「朔太」さんのページ

序盤と終盤にドラマとしてみるべきものを感じました。
中盤の話の引っ張り方がやや中だるみを生んだのは残念でした。

イチの過去の三つの顔にまつわるトラウマ、それは家族への
執着と絶望ですね。
これを五葉の他のメンバーは距離を保ちながら理解をしよう
と努めている。
これが仲間の優しさですね。

特に、政は田舎での嫡男としての義務を果たせず、家を捨て
ざるを得ないコンプレックスの塊のような男だけれど、
イチと知り合ってからは新しい世界の住人になりました。

最終巻は八木や政の振る舞いが美しく、素晴らしい決着と思います。


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[投稿:2017-12-25 17:47:09] [修正:2017-12-25 17:47:09]

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