「朔太」さんのページ

下町人情噺がベースにあって、「人間、生きる限りはこうでなくっちゃ。」
って感じになります。
主人公なつの全てにおいて前向きで、明るい単純明快な生き方は、生き方の
下手な今風の若者の大いに参考になるように思います。難しく考えない、
妬まない、周囲との関係性の中で生きる自分を見失わない、というような
シンプルな原則で生き方が貫かれています。

一方で、両親も義祖父母も他界し、今は天涯孤独のなつを正体は明かせない
まま見守る祖父母の気持ちもやるせなく、相当のウェイトで展開を盛り上げ
ています。

和菓子職人という伝統芸のような世界にあって、日本的で昭和的な人情噺は、
我々にとって今や時折必要なサプリメントかもしれません。

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[投稿:2016-11-12 05:03:40] [修正:2016-11-12 05:03:40]

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