「朔太」さんのページ

総レビュー数: 818レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

もちろんギャグ漫画なので、前野と井沢の2人のバカが前面にクローズアップされて、

これが主旋律で十分楽しめるます。ですが、誰も指摘しないので敢えて言うと、

田中、田辺のバカが彩りを濃くし、竹田、木之下の偏りのある常識派が突っ込み、

こんなバカには絡まないだろうはずの岩下、神谷の女性達が微妙に

一般社会性を維持してくれています。

王道漫画の定石として、脇を固める俳優達のきらりと光る個性が重要ですが、

本編もやはり配役の妙が冴えています。

彼らの頑張りで突飛さと安心のバランスが取れたお笑いが醸成されます。

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[投稿:2010-10-03 18:05:48] [修正:2010-10-24 18:40:57] [このレビューのURL]

トンネル脱出までのシーンでは、圧倒的な絶望って、結局こんな状況なんだろうな、

と妙に納得しました。絶望状況に自分も精神的準備が必要だと次に思いました。

絶望に対峙する人間性は、気が狂うことや生に絶対執着したり、神になったり支配者になりたがったり、

これは千差万別で、だから人間なんですね。

本編は絶望状況を提示された時点で満足すべき作品であり、ここにどんな

メッセージ性があるだの、ラストが満足できないだの、謎解きをしろだの

は、少し違うのではないかと・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-03 18:24:54] [修正:2010-10-03 18:24:54] [このレビューのURL]

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