「朔太」さんのページ

総レビュー数: 820レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

大喰いプロファイターを主人公にしたお話。
今でこそ大喰いコンテストも毎週のように常設されてきており、
市民権を得た感がある。

この作品では、大喰い分野をプロスポーツ化を考える二団体が出てくるが、
大喰いもスポーツであると主張している。
健康を害する恐れがある大喰いをスポーツと認めないという主張には、
怪我などのリスクのないスポーツがあるのかと反論している。

なるほど、自身の体だけを使って、ルール内の制限内で他者と
競い合うのだから、スポーツとして承認できるかもしれぬと、感心した次第。

絵も見やすく、バトル全開のストーリー展開は、読みやすかった。
土山先生に合掌。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-18 09:26:58] [修正:2022-05-18 09:26:58] [このレビューのURL]

従来にない設定が変わってて良いが、女子高生に殺されたい
という主人公の欲求が、理解不能だ。
残念ながら、感情移入できない。
まだ、サイコパスの思考や論理の方が理解しやすいかもしれない。

したがって、面白いとか、次を追いかけて読みたいとかいう気持ちになれなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-15 09:26:23] [修正:2022-05-15 09:26:23] [このレビューのURL]

「ダービージョッキー」の主人公さんと同じタイプの男が、
馬をバイクに乗り替えて登場した感じです。
まだ見ぬ世界への憧れ、挑戦がテーマですね。
一色さんが好きな方には、ぜひ一読を勧めたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-15 09:22:16] [修正:2022-05-15 09:22:16] [このレビューのURL]

かなり前に、江川達也氏ご本人をNHKのドキュメンタリーで
視聴した記憶がある。
豪邸にお住みになっておられて、沢山のアシスタントとは
別の個室でネームに取り組まれていた。
風体は街にあってはホームレスのような芸術家風のスゴイ
売れっ子の作家さんだなあ、という印象だけ残った。
青年誌で数々のヒットを生み出されていた。

改めて1990年代の本作品を読み返すと、常軌を逸したバブル
時代の匂いを強く感じた。
こんな内容の作品が、多くの若者に本当に支持されたのだろうか。
単なるエロではなく、社会風刺的なエロと美しい描画は
一読の価値があるのは認めよう。
煎じ詰めれば、表層的な成功を収めた富裕層への批評漫画と
いうことだろうか。
善意的な解釈をすればそうなるが、半分は皮肉だ。

バブルが去ると、江川氏の凋落は始まり、単なる迷走作家の
烙印を押されてしまっているらしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-12 22:04:22] [修正:2022-05-12 22:04:22] [このレビューのURL]

リイドコミック誌の前作「極道ステーキ」では、極道の世界を
舞台に勢力争いが中心のお話でしたが、
ここでは、極悪非道の悪を警察組織からはみ出た二人が
超法規的な手段で組織を壊滅していく展開です。

絵は相変わらず上手く読み応えのあるお話が続きます。
青年誌の中でも一層、男臭の強い作品ですね。
色気というレベルを超えるシーンも頻発されますが、
絵のせいかあまり卑猥さは感じません。
10巻69話完読しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-05 12:28:09] [修正:2022-05-05 12:28:09] [このレビューのURL]

小さな老舗旅館の再建と都会に疲れた26歳女性自身の再建のお話です。
主人公の明るさとドジぶりは、高倉さんのいつもの持ち味です。
嫌味がなく、ゆったりとした気持ちで、それこそ表題のように
「ホッと」したい時に読めます。
しかし、格別に面白いエピソードが出てくるわけでもなく、
起伏の少ない展開ですので、2巻が丁度良い長さでした。
突然の連載打ち切りのような終わり方は残念ではありましたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-05-05 12:13:20] [修正:2022-05-05 12:13:20] [このレビューのURL]

上橋菜穂子さんのファンタジーの世界観が心地いいですね。
この原作の良さを殺すどころか、さらに視覚的にさらに
良質な作品に仕上げているのが、武本氏の描画です。
エリンの純朴さがとても可愛らしく、恐ろしいはずの
王獣すら愛おしくなる絵の上手さです。
エリンやソヨンの深い悲しみのシーンは、これ以上ない程、
感情移入してしまいます。

なかなかの良作でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-04-29 11:31:31] [修正:2022-04-29 11:31:31] [このレビューのURL]

4点 8月の光

奇才新井英樹氏のデビュー作品ということで、
ファンである私は探しだして読みました。
作品としての出来不出来を論じるべきではなく、
新井英樹氏の原点が確かにあったことに満足しました。

デビュー当時から新井氏が描きたい世界、感情、人生は、
すでにここにあったわけです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-04-24 11:49:41] [修正:2022-04-24 11:49:41] [このレビューのURL]

5点 辻占売

この世に未練を残したままの魂を浄化する話がほとんどでしたね。
そこに悔恨や無駄な恨みを絡めて、穏やかに諭してくれるようなお話です。
女性作家ならではの優しいタッチで物語が進みますので、
癒される方も多いでしょう。
1日1話ずつ読み進めるような作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-04-19 07:44:53] [修正:2022-04-19 07:44:53] [このレビューのURL]

フェティッシュだけど「すけべ」(紹介文より)ではないと思う。
作者も周辺の見知らぬJKや若い女性たちを眺めながら、
可愛いと心底感じるらしい。
男性はもちろんそんな気持ちになっていることは想像できたが、
女性もそんな気持ちになるらしい。
微かなエロスはあるけど、それは女性の体が本来的に持つものと気づいた。

この作品は何だか気に入っています。
この手の作品って、作者が自分に酔っていたり、
独りよがりっぽかったりすることも多いのですが、
こちらはそうではありませんでした。
一話読み終えるたびに、微笑しながら鼻歌が出る感覚です。
絵柄もシンプルで女性特有の柔らかさが出ていて、好みでした。

意外な掘り出し物でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-04-09 11:19:42] [修正:2022-04-09 11:19:42] [このレビューのURL]

月別のレビュー表示