「朔太」さんのページ

総レビュー数: 744レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

少年誌における料理マンガは難しいです。
大人テイストの高級料理を高度な料理技術と素材で
立派に拵えても、読者には価値が理解できません。
まず第一に味わうことができないという中での
料理勝負には限界がありますね。

そこで、この作品では遠月学園という過酷な競争社会を
舞台にして、その中の序列と勝負を見せることで、
緊張を維持し狙いは当初は成功します。
テーマは「食戟」なんで、より強敵を出現させることで
展開は続きますが、5巻辺りでマンネリ化が始まります。

ここでのレビューを見ても、最後は酷い評価を得てますね。
激しく同意します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-02-14 09:27:08] [修正:2023-02-14 09:27:08] [このレビューのURL]

最初の設定が面白く興味を引きますが、少ししますと
内容はグダグダになってきます。
入れ替わりパターンはよくある話です。
これを使っていかに展開をスリリングにしていくかが
重要なのに、設定で満足しきった感じがあります。

「ウロボロス」でも同様の印象が残っていることを思い出しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-02-05 09:36:22] [修正:2023-02-05 09:36:22] [このレビューのURL]

大勢の客が足を運ぶ評判の店、行列の出来る有名店が
数多く軒を連ねるラーメン業界をベースに、
毎号実在の人物をモデルにした立志伝でした。
一杯を生み出すまでには想像を越えるドラマがあります。
究極の味を求めて、自ら納得出来るまでは決して妥協を
許さなず、頑固な店主、伝説と呼ばれる職人の技が紹介されます。
全国に事業展開するラーメンビジネス企業の雄、
ラーメン一杯に命をかける男たちの熱い生き様を追います。
いわば、ノンフィクション・ラーメンコミックでした。

しかし、残念ながら漫画作品としては、満足度は低いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-31 17:30:00] [修正:2023-01-31 17:30:00] [このレビューのURL]

同時代フランスの漫画作品には、「ベルサイユのばら」が有名ですが、そこまでのドラマ性はありません。
ですが、ずっと男性向けの嗜好に仕上がっています。
それでも、男性にどの程度支持されているのか疑問です。
何とか3巻まで読みましたが、ここから撤退致します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-12-24 12:40:24] [修正:2022-12-24 12:40:24] [このレビューのURL]

松本次郎さんの作品は、とても個性的です。
近未来的な退廃的な世界が背景になっていることが多いです。
個人的には、共感するところはあまりなく、
こんな作品も暇潰しには良いかな、ってところです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-12-08 08:58:07] [修正:2022-12-08 08:58:07] [このレビューのURL]

いわゆるゴリラなOL物語を四コマ漫画にして、
笑おうというものです。
ゴリラな性格でも許容されるのは、美人だからです。
美人でないゴリラは、一般社会では生きていけません。
そう思うと、容姿差別的な観念が抑えられず、
何だか笑えません。
連載当初の20年前だったら笑えたのかも。
コメディは時代の背景で変化しますから。

そんな感想を持ってしまう悲しい作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-11-20 10:38:09] [修正:2022-11-20 10:38:09] [このレビューのURL]

「うさぎドロップ」を連想した人も多かったでしょう。
高松出身の作者の讃岐愛を感じるご当地漫画と言えます。

しかし、幼子に化けた狸の子供を周囲の目を胡麻化し
ながら育てていくというのは共感できません。
うさぎドロップでは、亡き祖父の想いや拭い難い血を
背景に、抜けがたい運命を感じさせましたが、
本作品では単純にあざとく幼児の可愛さ、無邪気さを
表現するだけで、育児に身を捧げる動機が希薄です。

とても感情移入できるものではありません。3巻で撤退致します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-10-23 10:05:45] [修正:2022-10-23 10:05:45] [このレビューのURL]

料理マンガは無数に存在しますね。
特に料理対決をテーマにしたものは、数えきれないです。
ここでも、そういう意味では中盤まで王道を行く展開です。
一つ特徴を挙げれば、主人公が蕎麦屋の息子なのに、
そばつゆを利用した丼物を得意として、独創的な丼を
あみ出していきます。
ただですね、コロッケ丼だの、おにぎり丼だの、
シチュー丼だのと家庭既存料理の延長上で変わり丼を
「どうだ、すごいだろ」的に押し付けてきます。
多少のうんちくは語るのですが、「いや、もう常識ですから」
という感じです。

さらに、主人公の生い立ちは貧乏で借金1億円ということですが、
登場してくる敵も二千億の資産を持っていようが、生い立ちは
悉く貧乏で愛に飢えたトラウマを持っているのです。
何度もこのパターンを繰り返していることに、
作者も編集者も気付いてないのでしょうか?
読み進めると、これ以外の設定のアイデアがないのですよ。
そりゃ8巻で終わってしまいます。

少年誌掲載なので、寛容に受け入れる気持ちもありますが、
途中から青年誌に移行しました。
大人相手にこれは許容限を越えてるような気がします。
多少デッサンの狂いはありますが、絵は綺麗ですので、
読む気が失せるとは言いませんが、単調さと幼稚さが
鼻につきました。全8巻完読。

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[投稿:2022-08-31 08:54:40] [修正:2022-08-31 08:54:40] [このレビューのURL]

ここでのレビューは酷評の嵐ですね。
一体、どんなものなのか興味本位で読んでみました。
なるほど・・・。

しかし、事前の先入観があったので、それほど驚愕の内容でもなく、
グップラー刃牙、バキと読んできた私としては、少年刃牙が青年へと
成長する過程で一度は触れておきたかったという板垣氏の心情は理解できます。
ただし、娯楽漫画として面白いか、読みたいかという点では不満が残りました。

まあ、大長編作品の中の一ページと考えれば、これもアリかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-08-10 07:18:40] [修正:2022-08-10 07:18:40] [このレビューのURL]

料理対決漫画の代表作品かもしれません。
扱っている料理は、全て子供でも馴染みのある家庭料理ばかりです。
読者が少年ですから、これは仕方のないことかもしれません。
したがって、普通の家庭料理(ハンバーグ、卵焼き、ピザ、トンカツ、
オムレツ、天丼・・・)を一層独創的にするために、毎回著者が
いろいろな工夫をしてくるのですが、今ならネットに書いてそうな
常識的な一工夫をさも大層に披露したり、本当に美味しくなる
とは思えないようなひねくり回したりの連続です。
本当に試作してみたら、きっと美味しくないと思うのですが、
まあ、第三者に「ああ、これは美味しい」と言わせれば、
決着がつくので、これも仕方なしです。

ということで、特段面白くもなく、料理の知識に役立つわけも
ないのですが、寺沢先生独特の毎回、謎を提供しながら
進展していく上手さがスパイスです。
以後、寺沢先生は料理マンガを描き続けることになるのですが、
自身は料理は得意ではないそうですので、面白いものです。7巻まで。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-08-04 05:52:50] [修正:2022-08-04 05:52:50] [このレビューのURL]

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