というより、エリート馬に対抗して、限界までレースを競り合う場面では、
しっかり応援させてもらった。
なかなかの一読の価値がある。
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[投稿:2016-06-05 23:06:21] [修正:2016-06-05 23:06:21] [このレビューのURL]
7点 羊のうた
作者は、執筆を始めるにあたり「とにかくメチャクチャ暗くて救いが無くて破滅に向かってGO!な話を描く」と構想したらしい。まさにその通りのシナリオが最初からあり、6年半の連載で実現した。
「羊のうた」という表題も最終話近くまで不明だったが、千砂のセリフを通して「私たちは、羊の群れに潜む狼なんかじゃない。牙を持って生まれた羊なのよ。」と説明させている。
最終局面に至るまでは、破滅しかない苦悩を巡って行きつ戻りつが繰り返され、正直退屈ではあった。しかし、全般的に文芸作品以上の精神の掘り下げがあり、登場人物が少なく、その全て善意の人で構成されるため、俗世的な不愉快さを排除したピュアさを演出している。
純和風の家屋と和服で通す千砂の恰好も相乗効果を生んだ。
一言でいえば、文芸作品を題材にした舞台廻しを観る、というところか。
さらに、冬目景の他の作品も今後読んでみたくなる。
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[投稿:2016-06-01 05:04:54] [修正:2016-06-01 05:04:54] [このレビューのURL]
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