「朔太」さんのページ

プロフットボールのコーチが主人公に間違いないのですが、
これまでにないスポーツの世界を斬新に切り込んでいます。
ひとりのファンタジスタが選手として挫折し、英国でコーチとして
原点に立って、物語が始まります。
主人公を基軸にして、選手の立場から、球団経営側から、
スタッフから、サポーター、敵役の立場から、ドラマを描いていますので、
あまり例を見ない面白さです。
全ての登場人物に共通しているのは、人生をフットボールに
全力で賭けていること、全員が熱いです。
選手の個性も強いですから、コーチ達海の戦略や作戦も読者は
共有でき、納得感が大きいです。

もちろん、ワクワク感がピークになるのは、強いチームに立ち向かう試合。明らかに力の差がある敵に向かう試合で、選手が突然覚醒し、
勝利を得るシーンではあります。
タイトルも、そこを狙っていますからね。
しかし、この作品の飽きさせないところは、試合の間の
チームの立て直しのドラマなんですね。

私のお気に入りは、30巻?33巻あたりの達海の振る舞いですね。
3連敗した後のコーチは、現実にもあり得ることですが、
恐らく危機感をあおったり、脅したり、選手の入れ替えをしたり、
とにかく選手の尻を叩くことを考えますよね。
達海はどうしたか?
結果的に、読者を含めて、チームは完全に前を向くようになります。
納得性が高いです。
ぜひ、ここのところを堪能してほしいです。

組織運営やマネージメント、リーダーやキャプテンの立場にある人は、必読です。
35巻まで。

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[投稿:2021-07-22 08:03:51] [修正:2021-07-22 08:03:51]

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