「朔太」さんのページ

総レビュー数: 820レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

冬物語、電車男と同様、現実逃避型で闘争心ゼロで、いわゆる軟弱情けない系男子が主人公。
故に、第一巻あたりは放り出したくなるほど、嫌悪感で一杯になった。
しかし、東京を逃げ出して、文字通り「星のふる町」で再生していく主人公の逞しさ、
成長が共感を呼ぶ。

世界でいちばん優しい”再生”ラブストーリー。
ベタ過ぎてちょっと・・と思われる方も、まずは7巻まで読んでみて下さい。
”ほしのふるまち”で生きてみたいと思うかも。

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[投稿:2014-08-10 03:13:39] [修正:2014-08-10 03:13:39] [このレビューのURL]

沈黙の艦隊と同時期に平行して連載した。かわぐちかいじの油の乗り切った時期の作品。

ただし、連載前に狙ったシナリオ通りには展開しなかったのではないか、と思えるぐらい

途中から政治劇に発展している。しかも、政治と官僚の裏にはスキャンダルが必ず

存在するという陳腐な前提条件をもとに、ヒロインがオンナを武器に革命を起こそう

というスケールが小さなストーリに落ち着いたのは残念。

ヒーローも志と女を天秤にかけられないくらいのスケールの小ささで残念。

沈黙の艦隊も最初の戦闘駆け引きから、政治的駆け引きに落ちた時点でグダグダになった。

同じ時期に同じ過ちを犯した。残念。

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[投稿:2014-08-06 21:57:18] [修正:2014-08-06 21:57:18] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

壮大な戦国絵巻物。多くの傑出した人物像が同じ時代を生きる奇跡。

相互に共振共鳴したとしか思えない時代。

お気に入りの人物のお気に入りの場面をひとつ紹介する。

軍師郭嘉。

最後の烏丸族との戦いは秀逸。これを終えて病死の床での曹操との最後の場面では、

珍しく曹操の人間的な悲しみを見せた。

全編が悉く奇をてらった表現が多い中で、この場面は安心して読めた。

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[投稿:2014-07-26 19:46:24] [修正:2014-07-26 19:46:24] [このレビューのURL]

伝説という副題ほど、圧倒的なキャラはないし、策略も小さく女々しい。
ホストの鏡あるいは唯一無二な存在感を示して欲しかったが、上の下程度のホスト
の日常話で失望した。
夜の世界に疎い方が読むには、入門編としてはOKか。

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[投稿:2014-07-12 13:17:40] [修正:2014-07-12 13:17:40] [このレビューのURL]

イタリア料理店を舞台にした熱血体育会系スポ根漫画。
舞台は熱中できるならどこでもよかったのでは?
料理の薀蓄はほとんどないのが従来にないスタイルといえばそうだが、だから
料理漫画というより二十歳そこそこの坊ちゃん(タイトル通り)の焦り、あがきストーリーの感じが強い。
人間、石の上にも3年って言葉が頭に浮かぶ。
途中、不倫あり、親子問題あり、様々なエピソードを入れて人間模様の見せ方も良かったかな。元ヒキ料理人との成長過程は楽しめた。


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[投稿:2014-06-12 19:16:46] [修正:2014-06-12 19:16:46] [このレビューのURL]

面白い!
基本は、任侠道で育った高校女教師物語なんだけれど、コメディなんですよ、これが。

女性誌好みの男前と脇役の差が激しいけど、キャラが程よく立ち、ボケと突っ込みの
バランスもヨロしい。

最終的にはラブコメっぽく終わったけど、男気が優先された展開でこれも程良い終わり方でした。

何度も読み返しそうなので、保管します。

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[投稿:2014-06-01 17:40:38] [修正:2014-06-01 17:40:38] [このレビューのURL]

絵画は比較的馴染みのある方も多いので、理解されやすかったはずなので、彫像、陶芸、

人形、織物、古美術、特に古壁画、陶片、マニアックなチントーイに至る守備範囲が広さは、

果たして読者の目にいかに映ったでしょうか?

薀蓄の深さ、広さも魅力ですが、恋の駆け引きあり、適度な人情噺も絡めて

あったせいで、32巻飽きずに読めました。

美術知識だけでなく、業界ネタの収集、調査は想像するだけで大変そう・・・。

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[投稿:2014-05-25 18:19:57] [修正:2014-05-25 18:19:57] [このレビューのURL]

人生はそんなに悪いもんじゃない。
生きていればいつかきっといいことがあるさ。
・・・そんなの、単なる気休めかもしれない。
事実、世の中はたくさんの悪意に満ちていると僕は思う。
けれど、幸運や人の優しさも君のすぐそばにきっと隠れてるんじゃないだろうか。
少なくとも朝は誰にでも平等にやってくるから。
そこで何を掴むかは君次第だ。

収録作品の中でも「夜明け前」が好きだ。


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[投稿:2014-04-09 22:52:36] [修正:2014-04-09 22:52:36] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

少年の殺人事件が世間の耳目を集めた頃、加害者の家族より被害者の家族が

メディアの露出が多くて問題視された。被害者なのに名前も顔も出て、

人権の侵害が増える矛盾。

加害者と被害者の親とも 事件を契機に後悔と憎悪の日々だが、ある日から

双方が自分を映す鏡のようだと悟る。

サブタイトルの”海容”とは、海のように広い寛大な心で、人の過ち、過失を許す

ことだそうです。このサブタイトルがテーマかな。

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[投稿:2014-03-12 23:22:54] [修正:2014-03-12 23:22:54] [このレビューのURL]

残酷なようだが、同じ題材を柴門ふみが描けば、相当読めたのではないか?
編集者としては、第二の柴門ふみを育成するつもりだったのかも知れないが、
この時点では格の違いが如実に出てしまっていて、出がらしの二番煎じを飲まされている感じがした。

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[投稿:2014-02-02 09:43:26] [修正:2014-02-02 09:43:26] [このレビューのURL]

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