「朔太」さんのページ

総レビュー数: 742レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

ギャグとしては下ネタのオンパレードで、品格のカケラもない。
アザゼルの最低最悪な性格もあって、結構不愉快になる場面もある。
悪魔だから仕方ないとはいえ、仕事はできないのは勿論、不出来を必ず他人のせいだ
と言い張り、その割に自尊心は高く、いずれは魔界の王になるはずと主張する。
挙句は、「俺をなめていると・・おさな馴染みの彼女が黙ってへんど。」

下品でどうしようもないが、しかし・・・普通に可愛い佐隈や悪魔以上の
悪魔のような芥辺とのからみは、ボケとツッコミが完成されていて、笑える。
ツッコミの際には半端ない制裁(首が飛んだり、クラッシュしたり)で、
これも毎度お約束のパターンで笑える。

読めば読むほど引き込まれていくのも悪魔の呪いのせいか。
子どもには読ませられない文字通り悪魔の書。10巻まで。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-04-17 18:02:08] [修正:2016-04-17 18:02:08] [このレビューのURL]

特段の盛り上がりもない割に、ヒカルに共鳴してしまい、ヒカリの成長を気持ちよく
見守りたくなるお話です。碁漫画というけれど、戦いの展開や一部始終を見せたことは一度も
なく、本当の囲碁ファンにはまったくもって物足りないです。
しかし、サイというファンタジックな存在とリアルなヒカルの成長が風変わりなハーモニなんですね。
一つの社会的なブームを起こした漫画ですが、本当のところ何が世間に受け入れられたか
正しい分析は誰一人してくれなかった全く不思議な作品でした。
今後も的確なレビューを後世に期待する作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-25 21:39:37] [修正:2016-02-25 21:39:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

思念波が外部に漏れてしまい、他人に心の中が覗かれてしまう特殊能力者サトラレ。
しかし、同時に天才能力も合わせ持ち、人類への貢献度が高い。
彼らに関わる人達が、不思議に優しく、理解が深いのが救い。
人類は本当にこんなに優しいのだろうか、もっと残酷で見苦しくないか?、
と疑念を持つが、サトラレ種も純粋に設定されているので、
見守る人達をも感化されるのかとも。
いずれにしても、サトラレという特殊な設定を前提に、心のナイーブさを
良く解釈した作品。なかなかの良作です。

追記:その後、改めて全編を通読しました。その上での感想です。
一言でいえば、人間賛歌です。
サトラレであることを知ったために、孤島に一人住む白木。彼の島に漂流する少女との出会い。
サトラレとの結婚とサトラレの子を産む決意の人、小松。
サトラレである娘の将来を案じる武道家の父の無骨な生き方、育て方。
娘、片桐りんの爽快な生き方。

有り得ない架空の設定の下で、人間たるものはきっと当たり前に考え、悩み、行動するだろう
ことを先回りして予見し、美しく描いた作品です。大好きな作品の一つになりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-21 22:50:40] [修正:2015-07-21 22:42:54] [このレビューのURL]

「男組」以来お付き合いしていますが、変わらぬテイストは立派です。
でも池上遼一の表現する男像にそろそろ限界があるのか、飽きてきたのか面白くなくなってきた。
暴力が基盤にあって、背骨に一本筋が通った男気と頭脳明晰な男。
そりゃなってみたいw。

本編は特に暴力の部分が色取りが濃くて、正義のあり場所が定まっておらず、
共感も小さくて失敗したのかもしれない。

全17巻読破。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-02-13 22:41:05] [修正:2015-02-13 22:41:51] [このレビューのURL]

21巻読破した上で、キャラ解説しますっ。

小松奈々(ハチ)> 頭の中が恋愛だけ。彼女の存在がストリーの中では、何もできない、
何も生まないのだけれど仲間皆に愛される設定。女として理想の存在?
しかし、実在したらただの公衆便所扱いだろう。

ナナ>表面上、オトコ。根っこはやはり女。最後は面倒臭い女扱いされてる。

ヤス>女が想像上作り出す究極の自分にとって便利な男。こんな男はこの世に存在しない。

レン>この漫画の中で唯一理解できる普通の男。音楽以外に何もできないが・・。

レイラ>歌姫。天才歌手がいれば、彼女の周りに芸能界が生まれる。

残りのキャラ>話を繋ぐための存在。特段の存在価値はない。

以上

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-07-06 06:00:30] [修正:2013-07-06 06:00:30] [このレビューのURL]

9点 アカギ

”天”で壮絶な人生観を語った赤木しげるのスピンアウト作品。

圧倒的な強運、豪腕、支配力の権化である鷲巣 VS 悪魔的知略天才アカギの麻雀勝負。

本編の面白さを麻雀の心理戦と捕らえる一面もありますが、むしろ神の領域にある

モンスター鷲巣を絡め獲る知略戦にあるでしょう。

二人の周囲にいる脇役達も一流の勝負師だけれど、彼らに真っ当な戦略を語らせた

上で、さらにその上を行く知略を重ねて読者の驚きを誘うわけです。

また、重要なのは、赤木しげるを通して語らせる死生観、ぎりぎりのところで命を

やり取りする精神の高揚こそ生きがい、

こんな狂気が究極の潔さとしてオーラを放つアカギの魅力です。

勝負の行方もさることながら人間アカギをいつまでも見ていたい。

175話まで所持。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-07-28 11:21:21] [修正:2012-07-28 11:21:21] [このレビューのURL]

矢島正雄氏+弘兼憲史氏の油が乗り切った渾身の集大成作品。

青春時代に本編に巡り合えた幸福を感じます。

毎回、読み切りのオムニバス形式なので、原作者矢島正雄氏の貢献大なるも

以降の同氏作品にも色濃く影響が残っていますので、

原作者と漫画家の分担というより、文字通り共同作業がうまく共鳴したと

感じさせます。裏方さん達のご苦労も偲ばれます。

中にはハズレもありますが、珠玉の作品群が一級品の名作の輝きを

放ちます。

私にとって、日本が世界に誇る最高級の漫画と言わざるを得ません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-14 10:15:03] [修正:2010-11-14 10:18:43] [このレビューのURL]

現実のサラリーマン生活って、こんなに策略だらけでもないし、

リスクを背負った選択肢しか残らない訳でもないけれど、

でもこれだけの覚悟でかつ組織と個人をバランスした判断は

常に必要としているよね、って

所詮漫画の部分と妙なリアリティで納得する両面性がすごい。

でも、こんな格好良いサラリーマンは現実にはいない。

したがって、オンナにもこんなにもてない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-11 20:30:01] [修正:2010-09-11 20:30:01] [このレビューのURL]

ヒマツミノルの描くスポーツマン主人公は、原則”長嶋茂雄”風天才肌+典型B型人間だあ。ヨリもこの原型から脱皮していないが、私は個人的にはスーパースターが好きなので、飽きません。
女版レジーを主人公に、周囲を飾る個性的な仲間やライバル達とのコミカルな交流が本編の最大の魅力。
私は好きです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-09 18:08:15] [修正:2010-01-09 18:08:15] [このレビューのURL]

画が上手くない分、低年齢層向け漫画になってしまっています。
ストーリー展開に見るべきものはあるのですが、
画の稚拙さが読む気を邪魔しますね。
長期連載された作品ですが、他の名作野球漫画には見劣りします。
私も最近までこの作品の存在を知りませんでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-04-30 01:35:05] [修正:2024-04-30 01:35:05] [このレビューのURL]

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