「朔太」さんのページ

松本氏の作品は奇人を登場させて、何か意味ありげに奇行をさせて、
哲学的な作風に仕上げるのが定番だが、今回は違った。
したがって、読みやすく、いつもより分かりやすい展開だ。
細ペンで描画するエッチングのような独特のタッチの絵も迫力がある。

しかし、映画版を先に見てしまったせいで、ストーリーが陳腐に感じた。
終わってみれば予定調和というか、これ以外の結末はないように思えた。
世間の評価が高過ぎて、理由が理解できない作品でもある。

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[投稿:2021-12-18 09:00:59] [修正:2021-12-18 09:00:59]

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