「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

5点 ひかりのまち
生きることが、簡単ではない、生き苦しさを登場人物
全員が感じています。
例えば、犬だったら、生きることに飽きることや
絶望なんてありません。
生きるために、その日の食い物をひたすら追いかけ、
ねぐらを確保するだけです。
満たされなければ、ひたすら耐えるしかないです。
その先に、絶望なんかないです。
ただ、ひたすら生き延びるために、動くだけです。
人間だけが、閉塞感を感じたり、行き詰ったり、
絶望したりと忙しいことです。
面倒くさい生き物、人間について深く考察するのが、
浅野いにお氏です。
本作品は浅野いにおワールド全開といったところです。
哲学的な雰囲気も感じますが、しょせん人間なんてと
笑いとばして、なんとか一つの救いを感じさせて頂いて、
話を閉めてもらいたいところです。
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[投稿:2021-06-09 08:45:52] [修正:2021-06-09 08:45:52] [このレビューのURL]
5点 骨の音
岩明氏のちばてつや賞入選作品がデビューの
きっかけになったのですね。
絵柄は平凡で、昔の同人誌にありがちな描画力です。
お世辞にも、決して上手な部類の作家さんではないですね。
しかし、何を主張するわけでもなく、人間の日常の
不思議な感情を表現するのが最高にうまいです。
むしろ、小説家を目指してもあるレベルで成功されたかもです。
そんな文芸的な短編集でした。
初期の岩明氏の作風は、現在に確実につながっており、
寄生獣やヒストリエが生まれたわけですね。
岩明ファンは一読が必須でしょう。
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[投稿:2021-05-04 08:21:58] [修正:2021-05-04 08:21:58] [このレビューのURL]
綿流し編に対応した解答編です。
ただし、推理小説のような事件全容の解明にあたる
わけではないので、相当なモヤモヤが残ります。
綿流し編は、圭一の立場で話の展開が進められ
ましたが、ここでは、悟史と魅音・詩音姉妹との
関係性がキーになって、詩音の立場で展開が進めら
れており、綿流し編でのそれぞれの場面に対する
それぞれの思いが説明されています。
比較的すっきり感があります。
ひぐらし全般にわたって抱えるモヤモヤ感が残り
ますが、一応の納得性のあるひとつのエピソードが
完結した感があってよろしいです。
ヒグラシはある意味、ここで終わっても良かったのかもと、思いました。
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[投稿:2021-04-21 10:12:07] [修正:2021-04-21 10:12:07] [このレビューのURL]
5点 なんと孫六
間抜けだが強くて弱きを助けるステレオタイプの
ヒーロー像を拒否し、むしろ間抜けで短期で
ダーティーな強さを誇示する孫六です。
とにかく、善悪を超えて常軌を逸した喧嘩っぷりや
行動が魅力です。
いわゆるハチャメチャです。
従来の主人公は、乱暴ものなりに正義のポリシーが
あるとか、友情を最上位において行動するとか、
共感を呼ぶのが普通です。
さだやす圭が描く主人公に共通しているのは、
善悪の判断や情にほだされる前に、優先するのは
自身の目の前の欲求に正直になることなんですね。
そのために長期的な展望が描きにくい話が多いです。
それでも長期連載でなんと81巻完結だそうです。
連載開始時には、学園内の権力闘争から地域
、全国の覇権争いに発展した本宮ひろ志のような
“男一匹ガキ大将”か、あるいは投球をさせれば
超一流の甲子園を目指す高校野球ものなのか、
どちらへも可能性があったはずです。
最後まで読むに至りませんので不明ですが、
おそらくその都度の展開が安定しないものとなり、
第三の道が示されるのではないでしょうか。
他のさだやす圭さんの作品が皆そうであったように。
時間をかけて読んでみましょうか。
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[投稿:2021-03-01 17:05:47] [修正:2021-03-01 17:05:47] [このレビューのURL]
5点 うらたろう
1巻あたりまでの印象と全巻読んだ後の印象が大きく
変わっていきます。
というのも、最初のうらたろうは不老不死で
「死の到来」を望んでいる、いわば不死身の主人公です
から、絶対のパワーがあったうえでの旅を始めるわけです。
その旅での騒動を中心に物語が展開されると思いきや、
所々で話の展開がくるくると回転し始めます。
あげくには、5巻では第二幕に突入という予想外の展開に入ります。
話の展開は期待以上に変化があって、面白さはあった
と評価いたします。
しかし、キャラの立て方や描画の質などトータルで
青年誌掲載のレベルにはなく、大人の鑑賞に堪えない作品でした。
少年誌での掲載を選択しなかった編集部の責任は
残ったのではないかと思われます。
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[投稿:2021-01-28 08:08:10] [修正:2021-01-28 08:08:10] [このレビューのURL]
前作3篇とは様相が違ったテイストです。
おどろおどろしさは、相対的に減ってはいますが、
未来の予言が最大の謎として、提示されます。
7年後、さらには、将来まで最後には展開されており、
いよいよ佳境に入った感じが強くなりますが、
果たしてどうでしょうか?
