「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

9点 サトラレ
思念波が外部に漏れてしまい、他人に心の中が覗かれてしまう特殊能力者サトラレ。
しかし、同時に天才能力も合わせ持ち、人類への貢献度が高い。
彼らに関わる人達が、不思議に優しく、理解が深いのが救い。
人類は本当にこんなに優しいのだろうか、もっと残酷で見苦しくないか?、
と疑念を持つが、サトラレ種も純粋に設定されているので、
見守る人達をも感化されるのかとも。
いずれにしても、サトラレという特殊な設定を前提に、心のナイーブさを
良く解釈した作品。なかなかの良作です。
追記:その後、改めて全編を通読しました。その上での感想です。
一言でいえば、人間賛歌です。
サトラレであることを知ったために、孤島に一人住む白木。彼の島に漂流する少女との出会い。
サトラレとの結婚とサトラレの子を産む決意の人、小松。
サトラレである娘の将来を案じる武道家の父の無骨な生き方、育て方。
娘、片桐りんの爽快な生き方。
有り得ない架空の設定の下で、人間たるものはきっと当たり前に考え、悩み、行動するだろう
ことを先回りして予見し、美しく描いた作品です。大好きな作品の一つになりました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-21 22:50:40] [修正:2015-07-21 22:42:54] [このレビューのURL]
6点 Ns’あおい
医療分野の問題提議は、ブラックジャック、ブラックジャックによろしく、医龍等々
多数の作品が漫画の素材に取り上げられています。結局、結論は出ず、問題がここにありますよー
で終わるのですが、本作でも同様でした。
弱者である老人が大抵の患者モデルになるので、心をかける主人公あおいが絶対正義かのような
主張をするのですが、対論も誰かに語らせます。
主人公の敵対人物に語らせる部分が、実は現実の病院や医療現場の実情なのですね。
最低レベルの医者も沢山出てきますが、現実にいますもんね。
私もよく似た経験しましたよ、ってあるある事例も出てきます。
シナリオ面では、勧善懲悪ぶりが判りやすく、予定調和的な解決で終わるのがやや不満です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-07-12 18:11:31] [修正:2015-07-12 18:11:31] [このレビューのURL]
8点 LIAR GAME
少数決ゲーム、リストラゲーム、密輸ゲーム、ロシアンルーレット、17ポーカー、回らないルーレット、パンデミックゲーム、椅子取りゲーム等々・・・。
まず、驚くことは、こんな面白いゲームルールを考案すること、それ以上に必勝法と
打開策を考えられる人間がこの世にいるのか?ってこと。
甲斐谷忍は、福本伸行と並んで、私にとって神です。
設定や人物の非現実性には、若干の違和感があっても、コアになるゲームの面白さで
全てが許容されるほど、魅了されました。
同時に、策略渦巻く極限状態でも「参加者全員が欲を捨てれば、全員が救われる」と
言う直のような純粋少女にあくまでも正論を貫かせているところで、漫画としての
バランスが保たれているようです。
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[投稿:2015-06-28 23:30:37] [修正:2015-06-28 23:30:37] [このレビューのURL]
5点 あたしンち
あるあるって共鳴させて笑わせる日常王道漫画です。
4コマ漫画の起承転結の基本をやや踏み外したケースもありますが、
典型的日本人家族をモチーフにしていますので、安心して読めます。
大笑いすることも少ないのが難点ですが・・・。
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[投稿:2015-06-17 19:18:54] [修正:2015-06-17 19:18:54] [このレビューのURL]
6点 新吼えろペン
漫画家の苦悩を中心に据えた前回シリーズよりは、楽しめた。
漫画家の苦悩は読者としては理解できても、共鳴もしないし自虐的であまり笑えない。
今シリーズでは、本来の「風呂敷を広げた架空の世界」が交えられて、漫画的な
お笑いテイストに仕上がった。
漫画家炎尾燃には島本和彦が投影されているのだろうが、今シリーズで十分書き尽くされたと思う。
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[投稿:2015-06-13 11:09:35] [修正:2015-06-13 11:09:35] [このレビューのURL]
4点 みなみけ
いろいろ問題はあるでしょうが、兎に角可愛いので許しましょう。
特に、三姉妹の内のチアキはお気に入りです。
ロリータとは違っていて、男の子的オンナノコの中性的可愛らしさです。
男性的な気質の女優さんは、子供のころこんな性格ではなかったかと想像します。
ギャグは、時々面白いです。
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[投稿:2015-05-24 07:48:54] [修正:2015-05-24 07:48:54] [このレビューのURL]
5点 吼えろペン
漫画家の日常的なスケジュールとネタ創作への格闘の日々が主たる主題です。
納得できる面白い作品を世に問いたいという欲求と売れないことには無価値という2つの思いの
狭間で編集者と読者と同業漫画家の視線の中で、自分の作風を維持しているらしい。
炎尾燃の無茶ぶり、暴走、唯我独尊ぶりも、プロ漫画家ならではの時間との戦いと
人気作品を出さねばというプレッシャーの下での環境で、バランスしている。
一般人にはない非日常的毎日だから、狂気も許容される面白さがある。
ところで、個人的には星デスクという女性編集者がお気に入りです。
仕事中はプロだから、(心の)仮面をつけているというマインドの持ち主は実際にいそう。
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[投稿:2015-05-02 15:42:57] [修正:2015-05-02 15:42:57] [このレビューのURL]
5点 特火点
好きな作品は、「退屈な月」「ジョニィからの伝言」。
私的に心の闇を持つ少女が、孤独から逃れる方法を何かに求める姿は健気で美しい。
群れない人たちの日常を文学的に表現する代表的な作家に花沢はなりつつある。
もうひと頑張り、今後に期待したい。
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[投稿:2015-04-12 17:04:37] [修正:2015-04-12 17:04:37] [このレビューのURL]
7点 クライング フリーマン
読者を惹きつけて止まないシナリオライター天才小池一夫と美女や肉体美、格闘美の表現は
日本一の池上遼一がタッグを組んだ全盛期の作品である。
面白くないわけがない。
池上遼一の描く美女は、同じ顔と同じボディに見えるけど。
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[投稿:2015-03-21 23:15:36] [修正:2015-03-21 23:15:36] [このレビューのURL]
4点 愛人
妻子ある男が女子学生や人妻との愛人関係を結ぶ。
この顛末が結局、誰もが幸せになれない地獄の破局を迎えるというシナリオ。
どうしようもないんだよね、止めようないんだよね恋心は、という趣旨なんだろうが、
1980年代の男の価値観か?海外までキーセン旅行して、性欲を満たすのが一般的な世の中で、
浮気もほとんど本気が美しいとされたのか?
何か時代の移り変わりを感じざるを得ません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-03-11 22:05:44] [修正:2015-03-11 22:05:44] [このレビューのURL]
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