「朔太」さんのページ

7点 QP

不良高校生もいずれは大人になる。
暴力を糧に権力を志向する者。暴力は思春期のにきびのようなものと考え、当たり前の人生が幸福と考える者。お互いに理解できても、向こう岸には渡れない河がある。しかし、昔は分かり合えたという友情は心の底にあって、友情のためには命もくれてやる。
高校生暴力の本質を描いているように思う。展開に破たんがなく、8巻を一気に読み終えた。

なお、サブストーリー的に上田秀虎というホンモノの男が出てくる。主人公もこの男にだけはなついてしまう。男の中のオトコという言葉があるが、そんな奴は見たことがないという方は必見です。
秀虎に接するだけでもこれを読む価値があります。

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[投稿:2015-01-18 09:47:03] [修正:2015-01-18 09:47:03]

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