「朔太」さんのページ

総レビュー数: 821レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

事件簿という題名に騙されて読んでみると、まさに三流テレビドラマの焼き直しでした。
事件と言っても、
1)偶然入院先で出会った女性の彼が、保険金目当ての結婚詐欺で殺人を計画中だとか、
2)道の傍らで苦しむ老人を助けたら、その愛犬に気に入られて家までついていくと、
実は資産家で、その資産を巡って家族はバラバラで骨肉の争いだとか、
3)自分が生んだ双子の一人が誘拐されるが、犯人は愛息を1年前に失った女性が神経症で
おこしたこと、
なんてどこかで見聞きしたようなネタばかりです。
30年も経ってない作品なのに、古典的な幼稚な話の構成に、途中でギブアップ
してしまいました。
最近の作品まで目を通さず申し訳ないのですが、2度と手にすることはないでしょう。


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[投稿:2016-05-05 18:13:57] [修正:2016-05-05 18:15:27] [このレビューのURL]

演劇の世界の異常なまでのストイックさや人間関係の特殊性は、
文学や伝聞でよく伝えられるところです。
演劇世界の特殊性もさることながら、俳優キララの奔放だが、
天才肌の人物像が魅力です。
講談社漫画賞も受賞しており、やや玄人好みのテイストです。
が、私のような平均的読者には、強い感動はありませんでした。
かわぐちかいじの中期作品。

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[投稿:2016-05-03 16:24:03] [修正:2016-05-03 16:24:03] [このレビューのURL]

4点 陰陽師

極めて難解。
安部晴明と博雅の掛け合いを楽しむ分には普通のマンガだが、
6,7巻あたりから相当怪しくなってきた。
陰陽道の世界感、宇宙感を共有できなかった私には、意味不明になって、
頭から“?”マークが花火のごとく飛び出てくる始末だ。
10巻まで買ってしまっていたもので読んだが、そのまま断念した。
その道に興味ある方だけ読むべし。
ひょっとすると専門書なのかもしれないので。

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[投稿:2016-05-01 19:54:54] [修正:2016-05-01 19:54:54] [このレビューのURL]

ヒロインのヴェルダンディーの可愛らしさだけが救いです。
それ以外ははっきり言って、何もないです。
記憶に残るお話は1話もありません。
だから、感想が出てきません。
こんなレビューですみません。

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[投稿:2016-04-29 21:17:51] [修正:2016-04-29 21:17:51] [このレビューのURL]

料理漫画を少年誌に持ち込んだ時点で、こんな展開にしかならざるを得ないだろうと思う。
企画先行型の典型的な駄作だ。編集者が、「今ブームの食にまつわるテーマで、
しかも少年誌のバトル系で、かつ少々のお色気か可愛さでお願いします。」なんてことを
作者にお願いしている様子が目に浮かぶ。
読者を誘導しているつもりが、そのつまらない打算が裏目に出た。
10巻で挫折。

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[投稿:2016-04-28 20:33:16] [修正:2016-04-28 20:33:16] [このレビューのURL]

3点 退魔針

”魔を滅する針、退魔針“という独特の超能力で、魔性の世界との闘いのお話です。
独特の世界感ながら、絵が女性誌のような雰囲気なので、個人的にはミスマッチを
感じるしかなかった。
途中5巻までで断念。

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[投稿:2016-04-19 03:29:56] [修正:2016-04-19 03:29:56] [このレビューのURL]

8点 タッチ

[ネタバレあり]

和也の事故以降の南と達也の二人の関係性の変化が、多くのセリフなしで
表現されていることが特筆されるでしょう。和也に対する喪失感と、どのように自分を
修復していくかという迷いを、文学以上に上手く表現されていて、リアルな
劇や映画でも難しい感情の機微が漫画で表現されているのはすごいことだと思います。
ここがしっかりしているから、怠け者の達也が以後、突然ヒーローに変化して
いくプロセスもほとんど違和感なく受け入れられるのです。

あだち先生の作品全部に言えることですが、ストーリ展開を追う楽しさ以上に
毎回毎号の男女の機微が嬉しいというか、キュンとする瞬間の表現が素晴らしいです。
だから、タッチであろうが、H2であろうが、ラフであろうが、何でも良くって、
主人公達也の目と口を借りて読者が南を見つつ、会話をしているのですね。
言わば、模擬恋愛をさせてくれる漫画とでも言えるのではないでしょうか。
ある意味で、偉大なるマンネリ青春漫画、とでも言えます。
褒めてるのか、腐しているのか分からないですが。

私は、2度、3度読み直しています。

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[投稿:2016-04-10 09:44:07] [修正:2016-04-10 09:44:07] [このレビューのURL]

3点 ICHI

はぐれお瞽女(ごぜ。盲目の女性。集団生活で相互扶助により生活する習わしのようだが、
掟を侵すと集団から離れなければならない。)である主人公、市が可憐で幼気に描かれている。
生きるための術としての居合い術が様々な事件を呼ぶ。

狙いは分かるが、無用に多くの人間を登場させる割に、市以外の登場人物のキャラが
立っておらず、シナリオもさほど事件性に富んでいない。
要するに面白くない。残念。


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[投稿:2015-01-24 09:29:44] [修正:2016-04-09 07:42:44] [このレビューのURL]

外国人との結婚生活は、異文化の衝突であり、こんなことで怒るんだとか、
悲しむんだとか、嬉しいのかとか、発見の毎日なのでしょうね。
その感動が漫画やエッセイにしたくなる原動力なのだと想像できます。
本編では、主夫をしている立場としての赤ん坊の子育て奮闘記も加えて、
新鮮な感動として多くのページが割かれています。
さらに、理系女子の嫁との人格差もまた楽しめます。

とても気になる異文化を示すと
・ビズ(キス)は他人と頻繁にするのに、時と場合の空気でする、しないの
 判断をフランス人はしていること。
・フランス人でも、時間を守らない、タクシーひとつ捕まらないパリには
 長く居たくなくなり、東京に帰りたいと思うらしいこと。
ちなみにモンプチは「可愛い私の赤ちゃん」という意味だそうです。

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[投稿:2016-04-07 21:54:56] [修正:2016-04-07 21:54:56] [このレビューのURL]

コールドスリープボックスから目覚める第一話から、どんどん引き込まれます。
目覚めの前の自分の知っていた世界と全く異なる世界というどころか、
いきなり恐竜時代に戻ったかのような危険な世界です。生き残った人たちも
どんどん減っていきます。そんなサバイバルな状況と「なぜ世界は変化したか?
生き残ったメンバーは偶然か?」というような謎の混迷が初めから仕込まれて
います。しかし、その伏線も見事に最終巻でまとめられていて、全てが最初から
設定されていたシナリオだったということが分かります。

キャラの勧善懲悪ぶりがはっきりしていて、やや単純化され過ぎかな、とも思いますが、
逃げ場のない古城からの脱出劇をベースにしたSFと人間劇という感じで、
全6巻の短い中で濃密に堪能させて頂きました。

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[投稿:2016-04-05 06:03:51] [修正:2016-04-05 06:03:51] [このレビューのURL]

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