「朔太」さんのページ

総レビュー数: 821レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

5点 蛮王

金融業界を背景にした復讐劇です。
復讐を果たすために、金融、不動産の裏取引を利用した駆け引きが見ものです。
ただし、丹念に筋を追わないと、構図が見失われますので注意が必要です。
土山しげる氏の極道モノからグルメモノへ移行を試行していた頃の作品です。
因みに「○○キング」というタイトル名が、好んで使われますが、シリーズではなくそれぞれ別物です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-09-10 05:15:43] [修正:2023-09-10 05:17:34] [このレビューのURL]

絵も上手いし、設定も興味がそそられます。
ですが、展開が昭和のお茶の間テレビドラマのようで、
対象読者ターゲットの居所が不明です。
このお話をどの世代が支持してくれるのでしょうか。

小説にも映画にも絶対なりえない展開の無難さは、
漫画としては落第と言えます。
特に、最終話に向けた結末に少しは期待したのですが、
尻すぼみで最後まで盛り上がりません。

絵が上手いだけに残念な作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-08-20 15:44:36] [修正:2023-08-20 15:44:36] [このレビューのURL]

無法者の無法の街なんだから、無法都市なんじゃないの、
というクレームを逆手にとったようなタイトルのネーミングでしたね。
B級映画のようなB級漫画という言葉がぴったりの作品でした。

全てが予定調和の展開ですが、盤流市の頂点に立つ
盤流源一郎の個性が立っていて、彼の魅力で濃厚な味付けができました。
でも、読み返す気には絶対ならない、と自信をもって言えるB級漫画でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-07-25 05:43:45] [修正:2023-07-25 05:43:45] [このレビューのURL]

表題から連想するストーリーは、本宮ひろ志ばりの
極道が組織でのし上っていく展開でした。
しかし、小競り合いから中々脱出できず、新宿界隈の
小さな話になってしまいました。
極道で出世するというのは、やはり大変なようです。

相変わらず、女性は美しく絵も綺麗な土山しげるさんの
いつもの独壇場でしたね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-06-18 18:03:51] [修正:2023-06-18 18:03:51] [このレビューのURL]

人間になりたい妖怪の兄弟のお話でした。
善行を積めば人間になるための条件が積み上がります。
絵柄も可愛くて、誰にでも読んでもらえると思います。
コメディーあり人情あり、私的には読みやすくて内容も良かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-05-23 17:02:07] [修正:2023-05-23 17:02:07] [このレビューのURL]

競馬における少年ジョッキーの奮闘記です。
少年誌において競馬をテーマにした例は、「マキバオー」
以外には知りません。
主人公の正義感は少年誌らしい真っすぐなものがありますが、
それ以外の設定は青年誌でも読めるぐらいのオタクぶりです。
作家さんは相当競馬を勉強したか、オタクですね。
まず、一般的な競馬ではなく、障害競走を扱います。

障害クラスの世界一はグランドナショナルと言うらしく、
なんと48頭で走ります。
こんな競争は誰も知らないですよね。
最初はこんなマイナーな世界を親子で目指すという設定で、
ちょっとついていけねえって感じが満載になりました。
その内、定常運転というか、競馬学校編やありがちな
100%悪役が登場とかで少年誌らしくなってきました。
最終巻に向けて愛馬に巡り合い、盛り上がっていきますが、
突然の最終話って感じです。
何か編集方針を巡って紆余曲折を感じる展開でしたね。

5巻とちょうど良い長さでした。
因みに副題「ふたりの大障害」のふたりとは、当初は親子の
ことだったのでしょうが、途中では馬と主人公になっていましたね。

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[投稿:2023-04-20 09:25:47] [修正:2023-04-20 09:25:47] [このレビューのURL]

人間以外のDNAを持った人間が劣った人種として現れる。
時間の経過とともに、症状が進行すれば法律により、
人外種として扱われ、人権を失う。
その境界で人々が苦悩するお話です。

遺伝子研究が進んだ現代だからこそ生まれる新しい分野の
哲学って感じです。
タブーなのかもしれないけれど、誤解を恐れずに言えば、
現代社会における障がい者に置き換えて、人間社会を
俯瞰する手引書なのかもしれません。

作者は、お医者さんだそうです。
医学知識のベースがあるので、リアルな近未来の想像ができたのでしょうか。

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[投稿:2023-03-17 08:29:45] [修正:2023-03-17 08:29:45] [このレビューのURL]

ボルダリング競技を題材にしたスポーツ漫画は初登場ではないでしょうか。

とはいえ、ボルダリングの面白さよりも、主人公の少女と父親との
確執が中心に据えられており、何とも少女漫画ぽくなっています。
画は綺麗で大変見やすく、一気に17話を読むことができました。
適度な長さで連載を終わらせてくれたのは、具合が良かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-09 09:58:49] [修正:2023-01-09 09:58:49] [このレビューのURL]

1万2千年前の古代日本を舞台にした和製ファンタジーです。
現在の感覚で言えば、ファンタジィの完成度は低く、
男女の愛憎が中心にあり過ぎて、中途半端な印象です。
これが1980年代の作品ということですので、リスペクトは致しますが。

敢えて言いますが、女性作家も男女関係を外して、
ファンタジィを語れないものですかね。
そこに辿り着く女性作家が現れてはじめて、漫画界も
男女格差云々がなくなるように思います。

このサイトでの評価は最高レベルですが、私には合いませんでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-12-24 12:53:25] [修正:2022-12-24 12:53:25] [このレビューのURL]

テレビ放映もされるほど、人気を博しているようです。
女性作家特有の「イケメンぞろいが集まって、癒し系の
和風喫茶を始めたら、絶対私たち行きつけるわよね。」
という期待の声に応えました、って感じがありありです。
まあ、本当にあれば大評判でしょうね。
まあ、イケメンたちがこんなに協力的とは思えません
ので実現は難しそうです。

作品的には可もなく不可もなくで、女性誌に連載した
方が良さそうな気がしましたね。6巻で撤退します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-12-14 15:02:33] [修正:2022-12-14 15:02:33] [このレビューのURL]

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