「朔太」さんのページ

総レビュー数: 744レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

なかなかのディープな世界なので、人の好みが別れるところだろう。
とても笑える作品もあったが、どうにもどこで笑えば良いのか
不明な作品もあって、読者と小田扉氏の波長次第で共振したり、
消波したりといった感じだ。
疲れている時には、とても読む気がしないので、
エンターテイメントとしてはどうかとも思う。

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[投稿:2024-05-05 08:43:03] [修正:2024-05-05 08:43:03] [このレビューのURL]

80年代頃の少年誌には、定番のラブコメが不可欠だったようだ。
マガジン誌には「The かぼちゃワイン」が、サンデー誌には
大ヒット作品「タッチ」(その後もあだち充のラブコメは長く
サンデー誌の代表作家となる)がともに81年から長期連載されている。

マガジンだって負けてられない。
そこで登場したこの作品と推測される。
先の作品群には可愛さ、健気さが際立つのだが、ここは少し
大人への入り口を予感させる構成。
ロングスカートに大きな帽子という姿の表紙絵に特に代表される。

ただ、少年誌において、その路線は必要とされたか。
少なくとも私には合わなかったようだ。
今気づいたが、そういう意味では、ジャンプ誌はその辺りの
軟派なラブコメとはその後一線を引いていたような気がする。
それとも存在してもヒット作品が出なかっただけか?
いずれにしても、各紙が競い合ってラブコメを少年誌にも
揃えていた時代の産物というところ。

さて、内容ですが、当初の売りだった超能力少年は、いつのまに
やら脇にやられてるのが気になります。
多分、学園ドラマからラブコメ路線に変更したのでしょう。
結局、恋愛憧れ世代の少年たちのためのバイブルになりました。
しかし、ストーリーは毎回、毎巻そっくりであって、繰り返し
焼き直されます。
時折出てくる幽霊モノや、プールサイド、海岸ベリのお約束の水着モノ。
留守宅での二人のどきどきお泊りや風呂シーン。
温泉での入浴シーン。
もうベタ過ぎて、毎号10秒読みですね。
少年時代は読めても、大人になった今、どうでもよい感じです。

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[投稿:2024-04-07 09:43:37] [修正:2024-04-07 09:49:21] [このレビューのURL]

タイムマシーンで過去との行き来に伴うドラマ。
既視感でいっぱいです。
台詞が多過ぎて入ってきません。
説明臭さが鼻につきます。
B級作品ですね。

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[投稿:2024-03-09 08:46:30] [修正:2024-03-09 08:46:30] [このレビューのURL]

勧善懲悪が単純に徹底された分かりやすい作品です。
全く誰の目にも分かる悪党が必ず登場してきて、
主人公のサトルが自身の香を嗅ぐ特殊能力で
敵を懲らしめるというお話です。
少年誌10巻の長期連載されていますが、面白いかと言えば、
そんな要素は感じられません。
絵も稚拙ですので、読みにくいです。
2巻で撤退致しました。

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[投稿:2023-04-30 17:31:31] [修正:2023-04-30 17:31:31] [このレビューのURL]

長編の割に展開が雑で進みも遅く、忍耐強さを要求する作品です。
何より絵が下手。
背景は基本描かないので、子供の落書きに見えることもあるレベル。
これが気にならない方は、よほどの漫画通かな。
私も大概、我慢できる方ですが、台詞やト書きが多いのに、
画がついて来てない所は読めませんでしたね。
新感覚で作られた進歩的作品なのかも知れませんが。

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[投稿:2023-01-14 09:22:14] [修正:2023-01-14 09:22:14] [このレビューのURL]

前作の続編でワールドユースが舞台です。
典型的な少年誌スポーツ漫画なんですが、
私の機微に触れるものはありませんでした。
よく分からないです。
正直、つまらないです。
サッカーをしている場面が当然主体なんですが、
試合の展開は台詞を追わないと分からないし、
ボールを持っている選手以外の活躍や
フォーメーションが表現されません。
三次元的な描画表現が苦手なんですね。
そのため、迫力もサッカー独自の戦術や戦略が楽しめません。
一応、人気漫画だったらしいので、最後まで読みましたが、
残念ですが私には苦痛でした。

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[投稿:2022-10-26 18:00:12] [修正:2022-10-26 18:00:12] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

タイトルに興味が湧いて読んでみました。
想像とは異なる内容でしたが、知ってそうで知らない
アメリカ社会の病巣を紹介してくれています。

私はアメリカに家族とともに2年間の滞在経験がありますが、
見聞きした内容が懐かしく思い出されます。
例えば、アーミッシュ、全米ライフル協会による銃規制
反対運動、カラードに対する声なき人種差別、などなど。
しかし、銃所有が権利だと考えても、実際には銃を見たこと
もない人が大多数であることは、意外と知られていない
ことなど、一歩踏み込んだところまで作品内で紹介され
ていれば、なお良かったですけれどもね。

全編を通じて、恋人を探す旅なんですが、ゴールはあっけ
なく、双六のような駆け足なので、感動はないですね。
途中、人の飼い馬を助けるためにカジノで数万ドルと
自身を賭けるというのは、ナンセンスを通り越しました。
この幼稚な場面は必要だったのかな。
これで作品価値をぐっと下げました。

全体を通して、従来にない別の視点での作風でしたので、
少し目先が変わって面白いなとは思いましたが、
二度読みすることはないでしょう。

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[投稿:2022-07-09 05:02:43] [修正:2022-07-09 05:02:43] [このレビューのURL]

バブル全盛期の中、恋人たちは東京発最終便新幹線を
シンデレラ・エクスプレスと呼びました。
山下達郎のBGMが似合うCMも流れた世の中です。
20秒足らずのCMを見ても、美しい物語は頭の中を巡りました。

漫画なら、あるいは女性作家ならもっと心温まる
ストーリーが展開されるだろうと期待したのですが・・・。
何が期待外れなのか分析はできませんが、シンデレラの
名にふさわしいのは、もっとピュアな恋心のような気がします。
また、一つステレオタイプの恋愛漫画を読んで後悔しましたとさ。

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[投稿:2022-07-03 11:22:09] [修正:2022-07-03 11:22:09] [このレビューのURL]

従来にない設定が変わってて良いが、女子高生に殺されたい
という主人公の欲求が、理解不能だ。
残念ながら、感情移入できない。
まだ、サイコパスの思考や論理の方が理解しやすいかもしれない。

したがって、面白いとか、次を追いかけて読みたいとかいう気持ちになれなかった。

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[投稿:2022-05-15 09:26:23] [修正:2022-05-15 09:26:23] [このレビューのURL]

古典的な匂いのする初期のSFもの。
同人誌作家さんが志向するベクトルと同じものを感じる。
現代的なエンターテイメントとは真逆の方向にあるが、
これが堪らないと思うファンもいるだろう。

また細ペンだけで描かれた細密画のような緻密な画風にも、
郷愁を感じる向きも多いだろう。
現代に蘇る昭和初期の作風といった作品だった。

一握りのコアなファン層が獲得できれば、良いという潔さが感じられる。

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[投稿:2022-02-23 11:24:53] [修正:2022-02-23 11:24:53] [このレビューのURL]

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