「朔太」さんのページ

総レビュー数: 818レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

葬儀になると、見送られる方の背景が表に現れてきます。
単に弔問客が多くて社交的だっただとか、親戚付き合いが中心だったとか、
そんな表層的なことではなく、人生の歩みが見えてきます。
それを上手くドラマ仕立てした作品です。
毎回、ちょっとした人間模様があって、表題のような人情物語が展開されています。
意外と隠れた名作かもしれません。
女性誌にひっそりと連載されているのがもったいない感じがしました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2023-12-17 15:48:07] [修正:2023-12-17 15:48:07] [このレビューのURL]

面白い。
ラブコメが苦手な私でも、たちまち3巻をよんでしまったw。
エロいシーンは全く出てこないのに、その辺の官能漫画よりエロい。
女性が望むエロとはこうなのかもしれない。
ただし、男性心理と言うか、男性の性は理解されていないが。
注文をつけるとしたら、旦那が絶賛する妻の美貌、可愛らしさに
もっと共感が得られる画であればとは思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-11-12 16:56:47] [修正:2023-11-12 16:56:47] [このレビューのURL]

花小路ゆみさんの作品に登場する女性は、本当に美しくグラマーです。
ぷっくりとした唇とふっくら頬っぺたも実に私の好みです。
そっくりな二人の女性が、誰にも気づかれずに生活を入れ替えてしまいます。
その結果、生まれる大混乱が物語の主な展開。

読み終えてみると、大きな事件もなく、大した意外性もない
のですが、ついつい10巻最後まで読ませてくれました。
結末は、誰もが予想する通りのものでしたが、良かったです。
この作品はストーリーを読ませるものではなく、
二人の女性を愛でる作品ですね。

花小路さんの作品群の中でも代表作と言えるのではないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-10-24 07:34:14] [修正:2023-10-24 07:38:09] [このレビューのURL]

すごかった!
最後ぷっつり終わってしまったので、あと1話ぐらい後日談的な
ものでもあればよかったなと思います。
さぶろうの超人的働き、忠誠心、愛もすごいですが、
和子の強さや置かれた立場の理不尽さにも胸を締め付けられます。
他の人物の心も丁寧に描かれていて、ばっさばっさ人が
斬られるのを見るのは怖いですが、魅力的な作品でした。
さすが、小池一夫さんの原作でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-10-18 17:45:34] [修正:2023-10-18 17:45:34] [このレビューのURL]

ラズウェル細木氏の漫画はどの作品を読んでも同じに見える。
毎回、テーマにしていることは、他愛もない季節の風物詩
だったり、いくつかの薀蓄だったり、ニュースを扱ったり、
基本的に暑い、寒い、いや普通なんてことを繰り返す。
特にストーリーはない。

いやネガってるわけじゃなくて、安定的におもしろく、
そしてなにより大事だが食べ物が非常に美味そうに見える。
氏は食べることも飲むことも心から好きなんだろうな。
同じ食い意地のはった人間として深い共感を覚える。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-07-31 09:31:15] [修正:2023-07-31 09:31:15] [このレビューのURL]

小林俊彦氏の「ぱすてる」は、1巻辺りで挫折してしまう程、
内容の薄いものでしたが、
本作品は主人公の女子高生管理人の性格が可愛く、
しかも毎回裸体をさらして奮闘するのが見逃せません。
下宿人の女性たちのキャラも立っていて、主人公のMキャラに
対して、いずれもややSぽいところが相性抜群です。

彼女たちの引き起こす騒動は罪がなく、愛らしさを感じさせてくれます。
意外に結構、楽しく読めました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-07-15 05:13:16] [修正:2023-07-15 05:13:16] [このレビューのURL]

7点 ヒル

凄いものを見た感じ。
絵も見やすく、展開が早いので一気に引き込まれました。
さらには、止まらない展開が続きます。

あり得ない妄想ではなく、リアルに現代社会の隣人に現れそう。
4巻から5巻にかけて、殺人が絡んできて胸が痛くなりますが、
最終話では上手くソフトランディングしてくれたので有難かったです。
続編もあるらしいので、読みたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-05-17 09:46:05] [修正:2023-05-17 09:46:05] [このレビューのURL]

漫画もついにここまで来たか、という驚きでいっぱいになりました。
奈良崎コロスケはこのマンガがすごい!WEBに寄せたコラムの中で、
「グロテスク全開な作品ではないものの、読者によってはどうしても
受け付けない回が含まれている危険性がある。それでも性的倒錯の
世界を覗きたい人にはお勧めであり、いびつな愛の世界を堪能できる
だろう」と評したそうです。

性的倒錯者と言われれば、SMくらいしか想像できませんでしたが、
毎回とんでもない性的嗜好者が現れます。
最初の紹介だけでたまげてしまうこともあります。
読者としては、それを知っただけでお腹いっぱいになって
満足してしまうこともありました。

問題は、嗜好が志向に終わらず、過剰になりがちなんですよね。
度々、殺人にまで発展しがちでして、性的嗜好者の人権のためには、
もっと明るい解釈でお話が作れないかと残念になります。
今のままでは、性的倒錯者を否定する作品になってしまっています。
現に、一気に6巻まで読んだ私には、もう満腹感があります。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-04-23 09:18:58] [修正:2023-04-23 09:18:58] [このレビューのURL]

当初の印象は映画「CUBE」のパクリでした。
設定が酷似していましたから。
展開を追うに連れて、オリジナリティを見せます。
毎回緊迫と新たな謎の繰り返しで、読む手が止まらなくなります。

一気に7巻まで読みました。
疾走感は半端ないのですが、行きつく先のオチを期待
すればするほど、失望が大きい予感がしますが、
最終巻まで読み届けようと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-04-06 09:03:05] [修正:2023-04-06 09:03:05] [このレビューのURL]

刑務所内の話となると、独特の文化、ルールに目が奪われ、
受刑者の生い立ちや人生模様に焦点が合いがちです。
しかし、ここでは参考文献などをよく調査しており、
受刑者に心情的に偏るでもなく、極めて中立的な
視点が維持されていました。
一気に6巻を読ませる迫力がありましたね。

6巻の中でテーマは3つ。
一つは妊婦の受刑者の葛藤。
一つは若き女性刑務官と受刑者の対立。
主人公ムショ医自身の家庭内事情、生い立ちと苦悩。
よくまとめられており、なるほど続編が描きたくなるでしょうね。

ただし、作風、絵柄は元夫の佐藤秀峰氏に類似しています。
どちらがどちらに影響を与えたのか詮索はしませんが、
次の作品が難しいかもです。
まあ、面白いんで、二人で別々に頑張れば良いのですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-03-09 16:46:47] [修正:2023-03-09 16:46:47] [このレビューのURL]

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