解決編までたどり着きたい思いと、
もう腹いっぱいの感じと、せめぎ合います。
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[投稿:2021-01-22 05:59:37] [修正:2021-01-22 05:59:37] [このレビューのURL]
5点 花の慶次−雲のかなたに−
戦国時代を背景に傾奇者(かぶきもの)あるいは、
いくさびとのポリシーを世に紹介し、
男気に結び付けて美化した作品である。
男はかくありたいと、少年たちに啓蒙した功績は大きい。
化け物のような怪力と巨体があれば、
怖いものなどあるわけがなく、男気の自信の源が
肉体的に圧倒的な格差であることが見て取れるだけに、
手が届かない希望を見せられている気もする。
中には、力を得るためには、体を鍛え格闘力を
身に着けようと決心した少年も多かったことだろう。
少年誌だから許されるのだが、エンターテインメント
としては心から楽しめないシーンがたくさんあったこと、
強者の論理が鼻についたことが残念ではある。
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[投稿:2020-11-20 06:12:21] [修正:2020-11-20 06:12:21] [このレビューのURL]
5点 今日から俺は!!
映画化公開されたそうで、5巻まで読んでみました。
すみませんが、BE-BOP-HIGHSCHOOLを完読した身としては、
言いにくいのですが、二番煎じとしか言えません。
ヤンキー(ヤンキーというのは死語なのでしょうか)に
起こる事件といえば、喧嘩ぐらいしかないですから、
どうしてもバリエーションは枯渇すると思いますが、
どうもカブってしまって、同じに見えました。
時代が違うのですから許容範囲でしょうが。
喧嘩の実力はあまりなくとも、卑怯さで勝負に勝つ
三橋のキャラは、ギャグそのもので楽しめました。
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[投稿:2020-08-28 10:02:10] [修正:2020-08-28 10:02:10] [このレビューのURL]
5点 ぎゅわんぶらあ自己中心派
今でも職業雀士という存在は健在なのでしょうか?
戦後以降、混乱期には必ず現れる勝負師、博打打は
かって全盛を誇っていた時代がありました。
小説家や芸能人の中にもセミプロと称してその活躍
ぶりを誇示する時代もありました。
刹那的な生き方を標榜する彼らの姿勢は、
一面格好よく、ハードボイルドなのでした。
その男前な部分を失わず、一方でそれをギャグにして
笑い飛ばすのが、本作品ですね。
絵も可愛らしく、特に女性は受け入れやすい画風です。
平成どころか令和には絶滅系の作風でしょうか。
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[投稿:2020-08-18 16:35:55] [修正:2020-08-18 16:35:55] [このレビューのURL]
5点 烈火の炎
土曜日のアニメ放送から入り込んだ記憶があって、とてもきれいな絵面だった印象でした。
普通の高校生が自身の力に目覚め、その後は運命に翻弄されつつ、格闘の世界に入っていく。
毎週どんどん世界が拡がるので、楽しみに見ていました。
放送版では戦いが継続しつつ終わるので気にしつつ、それがサンデーで連載中と
いうのを後で知りました。
勢い込んで読んでみますと、なぜだろう、アニメ版程迫力を感じなかったのは残念でした。
そんな経緯の中で、サンデー掲載中の烈火は読みづらく、能力とともに性格も
豹変するキャラが多く、戸惑いがちでしたね。
少年漫画として少年期に初めて出会った人にはインパクトのある記憶に残る作品かも
しれませんが、その場合を除けば、良く言えば王道漫画、悪く言えば使い古し少年漫画
という評価になりますね。
<追 記>
改めて全巻を通して最後まで読んでみました。
1回目とは違う印象で驚きました。
一気に読んでみると、同じパターンが繰り返し出てくることに気づき、「これはあかんわ」という気持ちになります。
具体的に言えば、
・友情ごっこのバカ騒ぎ。
しかも、どつき漫才というか、相手からこき下ろされてはどつき。
ちっとも笑えません。
・そのくせ、友情に関しては絶対の絆を守ります。
柳に至っては、一言でも言葉を交わせば、その瞬間、友達であって、
友達に対して絶対の奉仕を誓います。
あり得ません。命まで捧げるのですから。
その度に、臭い友情への信頼の言葉が発散される気持ち悪さ・・。
・登場人物のほとんどが、人間関係にトラウマを有しており、
友達に裏切られただの、母親が殺されただの恨みや悲しみが、
戦う動機になったり強くなった動機になっています。
敵役の麗や裏麗ですら、ほとんど同じです。
・登場人物全員がさらさらヘアなんで、見分けがつきません。
身に着けているアクセサリや顔の傷で見分けますが、
戦いの最中ではだれか判別できません。
葵や雷覇に至っては、男女区別もできません。
おかまではないのに。
・命を失ったはずの人物が復活するのはダメでしょう。
これやるとエンドレスになりますから。
極めつきは、最後に生き返る彼女です。
これやっちゃダメでしょう。
とはいえ、様々な魔道具や八竜の設定など魅力は満載です。
総合的には、前回は6点にしてましたが、1点減点とします。
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[投稿:2016-05-04 18:05:31] [修正:2020-07-12 06:29:08] [このレビューのURL]
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