「朔太」さんのページ

総レビュー数: 739レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

伊賀と甲賀忍者のバトルロイヤルです。
昔から忍者ものは、ほぼチーム対抗の勝ち抜き戦に
なってしまいます。
私はこの勝ち抜き戦が結構好きです。
それぞれのプレーヤーがどのような必殺技を駆使して
強敵を倒すのか、期待でワクワク感が止まりません。

本作でも、これまでの忍者ものの原型を崩していません。
一対一の戦いは基本ですが、感心なのはヨーイドンで
対抗戦が始まるのではなく、家康が交付した
人別帖すら甲賀側は手に入れることができないところ
から始まるのです。
勝つためには卑怯な騙しもむしろ忍術のコアです。

大人のシビアな駆け引きが魅力ですが、一方使われる
忍術は超能力なのでややバランスが悪いですね。
いずれにしても、良くも悪くも原作山田風太郎氏の
作風に強く依存しています。

エンターテイメントとしての伊賀と甲賀の戦闘は
これからも何度も繰り返すでしょうが、
せがわまさき氏版の本作品は記憶に残るものになると思います。

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[投稿:2021-04-26 08:16:21] [修正:2021-04-26 08:16:21] [このレビューのURL]

綿流し編に対応した解答編です。
ただし、推理小説のような事件全容の解明にあたる
わけではないので、相当なモヤモヤが残ります。

綿流し編は、圭一の立場で話の展開が進められ
ましたが、ここでは、悟史と魅音・詩音姉妹との
関係性がキーになって、詩音の立場で展開が進めら
れており、綿流し編でのそれぞれの場面に対する
それぞれの思いが説明されています。

比較的すっきり感があります。
ひぐらし全般にわたって抱えるモヤモヤ感が残り
ますが、一応の納得性のあるひとつのエピソードが
完結した感があってよろしいです。

ヒグラシはある意味、ここで終わっても良かったのかもと、思いました。

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[投稿:2021-04-21 10:12:07] [修正:2021-04-21 10:12:07] [このレビューのURL]

2021年4月に、11年半にわたる連載が終了となった
ニュースが流れました。6月発売予定の34巻で
最終巻になることも併せて公表されています。

アニメ化と映画化を果たして、鬼滅以前の大ブームと
なった時期がありましたので、少し遅れて読みました。
最初の巨人が出現、急襲は、大変衝撃的だったんですが、
その後の展開では、登場人物の多さ、人間関係の複雑
さで、次第に興味を失います。

残念ながら、展開が遅くちょっと食傷気味になって
いきますね。
アニメで完結編を見ましたが、特段の感慨も湧かずに
終わってしまいました。
私にとっては、初期8点→終盤4点となる典型的な
竜頭蛇尾のパターンの作品でした。

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[投稿:2021-04-16 08:01:21] [修正:2021-04-16 08:01:21] [このレビューのURL]

連載少年誌では第六部を毎週読んでおりましたが、それ以外を順次、
読んでいこうと思います。

第一部 ファントム ブラッド ・・・ ディオとジョジョの誕生と
因縁が語られる。まさに、超絶超能力の応酬。設定と技の考案に
ついては、毎話驚かされる。 4点

第六部 ストーン・オーシャン ・・・ 女性の主人公を登場させて、
新鮮味を出した。独特な絵も相当、上達した。 7点

長期連載ながら、展開はほぼ同じパターンの繰り返し。
ただし、超能力の奇想天外ぶりで、興味を引っ張り、
主人公を窮地に追いやるレベルは高い。
総合的な評価 6点 

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[投稿:2021-04-15 08:02:50] [修正:2021-04-15 08:02:50] [このレビューのURL]

全14巻の内、3巻だけ読んだ範囲で申し訳ないん
ですが、いつまでたっても野球が始まらないんですよ。

不良学生の投げる球が速いだけで、それだけで
彼に野球をやらせようとする話が延々と続きます。
残念ですが、途中で放り投げさせてもらいました。

中原裕氏の最初の連載作品なんだそうですが、
私は好きにはなれませんでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-04-08 07:56:42] [修正:2021-04-08 07:56:42] [このレビューのURL]

ゴルフというスポーツは、技量は同じでも戦略性の
違いでスコアは倍半分に変わってくるものです。
副題の通り、草太のスタンスが漫画の主題です。

徹底して強気一辺倒で、全ホールをバーディを狙うと
いうスタンスです。
窮地に陥れば陥るほど、さらにリスクを負っても
起死回生のプレーを狙いますから、常に予選落ちの
憂き目に遭います。
なるほど、清々しいほどの一本気でパワープレイを
押し通すスタンスは、共感するところもありますが、
知能は小学校5年生並と揶揄される草太のスタンスを
なかなか支持できるものではありません。

ということで、爽快さを狙ったはずの豪気なスタンス
も、周囲の仲間だけでなく読者にもストレスを与える
結果になっているようで、あまりスポーツ漫画として
楽しめませんでしたね。

一方で、なかいま氏の独特のギャグというか笑いの
センスは相変わらず健在で愉快です。
せこい不正も必ず入れてきます。
さらに、欠点だらけの人間が集まっても結束すれば
力を発揮するなど痛快な面白さが持ち味です。

12年もの連載を継続できた理由でしょう。

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[投稿:2021-04-01 08:49:38] [修正:2021-04-01 08:49:38] [このレビューのURL]

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