「朔太」さんのページ

総レビュー数: 819レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

甲子園を目指す強豪高校の大所帯チームを背景にしており、ちょっと
これまでと違った切り口でした。
強豪校の割に規律に厳しさがないのは違和感が残ります。
チームの部員全体にキャラが散りばめられており、リアルな部活を想像しやすいです。
部員全体に物語があるのは、長所でもありますが、登場人物の多さが雑然として
焦点が定まらない欠点でもあります。
大長編漫画ドカベンなんかは明訓高校の5,6人とその時のライバル達で
回していましたから、分かりやすい構図でしたね。
この良さが欠けるように思います。

まだ、6巻までしか読んでおらず、全部読み切らないと分からない面白さがあるかもしれません。
この先まで読んで時点で追記をさせて頂くかもしれません。

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[投稿:2024-09-29 09:24:26] [修正:2024-09-29 09:24:26] [このレビューのURL]

恋愛あるあるを大人になってから回顧したような内容です。
なかなか奥深く、かつ思わず頷いてしまうような感じがあります。
さらには、ちょっと幼過ぎた過去の自分を恥ずかしく思うという共感が生まれます。
面白いか面白くないかは、人によって強く差が出そうです。

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[投稿:2024-09-22 10:32:41] [修正:2024-09-22 10:32:41] [このレビューのURL]

ソリッド・シチュエーション・ホラーというようなジャンルが
あるそうですが、なかなかの短編集です。
ホラーといっても、描写がキチンとされていて、さほど恐怖を
感じずにすみます。
最期のオチも用意されているので、読後感も納得できます。
他にも多数の描きおろし作品があるらしいので、探してさらに
読んでみたいと思います。

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[投稿:2024-08-25 14:24:41] [修正:2024-08-25 14:24:41] [このレビューのURL]

野村宗弘氏の作品には、町工場それも溶接、塗装が主たる鉄工所の話がよく出てきます。
きっと、自身が鉄工所勤めの経験が豊富なのでしょう。
本当に実務の細部にわたる知識が豊富です。

表題は、良いですね。
そうです。ほこりと油の匂いの強い鉄工所にも、花は咲きます。
踏つぶされそうな小さな路傍の花ですが、確かに咲きます。
野村氏の眼には、気の強い新人嫌いのおばちゃんや人間嫌いのおっちゃんたちの心遣いが、二十歳のお嬢さんと同じ花に見えるのでしょう。

インパクトのある作品でした。

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[投稿:2024-08-14 11:22:45] [修正:2024-08-14 11:22:45] [このレビューのURL]

石川サブロウ氏の持ち味が、最大限に発揮された作品です。
前説の美文や、無理に泣かせようとしない大人の童話的な展開が素晴らしい。
個人的好みで言えば、鯛山先生の「ヒバリ」、鯛岳先生の「見川医院へようこそ」の回は、出色です。
生きることの原点が、ここにあるのかもしれません。

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[投稿:2024-08-04 13:06:26] [修正:2024-08-04 13:06:26] [このレビューのURL]

「ウチご飯」の続編だけれど、「呑み」に特化した内容に変貌しました。
男やもめ所帯なので、簡単レシピが魅力です。
ただし、食べログなんかが充実している現在、「クッキングパパ」ほどの
料理レシピの価値は相当下がっていますよね。
ただただ、男やもめ所帯のくつろぎタイムを一緒に味わう癒し系
漫画としての価値ではないでしょうか。

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[投稿:2024-07-10 07:33:32] [修正:2024-07-10 07:33:32] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

殺人が許される特権者という初期の設定の特異性が、何より強烈だ。
現代、違法ではないあるいは違法だが、人権と言う名の下、
被害者が加害者に報復できない社会のいびつさに焦点を
合わせたドラマが展開されている。
これはこれで面白いが、マンネリが進みだした頃には、トリガーも
どんな悩みを持つのか、というドラマに変化しいくところが面白く感じた。
非現実的ではあるので長編は望めず、5巻程度で楽しめる作品である。

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[投稿:2024-06-15 10:07:05] [修正:2024-06-15 10:07:05] [このレビューのURL]

心温まるほのぼのした短編集です。
1年後に「Theかぼちゃワイン」で漫画賞を受賞するくらい
大成功をおさめますが、その原型がこの作品にあります。
三浦みつる氏は手塚プロダクションのアシスタントを経験されていたようです。
描画はもちろん、ストーリーも手塚治虫氏の影響が大きく、共通点を感じます。

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[投稿:2024-03-17 17:12:17] [修正:2024-03-17 17:12:17] [このレビューのURL]

6点 銀魂

作品の魅力を一言で言えば、高等な漫才的な会話とアクションの応酬。
ボケた行動に対して、高度な突っ込みが返される。
単発で終わらず、サーブ、リターン、リターン、スマッシュ。
決定的なのは、サプライズを伴った突っ込みに特徴がある。
笑いのツボを心得ている。
売れない芸人は、この本で笑いを研究すべきである。
まさに、お笑い芸人のバイブル、教科書になり得る。

しかし、私の評価は低い。
上記の笑いは、何でもない日常の日々で生かされるのであって、
バトルの日々や戦いの中では笑えない。
真剣なバトルとお笑いは、共存できない。
多くのファンが10巻を越えた辺りで、つまらない作品と見切りをつけていく。
編集者も気付いているのに、無駄に77巻続けさせたのは、読者に対する
誠意ある姿勢と思えない。
これは、ジャンプ誌の他の作品でも指摘されることであるので、編集部は
とっくに気づいているはずだが、完結させない理由は他にあるのだろう。
読者カードの支持率が全てと信じられているが、実は別のしがらみ、
判断が介入しているのは明らかだ。

かくして、第二の手塚治虫、石ノ森章太郎や赤塚不二夫の誕生を阻害し、
人生でヒット作品がただの一作で終わり、一生その印税で暮らすことを
許容してしまう漫画家が生まれる。
才能が30代までに枯渇してしまう前に、適度な休憩を与えながら
中長期な視点で育成しようという出版社が皆無なのは、実に残念である。

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[投稿:2024-03-02 10:33:40] [修正:2024-03-02 10:33:40] [このレビューのURL]

6点

グルメ漫画が世に多くあれど、テーマを一つに絞って集中的に
追求した作品は稀有ですね。
連載開始当時より、一層ウナギの漁獲量が減少していて、高嶺
の花になった高級食材ですので、富裕層の食べ物ですものね。
出てくる知識は、いまや大衆に知れ渡ってる感じもしますが、
毎号ウナギを食べ続ける主人公が羨ましくなります。
主人公がもう少し庶民的ならこの作品の好感度も上がっただろうにね。
とにかく作者のウナギ愛を感じる作品です。

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[投稿:2024-01-28 14:24:29] [修正:2024-01-28 14:24:29] [このレビューのURL]

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