「朔太」さんのページ

作品としては底流にある世界感の深遠さが売りなのに、
そこが伝わらないために、少年誌並みの単なるバトル
漫画に成り下がってしまってしまいました。
画は綺麗なだけに、残念です。

原作小説(未読です。すみません。)には存在したで
あろう悪だとか殺人鬼の存在理由などの、独特の
世界感について、小説なら紙面をたっぷりとって
説明できますが、漫画では説明は最小化される
必要があります。残念ながら、私には前提となる
「殺人鬼」や「零崎一族」の世界感が把握できま
せんでしたので、読み進めれば進むほど
フラストレーションがたまる塩梅でした。

漫画を原作にした映画やドラマは数多く生まれ、
その多くは成功していますが、その逆、つまり
小説を原作にした漫画はほとんど失敗に終わる
というのは、私だけの印象でしょうか?
本作品はまさにその典型例ではないでしょうか。

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[投稿:2016-09-15 23:14:43] [修正:2016-09-15 23:14:43]

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