「朔太」さんのページ

総レビュー数: 742レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

画が上手くない分、低年齢層向け漫画になってしまっています。
ストーリー展開に見るべきものはあるのですが、
画の稚拙さが読む気を邪魔しますね。
長期連載された作品ですが、他の名作野球漫画には見劣りします。
私も最近までこの作品の存在を知りませんでした。

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[投稿:2024-04-30 01:35:05] [修正:2024-04-30 01:35:05] [このレビューのURL]

学なく、力なく、才なく何ができる訳でもない一介の小さな青年が、
唯一探求心をもって旅をする。
いずれ仙人になることを望み、その道を突き詰める過程で、鬼女たちを娶る。

ファンタジーの要素を取り込みながら、青年向けのエロチックな
シーンをふんだんに盛り込んで、関心を繋いでいく。
小池・平野両氏の挑戦的で意欲的な作品と言える。

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[投稿:2024-04-27 08:53:56] [修正:2024-04-27 08:53:56] [このレビューのURL]

少年誌向けのラブコメ物語です。
カップルに特徴があって、少年がSサイズで少女がLサイズの凸凹コンビです。
Sサイズの少年はコンプレックスを隠すかのように、妙に硬派を気取るわけです。
これが少年心理だと言わんばかりに。
本心を隠して、意地を張った少年の滑稽さを笑い、
少女の健気な献身ぶりを可愛いと愛でる構図です。
微笑ましいお話が安定して提供されます。
少年マガジンに18巻と長期連載がされたようですので、
長く少年たちに支持された作品だったようです。

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[投稿:2024-04-20 18:08:40] [修正:2024-04-20 18:08:40] [このレビューのURL]

最下層の人種が織りなすドラマが、読み手の心を抉ってくる。
残酷シーン自体は、自粛のせいか直接的な描写は避けられているが、
間接的にグサッとナイフで刺される、切られる、抉られる。
そんな気分だから、自分の体調が良くないと、すぐに本を閉じて
しまって読めなくなる。

1か月以上かかって18巻分読んだけど、もう手が出ない。
基本的にダメ人間が堕ちていくんだが、世の中にダメでない人間と
ダメな人間は、紙一重なんじゃないか?
読者は「ああ、オレはまともな人間で良かった。」と安堵するかもだが、
長い人生、いたる所に罠がいっぱい仕掛けられていて、穴に堕ちた後、
ここが地獄だったと気づくんじゃないか、と不安にさせる。

大人の教育用教材として、国から18歳成人になったら無料配布
すればいいんじゃないか。
世の中、それで結構浄化されるかもよ。
いろいろ妄想を抱かせるこわーい漫画だった。
もう読みたくない名作。

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[投稿:2024-04-13 09:48:54] [修正:2024-04-13 09:48:54] [このレビューのURL]

80年代頃の少年誌には、定番のラブコメが不可欠だったようだ。
マガジン誌には「The かぼちゃワイン」が、サンデー誌には
大ヒット作品「タッチ」(その後もあだち充のラブコメは長く
サンデー誌の代表作家となる)がともに81年から長期連載されている。

マガジンだって負けてられない。
そこで登場したこの作品と推測される。
先の作品群には可愛さ、健気さが際立つのだが、ここは少し
大人への入り口を予感させる構成。
ロングスカートに大きな帽子という姿の表紙絵に特に代表される。

ただ、少年誌において、その路線は必要とされたか。
少なくとも私には合わなかったようだ。
今気づいたが、そういう意味では、ジャンプ誌はその辺りの
軟派なラブコメとはその後一線を引いていたような気がする。
それとも存在してもヒット作品が出なかっただけか?
いずれにしても、各紙が競い合ってラブコメを少年誌にも
揃えていた時代の産物というところ。

さて、内容ですが、当初の売りだった超能力少年は、いつのまに
やら脇にやられてるのが気になります。
多分、学園ドラマからラブコメ路線に変更したのでしょう。
結局、恋愛憧れ世代の少年たちのためのバイブルになりました。
しかし、ストーリーは毎回、毎巻そっくりであって、繰り返し
焼き直されます。
時折出てくる幽霊モノや、プールサイド、海岸ベリのお約束の水着モノ。
留守宅での二人のどきどきお泊りや風呂シーン。
温泉での入浴シーン。
もうベタ過ぎて、毎号10秒読みですね。
少年時代は読めても、大人になった今、どうでもよい感じです。

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[投稿:2024-04-07 09:43:37] [修正:2024-04-07 09:49:21] [このレビューのURL]

二つの家庭が同居して、ゲイでもない二人の男性が、協力、奮闘する展開です。
シングルファーザーの幼児育児は、「うさぎドロップ」他ありがちな設定です。
なぜ、2つの家庭が同居しているのかについての説明はなく、唐突に
物語が始まります。
余計な事情説明は省かれ、父親の作る料理に毎回焦点が合わされており、
潔さを感じます。
二人の父親は、まるでタイプの異なる男性ですが、互いを尊敬している
ので感じが良い付き合いができています。
男は、尊敬できる相手とだけ、良い関係が築ける生き物ですからね。

個人的には、運動会編が気に入っています。
子供にとって運動会は一生のトラウマになるか、安心して生きていける
糧になるかの分かれ目ですから。
総じて子育ての難しさ、親子の機微なんてものがリアルに表現できていて、
好感の持てる作品です。

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[投稿:2024-04-03 09:11:00] [修正:2024-04-03 09:11:00] [このレビューのURL]

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